このブログではJonathan Little(ジョナサン・リトル)のYouTube動画を紹介してきました。
前回8回目「When TO FLOAT[Poker STRATEGY]」
>>フロート戦略を学ぶ
今回はジョナサン・リトルのYouTube動画紹介の第9弾!
「When to DEFEND Your BIG BLIND In Poker!」
ビックブラインドを守る方法!
参考にした動画はこちら。
(ブログということでわかりやすさを重視しますので、そのままを理解したい人は動画をご覧ください。)

特にローステークスプレイヤーはBBで大きな間違いをしています。
もしあなたが弱点を改善できたら、あなたのウィンレートは増えるでしょう。
- 相手のオープンサイズとオープンレンジ
- アンティ・レーキのあるなし
- スタックの深さ
- マルチウェイの場合
- 3betをするとき

BB(ビックブラインド)を守る方法①オープンサイズとオープンレンジ
- 相手のオープンサイズが小さかったら、あなたはよりBBを守りましょう。
- 相手のオープンレンジが広かったら、あなたはよりBBを守りましょう。



BB(ビックブラインド)を守る方法②アンティ・レーキのあるなし
- アンティがあるとポットオッズが高くなるので、あなたはよりBBを守りましょう。
- レーキが低い場合、あなたはよりBBを守りましょう。
アンティとは
アンティ⇨参加者全員が支払うゲームへの参加料。
アンティはよくトーナメントなどで使われています。
ポットにアンティが追加されて、ポットのオッズが良くなっている場合も多々あります。

レーキとは
レーキ⇨運営に支払う手数料のこと。
>>KKポーカーのレーキとは

BB(ビックブラインド)を守る方法③スタックの深さ

(LJはUTGやHJのようなポジション)
なぜかといえば、インプライドオッズがスタックが浅いほど少なくなるからです。
>>インプライドオッズとは
スタックが浅い側はマージナルなハンドでも利益を得られますが、逆にリスクを負って良い手を作ったとしてもリターンが少なくなります。

>>BBvsUTGの練習問題はこちら。

BB(ビックブラインド)を守る方法④マルチウェイの場合
こちらの画像から見比べてみましょう。
BBのレンジ。
(※ブログ画像では見えにくいですが動画7分50秒の個所です。)
右にいくにつれて参加人数が増えています。
(「60bbs BB vs CO」、「60bbs BB vs CO vs BTN」、「60bbs BB vs CO vs BTN vs SB」)
マルチウェイポットで多くの人がコールしている場合、オフスートハンドの大半はフォールドです。
6MAX分析
(※動画にはないです。)
よくあるシチュエーション「6Max 100bb 500NL」をGTOウィザードで見てみましょう。
BBのレンジです。
プリフロップのレンジまでは、マルチウェイでもGTOウィザード分析を使うことが出来ます。
「COvsBB」⇨「COvsSBvsBB」。
BB フォールド率「61.7%⇨61.6%」
BB レイズ率「9.3%⇨11.9%」
ここではBBのフォールド率は変わりませんが、BBの3bet率が上がっています。
さらにBTNがコールしていたとしましょう。
「COvsBTNvsSBvsBB」
BBフォールド率「72.3%」
BBレイズ率「9.8%」
4人の状態になると、よりフォールド率が上がります。

>>フロート戦略
BB(ビックブラインド)を守る方法⑤3betをする場合
BB(ビックブラインド)で3betをする2つのメイン要素。
- あなたのスタックが深い時、リニアレンジを使って3betをしていきます。
リニアレンジ⇨あなたのベストハンドで構成されているレンジ - あなたのスタックが浅い時、ポラライズドレンジを使って3betをします。
ポラライズド⇨良いハンドと弱いハンドが混じっているレンジ
(※ブログ画像では見えにくいですが動画12分15秒の個所です。)
左がスタック100bbのとき、右がスタック40bbのときの「BB vs BTN」のBBのレンジです。
スタックが深い時はよりインプライドオッズ(隠れているオッズ)が見込めるので、リニアレンジを使います。
スタックが浅い時は、マージナルなハンドであっても利益になる場合があるし、スタックを失っても傷が浅いのでポラライズドレンジを使います。
リニアレンジとポラライズドレンジはこちらでも触れました。
>>3bet戦略の3つのヒント
ちなみに、SBvsBBではBBがインポジションになります。
その場合、BBのブラフ3betもあるのですが、インプライドオッズが良くなるのでインポジションでは強いハンドでコールするのも手です。

BB(ビックブラインド)を守る方法まとめ
- 相手のオープンサイズ小さく、オープンレンジが広い時はよりディフェンスします。
- アンティがあって、レーキが少ない時はよりディフェンスします。
- スタックが深い時はよりディフェンスしません。
- マルチウェイの場合、人数が多いほどよりディフェンスしません。
- 3betをするときに、スタックサイズやポジションによってリニアレンジとポラライズドレンジを使い分けます。
