ポーカーのバンクロール管理とギャンブル依存症との関係

ポーカーで必須な考え方の一つに、バンクロール管理があります。

バンクロールとは、ポーカーをするために用意した資金のこと。

それを管理するということは、それ以上は使わないようにすると決めることです。

バンクロール管理は「エド・ミラーのポーカースクール」にも一番に書かれています。

keu
バンクロールとキャンブル依存の関係をそれぞれ見ていこう

ポーカーでバンクロール管理が必要な理由

ポーカー本で推奨されることの多い「エド・ミラーのポーカースクール」では、感情について一章書かれています。

「感情を麻痺させる」

このことが重要だと言うのです。

私が今日勝とうが負けようが、それは私が上手くプレイできたかどうかということには関係ない

ポーカーは分散が大きくなります。

ポーカーで勝ちだしたとしても、それは長期的にみなければプレイが上達したのかどうかがわからないのです。

さらに、長期的というのもどのくらいの期間を言えるのかもわかりません。

人によっては何か月も続くことがあるからです。

エド・ミラーは専業でポーカーをプレイしていたときに、16日間連続で負けることがあったといいます。

そんなときの対処法が、感情を麻痺させること術を見つけ出すこと。

自分自身を無感覚にできないと、自信のゲームのことを明晰に、そして戦略的に考えることが難しくなってしまう。

ポーカーをやり込んでいく上で重要になる考え方として、ポーカーの資金がなくなったとしてもそれ以上に使わない。

確率的な分散を受け入れる。

もしポーカーで感情的になってしまった場合の2つの落とし穴はこちら。

ポーカーで勝ちが続いている時の落とし穴

エド・ミラーが紹介する調子がいいときに出てしまう悪いプレイはこちら。

・利益が出ないポットに参加してしまう。

・強いプレイヤーを攻撃してしまう。

・ダメなブラフを試そうとしてしまう。

・お気に入りのプレイをもってしまう。

・勝った利益を無駄遣いしてしまう。

ポーカーで調子が悪い時の落とし穴

エド・ミラーが紹介する負けが続くときの落とし穴はこちら。

・アグレッシブさを失ってしまう。

・望みの薄いコールをしてしまう。

・頻繁にオールインプレイをしようとしてしまう。

・相手にただでショーダウンを与えすぎる

・セッションを短く終えることが出来なくなってしまう

keu
たまたまそこでは上手くいったとしても、長い目で見たときにはマイナスになるプレイだね

マイナスプレイにならないようにするために、感情を麻痺させるバンクロール管理は必須になります。

ポーカーはどんなに良いプレーをしようと、負けはつきもの。

バンクロール管理で、プレイによる一喜一憂をコントロールしていきます。

感情がプレイを操作しない技術の一要因がバンクロール管理です。

ポーカーのギャンブル性と、ギャンブル依存症との関係

バンクロール管理ができなくなったときに出てくる怖い症状はギャンブル依存症です。

日本でもカジノが検討されている今日、この対策をどうすればいいのかというのが話し合われています。

では、何をギャンブル依存症というのか、その診断基準をみてみましょう。

アメリカ精神医学会の診断基準(DSM-5)9項目。

  1. 興奮を得るために掛け金を増額したギャンブルが必要になる。
  2. ギャンブルを中断したり、やめたりすると落ち着かなくなったり、イライラする。
  3. ギャンブルを控えよう、減らそう、やめようと努力を繰り返したが成功していない。
  4. ギャンブルにとらわれており、過去のギャンブルをイキイキと思い浮かべたり、次のギャンブルの計画を考えたり、ギャンブルの資金調達方法を考えるなど、いつもギャンブルのことを考えている。
  5. 無気力や罪悪感、不安にとらわれたり、抑うつ状態のときなどにギャンブルをすることがよくある。
  6. ギャンブルでの負けを別の日に取り返そうとすることがよくある。
  7. ギャンブルへの熱中ぶりを隠そうとウソをつく。
  8. ギャンブルのために重要な人間関係、仕事、教育または職業上のチャンスを危険にさらしたり、失ったりしたことがある。
  9. ギャンブルが原因で陥ってしまった絶望的な経済状況を救済する金を出してほしいと他人に頼る。

これらの9項目のうち、過去一年で4~5個該当する人は「軽度のギャンブル障害」。

6~7個該当する人は「中度のギャンブル障害」。

8項目以上は「重度のギャンブル障害」。

ギャンブル依存によりすでに本人に不利益をもたらしているのに、ギャンブルへの強い欲求をコントロールできずに続けてしまうことがギャンブル障害です。

依存になっている時点で、感情を麻痺させるというポーカースキルが習得できていないことになります。

そして、依存というのは気が付かないうちにその症状になってしまっていることも多々。

その対策として、知識としてギャンブル依存、気分による悪いプレイを知る。

バンクロール管理をする。

この二つがかかせません。

ポーカーのバンクロール管理とギャンブル依存症との関係

ポーカーの技術面を鍛えようとすると、バンクロール管理が必須になります。

それは、ポーカーがギャンブルの側面を持つからです。

いくらポーカーが上達したとして、上手いプレイをしたとしても負けてしまうことはよくあります。

ポーカーは確率のゲームでもあり、分散が大きいからです。

そのためには、バンクロール管理をする。

さらに、自分を客観的に見れるようにギャンブル依存の知識と、調子によるミスプレイを把握しておきましょう。

keu
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