テキサスホールデムのエクスプロイト戦略!初心者がまず考えたい6パターン。

エクスプロイトとは搾取のこと。

相手の弱点をついて利益を得ます。

テキサスホールデムをプレイしていると、わかること。

この人は参加率が高い!

この人はブラフが多い!

keu
わかるんだけど、どう対処すればいいのかわからないんだよね
その対処法を「ポーカーとゲーム理論」から紹介します。
keu
対処がわかると勝率があがるかも!
本ではエクスプロイト戦略のまとめとして6パターン紹介していました。
  1. 弱いハンドでコールし過ぎる相手
  2. フォールドし過ぎる相手
  3. ブラフをあまりしてこない相手
  4. ブラフし過ぎる相手
  5. 罠を張るのが好きな相手
  6. 罠をあまり張ってこない相手
プレイしているとなんとなくわかる相手の方向性。
こんなときにどうすればいいのかを簡単に紹介していきます。

テキサスホールデム戦略①!参加率が高い相手

参加率が高い相手のことをルースと言います。

ルースにプレーするとは、標準より多数のハンドをプレーすること。

初心者がよくやりがちなことに、どんな手でもゲームに参加してしまう(リンプイン)が多いことも。

keu
アプリゲームのエムホールデムでは多いかも!

リンプインとは言わなくても、GTOソフトが導き出すようなハンドレンジ表には従わずに、独自に弱いハンドで参加することです。

ルースな相手への対処法

本にはこうあります。

均衡戦略におけるコールの役割は、相手のブラフを無差別にすることである。従ってコールし過ぎる相手に対しては、均衡で無差別のどのハンドであってもブラフすべきではない。

keu
Name
「これはブラフに適した状況!」ってときはブラフしてもいいんだけど、ブラフを控えめにするよ!
理由はこちらのブラフにも相手は乗ってきてしまうからです。
なので、ブラフは控えめ。
けれど、薄いバリューベットを増やすといいと述べられています。
ブラフでついてきてしまうならば、薄いバリューベットにもついてきてしまう傾向があるからです。
ルースな相手にはこちらが薄いバリューベットをして利益を得る

テキサスホールデム戦略②!フォールドし過ぎる相手

フォールし過ぎる相手のことをニットなプレイヤーといいます。

ニットとはタイト(堅い)プレイよりさらにタイトなプレイのこと。

大きいベットに対してフォールドしてしまうことが多々あるので、この相手からはたいして稼げません。

そういう相手に対しては、ブラフは増やすべきだが薄いバリューベットは減らすべきである。ー
こういうプレイヤーを打ち負かす最大のカギは、彼らが絶対にナッツを持っていないという場面を見つけ出すことである。

とあります。

keu
わかった!ボードに77が落ちてたら私は7を持っているのよって演技するんだね!
こうしたブラフによって、相手から利益をえます。
ニットプレイヤーにはブラフを増やし、強い手を演技する

テキサスホールデム戦略③!ブラフが少ない相手

ベットが素直な相手。

なので、この相手がベットしてきたときは強い手が潜んでいることが大半!

こういう相手にブラフレイズするのは通常よいプレイにはならない。彼らがベットして来た時には、自分のハンドに自信たっぷりでフォールドするつもりはないと考えてほぼ間違いない。

keu
じゃあ相手がレイズしてきたら降りた方がいいのかな?
ブラフが少ない相手がベットするときは、絶対的にハンドに自信があるときだけだと仮定します。
その上で、「あなたが持っている手より弱い手でそんな風に思うことがあるか」というのを自分に投げかけてみましょう。
keu
私はフラッシュ作れた!あ、でもこの盤面はストレートの可能性もある!
相手の手はストレートの可能性のが高いかも!!
こんなモンスターハンド同士の戦いも、ボードによっては多々あります。
「相手が自信をもてる自分より弱い手」があるときには迎え撃ちましょう。
このブラフが少ない相手には、自分からブラフをするのはよいプレイにはなりません。
なのでこういう相手には薄いバリューベットを入れていって、それでレイズされたらフォールドしていきます。
ブラフが少ない相手には薄いバリューベットを増やす
自分の手より弱い手の中で、相手が自信が持てる手はないかを考える

テキサスホールデム戦略④!ブラフし過ぎる相手

均衡戦略におけるブラフが持つ役割は、相手による純粋ブラフキャッチャーでのコールを無差別にすることである。

keu
これはバリューなの?ブラフなの?ってわからなくさせることだね
しかし、ブラフが多すぎるということは、常にコールしたほうが良いという事。
ブラフの必要成功確率≧ブラフベットの金額/ブラフベットの金額+現在のポット額
相手がブラフを1000したとしてポットが1000ならば約50%の確率で相手をフォールドさせなければいけないということ。
相手がブラフを3000したとしてポットが1000ならば3000/4000で相手は75%で相手をフォールドさせなければいけないということ。
ブラフ額が多いほど、それを受けた私たちはおびえてしまってフォールドしてしまうのですが、相手も成功させなければいけないリスクを負います。
ブラフに大金を仕掛けてくる場合、相手は大金をかければかけるほど、成功確率を上げなければいけません。
なので、あなたはコールを選択します。
相手は75%成功させなければいけないのに、あなたはフォールドしない。
ということは、相手の戦略が崩れるということ。
keu
相手もリスクを負っているんだね!
この相手にはあなたがブラフキャッチをすることで利益がでます。
反対にあなたのブラフはミニマムレイズ(少しのレイズ)にしておきましょう。
ただし、相手は戦略を見抜かれたと思った場合に、簡単に戦略を変える場合がありますので注意です。
ブラフし過ぎる相手のレイズはコールしましょう
あなたもリスクを負いますが、ブラフ成功確率に当てはめた場合にプラスになるように選択します

テキサスホールデム戦略⑤!罠を張る相手

罠を張る相手とは、参加するときにコールで入ったり、強い手を持っていてもチェックしたりする相手です。

「最後のオープンのときに相手が勝っていた!」とか、「最後安心してレイズしたらリレイズされた!」ということがよくあります。

もし君の相手が強いハンドでのチェックをやり過ぎるのであれば、ブラフを減らして、薄いバリューベットも減らすべきである。

この相手はベットが少ないので、点数をセーブできるという良い点があります。

罠好きな相手はチェックが多いので、フリーカードを見られるという利点も。

keu
これは罠好きってわかっていると、最後になるまでは怖くない相手かもね!
罠を張る相手にはブラフを減らして、薄いバリューベットも減らす
罠を張るためにフリーカードを与えてくれることが多い

テキサスホールデム戦略⑥!罠を張らない相手

人によって「強いのをひいたからベット!」というプレイヤーがいます。

このようなプレイの傾向には別の側面があって、相手がベットして来た時には強いハンドの比重が高くなり過ぎるのである。
君の側からはバリューであれブラフであれレイズすることはほとんどなくなるであろう。

ゲーム理論でも、利益がある時にベットするという手をとっています。

なので、このベットバランスが良いとつけこむ空きをつくのが難しいかもしれません。

ほぼバリューでベットして、ときどきブラフを混ぜると言うのがゲーム理論にはありました。

このときどきのブラフのときにあなたがフォールドしてしまうと、相手の利益になってしまいます。

罠を張らない相手はバリューベットのみなので、あなたはフォールドを考えればよい
ただし、ブラフが適正値で入ってくるとゲーム理論の均衡になる。

テキサスホールデム戦略のまとめ

エクスプロイト戦略6つ。

  1. 弱いハンドでコールし過ぎる相手⇨薄いバリューベットを増やす
  2. フォールドし過ぎる相手⇨ブラフを増やし、強い手を演技する
  3. ブラフをあまりしてこない相手⇨薄いバリューベットを増やす
  4. ブラフし過ぎる相手⇨コールする
  5. 罠を張るのが好きな相手⇨ブラフを減らし、バリューベットも減らす
  6. 罠をあまり張ってこない相手⇨ブラフがない場合のみ、レイズで負けていたらフォールドを考える

エクスプロイト戦略は相手の弱点をついて搾取します。

けれど、相手もプレイヤーであり、その弱点をついてきているとバレれば相手も変化!

ブラフばかり仕掛けてきていた相手が警戒して反対になることも多いのです。

その時々によって、戦略を考えていきましょう。

keu
ゲーム理論から大きく外れた相手に対しては、エクスプロイト戦略が有効かも!
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