ランキング戦でのチャンス役をスクリーンショットにとって検証してみました。
出てきたチャンスという表示は150通り。
このような感じで写メしていきました。
どのくらいの強さがチャンス役として出ているのでしょうか。
エムホールデムのチャンス役
私が実践して、150の出てきたチャンス役をまとめるとこちら。
AA | AKs | AQs | AJs | ATs | A9s | A8s | A7s | A6s | A5s~A2s |
AKo | KK | KQs | KJs | KTs | K9s | ||||
AQo | KQo | QQ | QJs | QTs | Q9s | ||||
AJo | KJo | QJo | JJ | JTs | J9s | ||||
ATo | KTo | QTo | JTo | TT | T9s | ||||
99 | 89s | ||||||||
88 | 87s | ||||||||
77 | 76s | ||||||||
66 | |||||||||
55~22 |
赤は超チャンス!!
紫はチャンス!
黒はチャンスかも…を表しています。
基本的に配置によって掛け声がかわったりすることはなさそうでした。
確率に基づいたポーカーソフトGTOでは、座っている場所によって参加すべきハンドが変化します。
座る場所というのはディーラーボタンDを中心にすると、UTG、LJ、CO、D、SB,BBこの座り順のこと。
ポーカーは基本的に情報を多く手にいれたものが勝つゲーム。
なので、UTGという一番初めに参加する席のことをアンダーザガン。
つまり、銃口を突き付けられた状態と言うのです。

一見配られたときには強そうに思えたハンドも、自分の番が回ってきたときには参加すべきではないハンドになっていることも多い!
特に「チャンスかも・・・」というハンドは下りるのが良いときも多数あります。
なので、この呼びかけはほとんどの場合は、強さがわからない初期だけ参照にしましょう。
とくにUTGだった場合の基本的な参加レンジ表を参照に比較してみます。
エムホールデムのチャンス役とGTOウィザードとの比較
GTOウィザードでのUTGからの参加レンジはこちら。
表にまとめます。
AA | AKs | AQs | AJs | ATs | A9s | A8s | A7s | A6s | A5s~A3s |
AKo | KK | KQs | KJs | KTs | K9s | K8s | (K7s) | (K6s) | (K5s) |
AQo | KQo | QJs | QTs | Q9s | |||||
AJo | KJo | (QJo) | JJ | JTs | J9s | ||||
ATo | TT | T9s | (T8s) | ||||||
99 | (98s) | ||||||||
88 | |||||||||
77 | |||||||||
66 | |||||||||
55~(22) |
違いを見ていきます。
KTo、QTo、JTo、K8s
下の表には載っていませんが、実際にエムポーカーホールデムのランキング戦はレーキ(参加で支払うポイント)がない状態。
なので、エムホールデムのチャンス役は少し広めになっているとみることが出来ます。
他に特徴的なのが、T9sや98sが「チャンス!」になっていること。
続いて「87s」「76s」が「チャンスかも・・・」となっています。
これはなぜなのかを、コネクターという考え方からみていきましょう。
エムホールデムでスーテッドコネクターがチャンスなのはなぜか
コネクターというのは、ストレートを作りやすい手札(ホールカード)のこと。
連続した数字が続きます。
コネクターであって、スーツ(マーク)が同じ。
これをスーテッドコネクターといいます。
ストレートにもフラッシュにもなりやすい手札。
では、このスーテッドコネクターが役を作る確率を調べてみます。
(JapaneseCasino参照)
- コネクターがフロップ(カードが3枚並ぶ)でストレートになる確率:約1.31%
- フロップでフラッシュとなる確率:0.19%
- フロップで2ペア以上になる確率:約5.5%
- フロップでペアになる確率:29%
- フロップでフラッシュドローもしくはオープンエンドストレートドローになる確率:約21%
(フラッシュドローはあと1枚ひくとフラッシュ役)
(オープンエンドストレートドローは最初か最後をあと1枚ひくとストレート役) - リバー(5枚全部でた状態)までにストレートとなる確率:4.62%
- リバーまでにフラッシュとなる確率:3.25%
確率を見ておきます。
ストレートの確率は0.392%
フラッシュの確率は0.198%
なかなか作られそうにありません。

しかし、場にいる人数が多ければ多い場合、自分が強い役を作らなければ勝てない状況はあるかもしれません。
加えて、強い参加するホールカード(手札)がでてくるまでに、アンティによって勝負ができないスタック(手持ちポイント)になってしまうことも。
それなら、スーテッドコネクターで参加してみようかな、となります。
スーテッドコネクターでブラフ!?
ポーカーで勝つにはブラフが必要とも言われています。
ブラフというのは、自分に強い役がそろっていない状態の時にレイズをすること。
つまり嘘。
このブラフですが、フラッシュドローやオープンエンドストレートドロー、またはガットショット(中のカードが後1枚そろえばストレート)の状態のときにもよく使われます。
ブラフをする状態のときは強い役ができていないのですが、そのときにもう役ができていることをアピールして相手をフォールドさせることが目的。
相手をフォールドさせることができなくても、もしかしたら後一枚でそれが本当のことになる可能性も。
つまり、ひかなくても相手を下すか、本当に引くか。
それをかけた心理戦が繰り広げられます。
スーテッドコネクターを押しているということは、エムホールデムは心理戦を押しているのかもしれません。
マインドスポーツとも言われる理由にはブラフがあります。
世界のヨコサワさんによれば「ブラフは芸術」。
エムホールデムでのチャンス役検証!チャンス役は勝てるの?-まとめ
エムホールデムのチャンス役のカットインは、目安です。
チャンスと言われたからと言って、それですべて参加していいかというと、そうではありません。
相手がレイズしているとか、座っている位置がUTGだとか、そのような状態によって参加するかしないかを自分で判断しましょう。
時に、チャンス役カットインだからとポイントをかけてしまうことがあります。
よくよく検証してみると、高いポイントをかけるところではなかった!と気が付くことも。
確率計算ソフトGTOウィザードからすれば、座る位置や相手がレイズしたとか、そのようなことを考えていきます。
そして、目安とはいいましたが、その通りに覚えてしまうと変な癖がつく可能性もあるので気をつけましょう。
