ポーカーのバイインとは、テーブルに持ち込む額のことを言います。
ゲームが現金ではない場合は、ゲームに参加するために支払う金額のことです。
トーナメントではバイイン額を支払ってゲームに参加します。
では、バイイン額が多い少ないということによる違いはあるのでしょうか。
テーブルによるバイインの持ち込みはたいてい決められていますが、その上限以下の持ち込みも可能です。

ポーカー用語のバイインとは|スタックによるプレイの違い
ポーカーではバイインの金額が高額のゲームになればなるほど、ディープなものになってきます。
例えば、ラスベガスの$5-10のゲームのバイイン額はたいてい3000ドルか、無制限です。
バイイン額は手持ちのスタックに関係してきます。
途中でスタックを補充しなければ、スタックが浅い、という状態になります。
(再度チップを購入することも再度バイインするといいます。)
では、スタックが浅い、スタッフが深いことによるプレイの違いはあるのでしょうか。
スタックが浅い場合
「エド・ミラーのポーカースクール」では、スタックが浅いことによる「負担はない」といいます。
特に初心者の場合で、$5-10に初めて挑むような場合には、ショートスタックを推奨しているのです。
本から抜粋します。
ショートスタックでバイインするのには、いくつかの利点がある。
一つ目は、あなたの潜在的な負け額を制限でき、一度のミスから甚大な被害を被るのを防ぐことができる。
二つ目は、みんなが平均的な深いスタックでプレイを調整する中、あなただけがショートスタックで戦略を練ることです。
抜粋します。
あなたがテーブル上で、最もショートスタックなプレイヤーである場合、あなたは常に、どのようなスタックサイズに対してプレイをしているか明確に知りながらプレイができる。
つまり、あなたはオールインがしやすいし、弱いハンドと予想される相手を攻撃できるのです。
まとめます。
- 負け額を制限できる
- 自分のスタックサイズでプレイをコントロールできる
次にスタックが深い場合を見てみましょう。

ディープスタックの場合
スタックがディープな場合の傾向を抜粋します。
みんなが5000ドルスタックでプレイしている場合、彼らはそのスタックサイズに基づいて自身の戦略を調整する。彼らはよりルースにプレイして、マージナルハンドでも諦めずにプレイし続けようともするだろう。
しかし、上手いプレイヤーの場合はこうなります。
精巧なブラフを使って弱いハンドも上手く隠せるアグレッシブプレイヤーと戦おうとする場合、スタックサイズが全てのハンドに影響を与えるようになる。
スタックが深い利点は、上手いプレイヤーになればなるほど戦略が多く取れるという利点になります。
スタックの違いは特に違うゲームというわけではありませんが、特徴が違ってくるのです。
では、ディープスタックの特徴をさらに本から見てみましょう。
ポーカーのバイイン額の違いで気をつけたいこと
「エド・ミラーのポーカースクール」では、バイインが浅い場合、深い場合は特に優劣はないといいます。
けれど、その優位性が同じになるには、それぞれにある条件が必要だとまとめていました。
浅いバイイン額だった人が高バイイン額になるときの注意。
大きいスタックを持って快適にプレイすることができなかったり、2~3スタックを失っても平気でいられないならば、ディープスタックでプレイしてはならない。このレベルで楽にプレイしているプレイヤーたちは、あなたがまだ、スタック全部を賭けたプレイをする覚悟ができていないのではないかと疑い、あなたのことを試してくるだろう。

浅いスタックでプレイしている場合にはミスのように見えるプレイの多くが、ディープスタックにおいては、ミスではなかったり、あるいは些細なミスでしかなかったりする。
