テキサスホールデムでこんな状況はよくあります。

後は♥が来てくれればフラッシュだ!
自分がハートのカードを2枚。
ボードには2枚♥が並んでいます。
後1枚♥でフラッシュ!
フラッシュはスーツ(マーク)が5枚そろう事。
「♥♥♥♥♥」
全体でフラッシュの揃う確率は0.198%と言われています。

確率の低さを乗り越えてこの状況(あと1枚♥をひけばいい状態)になったんだね!
ではこの場合、ターンで♥が来る確率はどのくらいなのでしょうか?
テキサスホールデムでフラッシュが揃う確率は?
あなたはBBでハンドは7♥6♥でした。
ボードには「A♥Q♥9♦」が並んでいます。
相手はUTGでオープンレイズをしていたので、ボードと照らし合わせるとAやQ、9のワンペアは揃っている確率が高く、あなたはフラッシュをひかないと負けると考えています。

あと1枚くればいいのに。。
このような状態をフラッシュドローと言います。
フラッシュドローとは、あと1枚同じスーツのカードをひけばフラッシュが完成する状態。
計算すると、次のターンでそろう確率は約19%、リバーで揃う確率は約35%といわれています。
フラッシュを具体的に想像してみる
トランプの枚数は52枚。
♥13枚、♣13枚、♦13枚、♠13枚です。
ボードに♥が2枚、あなたのハンドに♥が2枚すでにはいっています。
残りの♥枚数は9枚。
このとき、ポーカーでは全体で見えている枚数だけ計算します。(相手がもっているカードは計算にいれません)
なのでトランプの残り枚数は52-5=47で47枚。
9/47=0.1914….
つまり約19%の確率でターンに♥が出現します。
ターンで♥がでなかったとして、次に♥がでる確率は9/46=0.1956…
リバーでも約19%の確率で♥が出現。
これが2回なので、約35%の確率でボードに♥が出現するという計算です。
♥13枚、♣13枚、♦13枚、♠13枚です。
ボードに♥が2枚、あなたのハンドに♥が2枚すでにはいっています。
残りの♥枚数は9枚。
このとき、ポーカーでは全体で見えている枚数だけ計算します。(相手がもっているカードは計算にいれません)
なのでトランプの残り枚数は52-5=47で47枚。
9/47=0.1914….
つまり約19%の確率でターンに♥が出現します。
ターンで♥がでなかったとして、次に♥がでる確率は9/46=0.1956…
リバーでも約19%の確率で♥が出現。
これが2回なので、約35%の確率でボードに♥が出現するという計算です。
約35%なので、3回に1回はフラッシュがひける計算。
ところが、

あ、ボードがみたいのに、相手が高いベットをかけてきた!
ターンをみたいだけなのに、代償を支払わなきゃいけない。。
ターンをみたいだけなのに、代償を支払わなきゃいけない。。
あなたはフラッシュを引いたとすれば勝てるとして、相手のベットを受けるかどうかを計算してみます。
ターンでコールできる期待値を計算します。
ポットサイズ200ドルに対して相手はレイズで50ドルかけてきました。
50ドルをコールしなければあなたはターンでカードを見ることが出来ません。
あなたがポットに50ドルをだすと相手と合わせてポット計300ドル。
300/50=6
6回50ドルを払う中で一回でも300ドルがゲットできれば良いと考えます。
これを計算にしてみましょう。
オッズ(予想配当率)100÷6=16.666
レイズを受ける場合の成功必要確率は約17%。
ターンで♥を引く確率は約19%なので、17%は受けられる。
なので、あなたはターンでコールしてボードに♥が出てくるのを待つことができます。
ポットサイズ200ドルに対して相手はレイズで50ドルかけてきました。
50ドルをコールしなければあなたはターンでカードを見ることが出来ません。
あなたがポットに50ドルをだすと相手と合わせてポット計300ドル。
300/50=6
6回50ドルを払う中で一回でも300ドルがゲットできれば良いと考えます。
これを計算にしてみましょう。
オッズ(予想配当率)100÷6=16.666
レイズを受ける場合の成功必要確率は約17%。
ターンで♥を引く確率は約19%なので、17%は受けられる。
なので、あなたはターンでコールしてボードに♥が出てくるのを待つことができます。

よし、相手のレイズをコールするよ!
ターンでおちたのは2♦。
「A♥Q♥9♦2♦」
♥が来る確率は19%なので、5回に1回ほど。
見事に外してしまいました。

リバーにかけよう。
つぎのリバーでの期待値計算も同じように繰り返します。
相手のプレッシャーのレイズが19%よりも高い場合には降りるかどうかという見解も必要になってくるのです。
相手はレイズして200ドルをかけてきました。
ポット300ドルに対して200ドル。
あなたもコールする場合には200ドルをかけなければいけないので次の計算はこうなります。
ポット計700ドル。
700÷200=0.35
レイズを受ける必要成功確率は35%。
この場合には♥がくる確率の19%よりも高くなっています。
ポット300ドルに対して200ドル。
あなたもコールする場合には200ドルをかけなければいけないので次の計算はこうなります。
ポット計700ドル。
700÷200=0.35
レイズを受ける必要成功確率は35%。
この場合には♥がくる確率の19%よりも高くなっています。

計算からすれば、あきらめなきゃいけない数値になってしまった!
計算からすればコールしない方がよい、となります。
ただし他の要因から考えてコールするという場合はありますので、これは一つの要因だと考えて下さい。

ゲーム理論全体から考えれば、私はフォールドしすぎな傾向にあるかもしれない。。
ここでの確率計算ではマイナスなのですが、全体で見た場合には受けた方が良い可能性もあるからです。
相手も必要期待値計算をしていて、あなたのここでの確率を悪くしているのかもしれません。
テキサスホールデムでは考えることがたくさん!
必要期待値計算からすれば、あなたはターンで相手のレイズを受ける期待値はマイナスになりました。
さらに、少しボードをみてみましょう。
「A♥Q♥9♦2♦」
強力なハンドを成功させるのに引けばよいカードのことをアウツといいます。
自分のアウツは残りの♥枚数の9枚なのでアウツは9枚。
さて、アウツを引ける期待値はどのくらいでしょうか。

プレイ中に計算できないよ。。
プレイ中は情報量が多いので計算ばかりもしていられません。
そんなときに、引けばよいカードを数えて簡単に計算してしまおうというポーカーの計算式があります。
ターンでアウツを引く確率⇨アウツ×2(%)
リバーまでにアウツを引く確率⇨アウツ×4(%)
リバーまでにアウツを引く確率⇨アウツ×4(%)
ここで引き続き♥のフラッシュドローを考えると、ターンで引けばよいアウツは9枚。
なのでここでは9×2=18%。
リバーでの勝率はアウツ×4=36%
このように単純に計算していきます。
なのでここでは9×2=18%。
リバーでの勝率はアウツ×4=36%
このように単純に計算していきます。
なぜ単純でいいのかと言えば、この計算はあくまで思考の一要因にすぎないからです。
相手が♦を引くにはアウツが9枚必要ですが、それ以外にも相手はUTGからのオープンレイズでした。
なのでハンドが強いだろうことが想定できます。
「A♥Q♥9♦2♦」
このボードはUTGに有利です。
相手がオープンレイズ表にしたがっているとしたら、計算からすればあなたが降りた方がよいという計算は高まります。

相手がゲーム理論に従っているタイプなのであれば、私の勝率はかなり低い!
でも、相手が理論にしたがっていないとすれば、私に勝機もあるかも。。
でも、相手が理論にしたがっていないとすれば、私に勝機もあるかも。。
このように様々な要因から判断していきましょう。
テキサスホールデムでフラッシュになる確率|まとめ
テキサスホールデムでフラッシュの揃う確率は0.198%。
後一枚でフラッシュが揃う状態のことをフラッシュドロー。
フロップでフラッシュドローになったとしてターンでフラッシュを引く確率は約19%。
リバーも含めた場合は約35%。
あとこれを引けば強い役ができるという枚数のことをアウツといいます。
フラッシュドローの状態では、自分のアウツの枚数は9枚。

ポーカーでは考えることがたくさん!
まずはフラッシュを引く確率について考えてみたよ
まずはフラッシュを引く確率について考えてみたよ