テキサスホールデムでベットをするとき
テキサスホールデムでベットをするときは2パターン。
- 勝利したときに得られるポットをより大きくするため。
- 相手のハンドが持つEquity(エクイティ)を実現させないようにするため。
(参照 2017年ポーカー理論HP)
(エクイティ⇨各プレイヤーの現時点における仮想的なポットの取り分のこと。)
<エクイティ=ポットのチップ量 × 勝率>
例から見ていきます。
あなたが「AA」をひきました。
「AA」は他のハンドに対して1対1では勝率85%!
しかし、参加人数が増えていくごとに勝率は下がり、6人みんながフォールドしなかった場合の勝率は50%にまで下がってしまいます。

「AA」ハンドでベットするとき。
あなたはUTG(最初にプレイ)です。
(>>各順番(ポジション)の名称はこちら)
「AA」が配られました!


(GTOソフトはオープンレイズ17.6%かフォールド82.4%かの二択構成)
他の参加者を降りさせるためのベット

「AA」が取るレイズとは
UTGのレイズ2に対して、後のプレイヤーがレイズしてきました。
それぞれのレイズの倍率はこちら。
CO レイズ6,5
BTN レイズ7,5
SB レイズ10
BB レイズ12
ちなみに、BBのハンドレンジ表をみてみます。
赤でくくってあるハンドが何%かでレイズするハンドで、緑の部分が残りのコールするハンドです。
例えば、BBがレイズ12bbしました。
初めのベット額が200だとします。
UTGのレイズ2bbで400。
BBのレイズ12bbで2400。
BBがレイズ12bbしたとして、ここで次にUTGがとるアクションを見てみます。
まずはコールするハンドレンジ表。
下がレイズ22bbするハンドレンジ表。
UTGのレイズは22bbです。
レイズ22bbは4400!
相手のエクイティを実現させないのに加えて、その場のポットを膨らませます。
例えば、もしUTGが「AA」を持っていたとしたらコールではなく、レイズします。
次のフロップに進むよりは、ここでエクイティを上げておきたいからです。
勝利したときに得られるポットをより大きくするためと、相手のハンドが持つエクイティを実現させないようにするためという理由は相互に作用します。
次に、ポッドを膨らませるという考え方をナッツ(最強役)から考えてみましょう。
テキサスホールデムのナッツからのバリューベット!

テキサスホールデムでベットをするとき|まとめ
テキサスホールデムでベットをする理由は2つ。
- 勝利したときに得られるポットをより大きくするため。
- 相手のハンドが持つEquity(エクイティ)を実現させないようにするため。
具体例を理由にしてみていくと、この理由は相互に作用することがわかります。
プレイをしていると、ボードをみたいのに見させてくれないプレイをする。
そんなプレイヤーが現れますが、それは正しいプレイという事がレイズする倍率からもわかります。
GTO戦略の確率に近い形でプレイできていると上級者からは「上手な人」と見なされます。
なぜなら、上級者になるにつれて解析ソフトを使って勉強をするようになるからです。
