エクスプロイトとは搾取のこと。
相手の弱点をついて利益を得ます。
テキサスホールデムをプレイしていると、わかること。
この人は参加率が高い!
この人はブラフが多い!


- 弱いハンドでコールし過ぎる相手
- フォールドし過ぎる相手
- ブラフをあまりしてこない相手
- ブラフし過ぎる相手
- 罠を張るのが好きな相手
- 罠をあまり張ってこない相手
テキサスホールデム戦略①!参加率が高い相手
参加率が高い相手のことをルースと言います。
ルースにプレーするとは、標準より多数のハンドをプレーすること。
初心者がよくやりがちなことに、どんな手でもゲームに参加してしまう(リンプイン)が多いことも。

リンプインとは言わなくても、GTOソフトが導き出すようなハンドレンジ表には従わずに、独自に弱いハンドで参加することです。
ルースな相手への対処法
本にはこうあります。
均衡戦略におけるコールの役割は、相手のブラフを無差別にすることである。従ってコールし過ぎる相手に対しては、均衡で無差別のどのハンドであってもブラフすべきではない。

テキサスホールデム戦略②!フォールドし過ぎる相手
フォールし過ぎる相手のことをニットなプレイヤーといいます。
ニットとはタイト(堅い)プレイよりさらにタイトなプレイのこと。
大きいベットに対してフォールドしてしまうことが多々あるので、この相手からはたいして稼げません。
そういう相手に対しては、ブラフは増やすべきだが薄いバリューベットは減らすべきである。ー
こういうプレイヤーを打ち負かす最大のカギは、彼らが絶対にナッツを持っていないという場面を見つけ出すことである。
とあります。

テキサスホールデム戦略③!ブラフが少ない相手
ベットが素直な相手。
なので、この相手がベットしてきたときは強い手が潜んでいることが大半!
こういう相手にブラフレイズするのは通常よいプレイにはならない。彼らがベットして来た時には、自分のハンドに自信たっぷりでフォールドするつもりはないと考えてほぼ間違いない。


相手の手はストレートの可能性のが高いかも!!
自分の手より弱い手の中で、相手が自信が持てる手はないかを考える
テキサスホールデム戦略④!ブラフし過ぎる相手
均衡戦略におけるブラフが持つ役割は、相手による純粋ブラフキャッチャーでのコールを無差別にすることである。


あなたもリスクを負いますが、ブラフ成功確率に当てはめた場合にプラスになるように選択します
テキサスホールデム戦略⑤!罠を張る相手
罠を張る相手とは、参加するときにコールで入ったり、強い手を持っていてもチェックしたりする相手です。
「最後のオープンのときに相手が勝っていた!」とか、「最後安心してレイズしたらリレイズされた!」ということがよくあります。
もし君の相手が強いハンドでのチェックをやり過ぎるのであれば、ブラフを減らして、薄いバリューベットも減らすべきである。
この相手はベットが少ないので、点数をセーブできるという良い点があります。
罠好きな相手はチェックが多いので、フリーカードを見られるという利点も。

罠を張るためにフリーカードを与えてくれることが多い
テキサスホールデム戦略⑥!罠を張らない相手
人によって「強いのをひいたからベット!」というプレイヤーがいます。
このようなプレイの傾向には別の側面があって、相手がベットして来た時には強いハンドの比重が高くなり過ぎるのである。
君の側からはバリューであれブラフであれレイズすることはほとんどなくなるであろう。
ゲーム理論でも、利益がある時にベットするという手をとっています。
なので、このベットバランスが良いとつけこむ空きをつくのが難しいかもしれません。
ほぼバリューでベットして、ときどきブラフを混ぜると言うのがゲーム理論にはありました。
このときどきのブラフのときにあなたがフォールドしてしまうと、相手の利益になってしまいます。
ただし、ブラフが適正値で入ってくるとゲーム理論の均衡になる。
テキサスホールデム戦略のまとめ
エクスプロイト戦略6つ。
- 弱いハンドでコールし過ぎる相手⇨薄いバリューベットを増やす
- フォールドし過ぎる相手⇨ブラフを増やし、強い手を演技する
- ブラフをあまりしてこない相手⇨薄いバリューベットを増やす
- ブラフし過ぎる相手⇨コールする
- 罠を張るのが好きな相手⇨ブラフを減らし、バリューベットも減らす
- 罠をあまり張ってこない相手⇨ブラフがない場合のみ、レイズで負けていたらフォールドを考える
エクスプロイト戦略は相手の弱点をついて搾取します。
けれど、相手もプレイヤーであり、その弱点をついてきているとバレれば相手も変化!
ブラフばかり仕掛けてきていた相手が警戒して反対になることも多いのです。
その時々によって、戦略を考えていきましょう。
