ポーカーエリートの公然の秘密|本のレビューと要点

「ポーカーエリートの『公然の秘密』」はポーカープロのエド・ミラーが筆者です。

この本の要点を抜粋していきます。

keu
秘密は気になるよね!
この本で伝えたい一番大事な点は、ポーカーは頻度のゲームである、ということ。

ポーカーエリートの公然の秘密とは

ここで書かれている公然の秘密を抜粋します。

ノーリミットホールデムは頻度のゲームだ。-
君が用いている頻度が、相手プレイヤーが用いる頻度よりも正確なものでありさえすれば、君は勝って金を手に入れられる。

頻度という言葉を言い換えてこのように述べています。

ノーリミットホールデムとは数学の問題であるということだ。

数学の問題なので、数学的な回答があります。

その解答により近い答えを手に入れられれば、より良いプレイが出来ると述べられています。

ただ、コンピューターを用いてもその余りの複雑さに完璧な解決にいたっていない、という現実があるのです。

では、頻度のゲームというとき、その頻度は何を示しているのでしょうか。

keu
フォールドとベットとコールの頻度!
その3つを見ていきます。

フォールドとコールの頻度

最適な頻度ベースを自ら学習する人工知能に設置すると、人間のプロ相手に圧勝したという記事があります。

各行動には最適な頻度があるのです。

フォールドにもその頻度があり、人数やスタック、ブラインド額など状況によって異なってきます。

そして、それはあなたが何のハンドを持っているから、ということは関係がありません

ハンドに関係なく、頻度があるのです。

ボードをみて70%コールならば70%のハンドを書き出して、それに入っていればコールします。

ボードからコールする手を決めます。

フォールド頻度に関してエド・ミラーの見解を抜粋してみます。

今日のゲームでは、大半のノーリミットレギュラープレイヤーのターンとリバーでのフォールド頻度は高すぎる。

コールレンジ70%だとしたら、70%よりもフォールドしてしまう状況が発生しているのです。

ポーカーは相手のミスをつくゲームです。

なので、フォールド頻度が高いということはその人の弱点になってしまいます。

彼はただフォールドするハンドを持っていたらフォールドし、コールするハンドを持っていたらコールするだけのことなのだ。

ただし、この頻度はベット額とは関係がありません。

分散が大きく膨れ上がることになるので、この場合にバンクロール管理が大事になってきます。

keu
千と一万とか桁が違うと、心理的作用がでてきちゃうよね

ベット頻度

ベット頻度も状況によって異なってきますが、エド・ミラーは一つのルールを提唱しています。

もし君があるストリートでベットして相手がコールしたら、通常次のカードが開かれたときにも再びベットすべきである。

この考え方は、多くの人がハンドをバリューで考えているからだと述べられています。

エド・ミラーはターンでベットを続けて打つと、相手の半分以上はフォールドすると言うのです。

ハンドをバリューで考えている相手には特に有効だと述べます。

ポーカーエリート1%の思考ではボードと頻度で考えているのでそこまでフォールドしなくなるのです。

ポーカーエリートの公然の秘密-まとめ

エド・ミラーはハンドリーディングの本も書いています。

では、その技術はいらないのかと言うとそうではありません。

というのは、機械でも難しい「正しい頻度」は人間が知ることは不可能なので、その最適解とのギャップを知性によって埋めることが必要だからです。

ただこの本では、直感を磨き上げる訓練をすることを推奨しています。

頻度ベースアプローチに対する直感を磨き上げる。

そのために、コール頻度やフォールド頻度などを70%にしたとき、どのようなハンドならその行動を起こすのかを分析していきます。

一日一ハンドでも分析に費やす。

分析に割く時間が長くなればなるほど、確実に進歩していくだろうと述べられています。

keu
秘密は秘密でも、習得していくには地道な作業が必要なんだね
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