ポーカーではプレイヤーのタイプをプロファイリングすると勝率があがります。
ニット⇨とっても堅い
タイト⇨堅い
ルース⇨ゆるい
このようなプロファイリングをしておくと、例えば相手がプリフロップでレイズしてきたときに、自分が受けられるかどうかの判断が付きます。
推測をしていく上で大事になってくるのがベイズ推定。
ポーカーにおいて役立てるベイズ推定は、仮説を立ててそれが正しいのかどうか確率を推定すること。
ポーカーにおいて役立つベイズ推定を見て行きましょう。
ポーカー(テキサスホールデム)でベイズ推定を役立てる
タイプ分けをしておくと、まずは相手がプリフロップでレイズした場合のハンドが分かるのです。
ニット⇨AA KK AK QQ
タイト⇨AA KK AK QQ JJ TT AQ
ルース⇨AA KK QQ JJ TT AK AQ 時にブラフが入る
>>ポーカーにおけるプレイヤータイプとは
大まかでもプリフロップで相手のハンドが推測できるのは戦略に役立ちます。
ちなみに、GTOではA5sもプリフロップレイズのブラフとして候補に入っているので、GTOに基づいているプレイヤーに対してはA5sも考慮に入れておくとよいかもしれません。
ベイズ推定と検索すると、数学的用語がでてきて理解が難しいと感じるので、ここでは具体例の物語からベイズ推定を述べていきます。
ベイズ推定の具体例
ある病が流行っています。
その病をXとします。
Xにかかるとあなたの体は青く染まってしまいます。
100人に1人がX菌保有者ということがわかっています。
ある会社がX菌保有者を95%の確率で当てる検査薬を開発しました。
つまり、ウイルスに感染していない人は95%の確率で陰性を示しますが、5%で間違って陽性反応がでます。
あなたは検査を受けました。
すると、結果は陽性!


仮に100人を選んでランダムに検査を受けるとします。
その内100人に1人の割合でX菌保有者がいると推測されます。
けれど、検査薬は菌を保有していなくても間違えて5人は菌保有者だと出します。
すると、100人受けるごとに約6人が陽性反応を出すのです。

6人の中で菌を保有しているのは1人ということを計算します。
100÷6で約17%。
なので、あなたが陽性反応だった場合に約17%で菌保有者なのです。
では、このベイズ推定をポーカーに当てはめてみましょう。
ベイズ推定をポーカーに当てはめる
あなたはプレイヤーを3タイプに分けようとしました。
超ニット、タイト、ルースのどれかにです。
あなたはあるプレイヤーがプリフロップでレイズしているのを見ました。

- 超ニット:18.5パーセント
- タイト:74パーセント
- ルース:7.5パーセント



人間というのはミスを犯しやすい生き物で、中でも誰でも一番犯しやすいささいなミスは、自分の仮説に合った物事ばかりを観察してしまいがちだということである。

ポーカー(テキサスホールデム)のベイズ推定|まとめ
ポーカーのベイズ推定は相手プレイヤーをタイプ分けするのに役立ちます。
このプレイヤーのプリプロップレイズは受けていいのだろうか。
これはブラフなのか、それともバリューベットなのだろうか。
その問いに答える要素がベイズ推定によって客観的にわかってくるのです。
