テキサスホールデムポーカーにはブラフがあります。
ブラフの意味は、虚勢やはったり。
ポーカーでは、弱いハンドなのに強く見せることをいいます。
ブラフの目的は相手をおろす(フォールドさせる)!

テキサスホールデムでブラフをする条件4つ
ブラフベットをする時
ヨコサワさんのユーチューブを参考にしてまとめました。
- 相手が弱いハンドを持っている可能性が高い(ショーダウンしても勝てない)
- 自分のハンドがショーダウンで絶対に勝てない時
- 自分が引いたら勝てそうなドローがあるとき(ストレート、フラッシュ)
- 相手から見て自分のハンドが強く見えるとき
まとめるときの参考にした動画はこちら。
例えば、500ベットして現在のポット額が500だとしたら2分の1。
2回に1回ブラフに成功すればいいとなります。
では、実際に具体例にそってみていきましょう。
テキサスホールデムでブラフをする具体例
まずは、相手が弱いハンドを持っている可能性と自分のハンドが相手から強く見えるという2つの視点から見ていきます。
強い、弱いというのはGTOウィザードソフトのレンジ表から割り出したものを参照。
ハンドが強い、弱いという意味
GTOウィザードソフトを参考にしていきます。
まずはベットからゲームに参加する目安のハンドをソフトから抜粋。

エムホールデムのランクマッチの状況を予想!
(6人参加、スタック100、NL500、General)
まずUTGがベットをするのはこの赤い枠のところ。
全体的に初めにベットするUTGのハンドは強い!
これに対してBBがコール(他はみんなフォールド)する場合を想定して見ましょう。
この緑色のところでBBはコールします。
BBはコールレンジが広いのですが、それはもともとビックグラインド額を支払っているから。
そのブラインド額の攻防戦ともいえます。
赤色の個所はレイズしてもいいハンド!
なので、緑色の個所がコールレンジだとしてみていきます。
まずはこのプリフロップの段階でBBがチェックしたとすると、
UTG>BB
強さ的にはこのような状況になります。
相手が自分よりも弱いハンドを持っている可能性が高い状態で、次のフロップの状態にうつります。

自分が強い時のブラフベットをする確率
UTG対BBの状況。
ベット額が200から始まったとすれば、UTGが2レイズに対してBBはコール状態。
POT450の状態です。(SB50を含む)
フロップの段階でボードに「A♠Q♥T♦」が落ちたとします。
このときのBBのレンジ表はこちら。
100%チェックという表が現れました。
(ドンクベットという考え方があるので基本チェックですが)
「A♠Q♥T♦」は先ほどの強さでみればUTGにとても有利なボード。
これはUTGがベットしたハンドのどのハンドを持っていても、さらにベットをするチャンスです!
・相手から見て自分のハンドが強く見えるとき。
・自分から見て相手が弱いハンドを持っている可能性が高いとき。
この例題の状況のときにはほぼ100%ベットになります。

ここでの選択はオーバーベット(5,6倍)、ラージベット(3,4倍)、ミドルベット(2,25倍)、スモールベット(1,5倍)の選択。
先ほどのブラフ成功率で計算してみましょう。
(200×5.6=1120)
1120/1120+450=0.7133…
ブラフ成功確率が72%以上だと見込めるならオーバーベットです。
GTO表をみると全体の0.7%の状態でオーバーベットしています。
(200×3.4=680)
680/680+450=0.6017…
ブラフ成功確率が61%以上だと見込めるならラージベットです。
GTO表をみると全体の14.4%の状態でラージベットしています。
(200×2.25=450)
450/450+450=0.5
ブラフ成功確率が50%以上だと見込めるならミドルベットです。
GTO表をみると全体の39.8%の状態でミドルベットしています。
(200×1.5=300)
300/300+450=0.4
ブラフ成功確率が40%以上だと見込めるならスモールベットです。
GTO表をみると全体の44.9%の状態でスモールベットしています。
自分のハンドがショーダウンで絶対に勝てない時と、自分が引いたら勝てそうなドローがあるとき(ストレート、フラッシュなど)です。
自分が引いたら勝てそうなドローがあるとき(ストレート、フラッシュなど)
まずはナッツ(最強役)になりそうなドローがあるとき。
具体例でフロップの時点でボードには「A♠Q♥T♦」が落ちました。
この状態だと、初めのレイズしたハンドの時点でストレートになりそうな状態がたくさんあります。
レイズ率99%の例題を選んでしまったのですが、「K」や「9」をひいたときにはストレートの可能性が高い!
「K」や「9」のときでも平均より大き目なベットで「ラージベット」や「ミドルベット」の確率が通常より増えていました。

自分のハンドがショーダウンで絶対に勝てない時
具体例でフロップの時点でボードには「A♠Q♥T♦」が落ちました。
自分のハンドが勝てそうにないときは、ほぼない状態。
なので、具体例を変えます。
ボードに「2♠4♥7♣」と落ちました。
BBにとって有利なハンド。
BBはこの時点でも99%チェック(ドンクベット対策)します。
(この期にもBBに有利なボードが続くようなら形勢逆転で、BBのレイズ確率が増えます)
ボードが低めなランクの時、変化するのはUTGのベット。
レイズ74,4%、チェック25,6%に変化しました!
ショーダウンで勝てないかも・・というボードになりましたが、それでもベットする率は高めです。
基本的には優位性をとっている方がCB(コンティニュエーションベット)を打つという考え方をするからです。
テキサスホールデムでブラフをする4つの条件-まとめ
まずは基本にしたい4つの条件
- 相手が弱いハンドを持っている可能性が高い(ショーダウンしても勝てない)
- 自分のハンドがショーダウンで絶対に勝てない時
- 自分が引いたら勝てそうなドローがあるとき(ストレート、フラッシュ)
- 相手から見て自分のハンドが強く見えるとき
この4つの条件にあったときにブラフをしていきましょう!
ブラフをいれないと、あなたの癖が相手に伝わってしまいます。
