テキサスホールデムの勉強をするために「ポーカーとゲーム理論」を読みました。

テキサスホールデムにゲーム理論は必要?
本でゲーム理論を説明している個所を抜粋。
ゲーム理論は不確実性の状況下における意思決定についての理論だ。
相手がどんな手を持っているのか我々には分からないが、持っている可能性のある手ならわかる。
相手が何をしてくるかは分からないが、相手が何をしてくる可能性があるかなら分かる。
ポーカーは不確実性の状況下にあるゲームです。
私たちの直感や、経験だけでは捉えきれない状況下にあふれています。
なので、ポーカーにはゲーム理論が必須!

テキサスホールデムで均衡について考える
ゲーム理論を理解するには均衡から理解します。
均衡とは
テキサスホールデムにおいて均衡と戦略という言葉を使い分けられるようにしましょう。
「発生し得るあらゆる状況で、その時持っているかもしれないあらゆるハンドの場合について、何をすべきかを厳密に言い表したもの」
均衡とは
「あるゲームに参加している全プレイヤーが用いる戦略の集合で、この時どのプレイヤーにも自分の戦略から一方的に離れたくなるような要因が存在していない状態をいう」

テキサスホールデムにおける均衡とは
この均衡をテキサスホールデムに適応しています。
すると、ある一定のルールやこうすると良い、という均衡を身につけていったとします。
車で例えるとみんなが左側通行をする。
これが均衡を保っている状況。
リンプインをある程度しないだとか、レイズの掛け率だとか、参加レンジ率だとか、そのような最適解を身につけたとします。
みんなが最適解を選ぶことでプラスマイナスゼロの状況を作り上げます。
そのときに、例えば車だとして右側を走る車がでてきたらどうでしょうか?


テキサスホールデムにおける均衡戦略
望ましい均衡をずっととる。
では、果たししてこの状況は戦略になりうるのでしょうか?
みんながみんな最適解をしていたとしたら、勝負になりません。
なぜなら、車が左側を走ることが当たり前になり、その他の選択は頭に浮かばなくなるからです。
そこを考えるのが均衡戦略!
あるプレイヤーが2つ以上の戦略的選択肢の間でより好ましいものが無い場合、彼はそれらの選択肢に対して無差別であるという
例えば、私はさきほど外国にでも行かない限り、もしくは、法律が変わらない限り左側道路を走ると述べました。
なので、そんな法律の無い国にあなたを連れ去ってしまいます!
目を開けた時、あなたは車に乗っていましたが、他の車は右側通行をしていました。


無差別にするとは相手から「より好ましい選択肢」をなくすことである
本ではこのように述べられていました。
均衡戦略の無差別を生み出すためにはどうしたらいいのか
均衡戦略ではそれがあたり前に正しい事として認識されています。
君のゴールとなるのが、相手にとって正しいプレイが存在しない状況を作り出すこと
ゲーム理論は、相手がどんなアクションを取るかに関わらずそれなりに良い結果をもたらしてくれる戦略を作る手助けです。

エクスプロイト戦略とは

テキサスホールデムで戦略を増やしていこう!
均衡戦略とは、お互いがもっともよい戦略をとれていること。
正しいプレイをしていれば期待値がマイナスにならない、つまりお互いプラスにもマイナスにもならないというのがゲーム理論。
この戦略に従っているとお互いに最適解になるので、これをとらせないようにすることが無差別化することです。
車が左右に走る状況をあなたが見たとするならば、車を走らせる道路における均衡戦略は崩れていきます。
それでも、あなたも私も正しい最適解を知っているからこそ、できる戦略になってきます。

エクスプロイト戦略とは、相手の弱点をつくこと。
あなたが最適解をわかっているからこそ、相手が変だなとか、妙だな、といったプレイがわかってきます。
そうでなくても、「この人はこんな癖がある」
と弱点が見抜かれた場合に利益がでるのがこの戦略。
本ではこのふたつの戦略を駆使して、テキサスホールデムポーカー上達への道が示されていました。
