ポーカー(テキサスホールデム)でのエクイティとは、現時点であなたがポットを獲得する取り分です
例えば、ポットが100ドルあったとしてあなたの勝率が60%ならば、あなたのエクイティは60ドルです。
では、エクイティをなぜ理解しておいた方がいいのか?
「エド・ミラーのポーカースクール」から探っていきます。
ポーカー初心者基礎用語|エクイティの活用法3つを紹介
エクイティの活用方法を3つ紹介します
- 参加できるハンドが決められる
- ベットする判断に役立つ
- ブラフやフォールドする判断材料になる
エクイティで参加ハンドが決められる
あなたがどのハンドで参加しようかを決めることが出来ます。
ポーカーの最終的な勝ち負けとしては、相手の作った役よりも強ければいいということ。
「ショーダウンエクイティ」は、全てのプレイヤーがハンドを開き、残りのボードがすべて開かれた場合に、ショーダウンにおいてそのハンドが勝つ可能性のことを指している。(エド・ミラーのポーカースクール 抜粋)
ブラフや心理的な駆け引きはありますが、それを考慮しないとしてショーダウンをしたときに役が強ければあなたはポッドを獲得できます。
あなたがショーダウンで勝っていたら、あなたの勝率は100%でエクイティはポッド分です。
「コールされたときのエクイティ」を高く保つと意識するようになれば、自然と参加するハンドレンジを厳選しようと考えるようになります。

エクイティはベットする判断に役立つ
「フォールドエクイティ」とは、相手をフォールドさせた場合にあなたが得られるポットの取り分です。
例えば、一番勝率が高いのが「AA」で、その勝率は1対1の場合に85%。
けれど、対戦相手が多ければ多いほど、その勝率は下がっていきます。
なので、あなたが「AA」をもっていたときに考慮したいのは、ベットして参加人数を減らすこと。
強いハンドで意識したいこと
元々持っている各ハンドの勝率に従って、強いハンドはベットするのが良いとわかってきます。
もしプリフロップの状態で参加人数が多かった場合もレイズを視野にいれておきましょう。
そうなることで、対戦相手が減り、あなたのエクイティが高くなるのです。
よく「AA」を持っていたのにまた負けてしまった、という経験があるかもしれません。
そんなときにはプリフロップの段階で参加人数を絞れていたのかを考えてみて下さい。
大人数でのやりとりは利益が上がることもあるのですが、その分勝率は減っていくのです。

エクイティはブラフやフォールドの判断材料になる
ここでは「フォールドエクイティ」を意識します。
相手をフォールドさせたときに得られるポッド。
あなたはボードで勝ち目がないな、と思ったときにはブラフを考えます。
ブラフの意味は相手をフォールドさせること。
ただし、ここで考えなければいけないことがあります。
ブラフをしようと考えている時はいつでも、そのハンドが持っている潜在的な、コールされたときのエクイティを、しっかりと考えなければいけない。
ブラフをする時はできる限りにおいて、コールされたときのエクイティを高いまま維持しておきたいのである。
あなたがボードにワンペアもそろわなかった場合にブラフかフォールドを考えるかもしれません。
その場合に、もしブラフをするにしてもコールされたときのエクイティを保てていれば、相手はよりあなたのブラフをコールするのが怖くなります。
例えば、「AK」を持っているけれど、ワンペアもない弱い役になってしまいました。
Aハイの状態。
けれど、相手もチェックを繰り返しているので役に自信がなさそうです。
そんなときに、ブラフをすることで相手もブラフだと見抜いていても、それでも「負けるかもしれないリスクがある」と思わせられるようになります。


ポーカーのエクイティを知って戦略に役立てよう!
エクイティとはその時点であなたがポットを獲得する取り分です。
「フォールドエクイティ」は、相手をフォールドさせることでポットを獲得する可能性のこと。
この二つのエクイティを考えることで、参加ハンドを絞ることができます。
そして、ベットするタイミング、フォールドするときなどを確率的に考えることができるようになります。