ポーカーで「あいつはコーリングステーションだ」というようなとき、どのような特徴を表しているのでしょうか。
コーリングステーションとはコールをしすぎる人のことです。
本から抜粋します。
彼らはプリフロップでは広いレンジの手をプレイし、フロップでライト目にもう1枚カードを見に行こうとする。また彼らはリバーにたどり着いてそこでまともなペアを持っていたら、それをフォールドするのを嫌がる。

- ライト目に次のカードを見たがり、ショウダウンまで粘る
- オーバーペアは絶対にフォールドしない
ポーカーの「コーリングステーション」戦略|ドローハンドを利用する
コールし過ぎるプレイヤーの特徴には、次のようなものがあります。
- ハンドにたくさん参加したがるプレイヤー
- フロップでもう1枚見に行きたがるプレイヤー
- 満足できるレベルの手を滅多にもっていなさそうなプレイヤー
そのようなプレイヤーは薄いドローを追っていく可能性が高い!
例えば、フロップでフラッシュドローになった場合、ターンで完成する確率19%、リバーで揃う確率35%。
>>フラッシュの簡単な確率計算についてはこちら
ストレートドローになった場合、リバーまでにアウツが出る確率はアウツ枚数×4%。
>>アウツが気になった方はこちら
この確率以上にコールしてくれると考えられます。
それが戦略的に良い場合もあれば、コールし過ぎになる場合もあります。
一般的に相手がポットベットしてきたときに、あなたがコールするのに必要な勝率はは3分の1。
(元々のポット分、相手がベットした分、自分がベットした分)
それらに基づいてコールしていきます。
コーリングステーションと呼ばれる人はこの必要勝率に足りていない手でコールしたり、それが分かりやすく表れてくる人です。
ドローハンドでついてくる相手から利益を得るには
本ではこのように書かれています。
一般的に僕が一番(ポットサイズとの比較で)大きくベットするのは、コールしてくる手のほどんどに対して僕の方がフェイバリットであり、またかなり広いレンジの手がコールしてくると予期される時だ。-
ドロー目は強いが超危険というほどでもない「K-8-7-J」でフラッシュドローが1つのようなボードはその典型例だ。-
僕はこういうボードでトップペアの手でコーリングステーション型の相手の時、ポットに爆撃を加えることにしている。
ゆるく結びついたボードは、コーリングステーション相手にはベストのボード!
そして、このときに気をつけたいのは、コーリングステーションはあまりフォールドしないということ。
ドローでのコール確率は高くなります。
なので、ブラフは控えてトップペアがそろっているときに、強くバリューベットしていきましょう。
そして、明らかに相手のフラッシュドローやストレートドローがミスしたであろうカードが落ちたときも、バリューベットのチャンスです。

ポーカーの「コーリングステーション」戦略|オーバーペアを見つける
今度はあなたがフェイバリットハンドとは別の立場です。
アクションがどう展開しているかにお構いなく、ただもうオーバーペアはフォールドしないというプレイヤーは数多い。
例えばハンドで「AA」「KK」「QQ」が来ていた場合や、フロップでAがヒットした場合など、ポットがどんなに膨れていてもフォールドしないことがあります。

オーバーペアなら何でも破産まで行きそうなプレイヤーが相手なら、ポケットペアはすべて(プリフロップで払う額が相手のスタックの8%を超えない限りは)参加する方向でプレイすべきだ。
>>インプライドオッズとは?

- 相手はブラフではおりない。
- 相手のスタックサイズが小さい時は、インプライドオッズに期待できない
オーバーペアをクラックしてからオールインをすると利益が最大になります。
ポーカーで「対コーリングステーション」戦略を活用しよう
コーリングステーションと呼ばれる相手はコールを幅広いレンジでしています。
なので、戦略は2つ。
①あなたがボードのトップペアを当てている時はバリューベットをしていきましょう。
ただし、レイズには気をつけます。
②相手がプレミアムハンドやオーバーペアをヒットさせているときに、それを逆転させる手を作れたときはオールインです。
ただし、その手を作れなかったときにブラフは通用しないかもしれません。
