GTOウィザード座学|フロップAハイボード戦略

ポーカーでの「A」は特別な存在。

そんなAがフロップで出てきた場合、どのような戦略を取るのかをGTOウィザードから分析してい見ました。

シチュエーションが多い「UTGvsBB」でのフロップAハイにおける戦略を分析していきます。

UTGvsBBのフロップ戦略から、Aハイを抜粋してさらに分析を深めていきます。

GTOウィザードの「6MAX、100BB、General、NL500(レーキ多め)」のバージョンでみていきます。

ハンドの数字を区切ります。

  • A~T⇨ブロードウェイカード
  • 987⇨ミドルカード
  • 6以下⇨ローカード
  • CBの区切り方。
    「ポット0.3x(小さいサイズ)、ポット0.5x(中間サイズ)、ポット0.76x以上(極大サイズ)」

GTOウィザードAハイボード座学

A・ブロードウェイ・ブロードウェイ

AKxボード

「A♠K♦Q♠」(ツートーン)
UTGのフロップCB頻度95%小さいサイズが主で、中間サイズもあり。(2:1)
「AKQ」レインボーの場合はCB頻度100%、小さいサイズが主で、中間サイズ、極大サイズあり。(3:2:1)
「A♣K♦T♣」
UTGのフロップCB頻度95%小さいサイズが主で中間サイズあり。(2:1)
「AKT」レインボーCB頻度100%、小さいサイズが主で中間サイズ、極大サイズあり(5:4:1)。

AとKそろっている場合はとくにCB頻度が高く、UTGはほぼどんなハンドでもCBを打っていきます。
(「ボードAK+Q~5」はCB頻度ほぼ100%)

「A♣K♦T♣」でフロップBBにコールされた場合のターンラグ「6♥」。
UTGのベット頻度65%。
A+(9以下)はチェックより。(サードより低い、ストレートを作りずらい)
K+(J、9以下)はチェックより。
5以下のポケットペアはスートを選んでチェックより。

A+K以外ボード

「A♣Q♦J♣」
UTGのフロップCB頻度70%、小さいサイズが主で中間サイズあり。(5:2)
「AQJ」レインボーCB頻度80%、小さいサイズが主で中間サイズあり。(4:3)

UTGのCB傾向。
A+キッカー8以下でチェック頻度45%前後。(9以上でほぼベット)
頻度70%の中でもQヒット、Jヒットもチェック頻度が高め。

A・ブロードウェイ・ミドル

「A♣J♦9♣」
UTGのフロップCB頻度80%、小さいサイズ・中間サイズ・極大サイズあり。(4:3:2)
「AJ9」レインボーCB頻度95%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。

UTGのCB傾向。
CB率が高い中でもチェックがあるハンド。
A+キッカー8以下、KK、QQ、QJs、JTs 、TT、K9s。

A・ブロードウェイ・ロー

「A♣Q♦5♣」
UTGのフロップCB頻度80%極大サイズが主で中間サイズと小さいサイズがある。(3:2:2)
5⇨4以下になるとポットオーバーサイズが増え、小さいベットが少なくなっていく傾向。
「AQ5」レインボーCB頻度95%、中間サイズが主でさまざまなサイズがある。

AKローはAKミドルと似ているが違いはベット頻度が少し下がる。
AJ5になるとCB頻度80%で中間サイズが主。(5以下も似た様子)
AKロー>AQロー>AJローと極大サイズが多い。

UTGのCB傾向。(「A♣Q♦5♣」)
CB率が高い中でもチェックがあるハンド。
A+キッカー8以下、KK、JJ、TT、QJs、JTs 、TT、K9s。(スーテットはスートがない場合で、スートありはCBを打っていく)

UTGがチェックした場合のターンでT♦が落ちた場合。(「A♣Q♦5♣」)
BBのベット頻度15%で0.76xが主。
Aヒットでもミドルキッカーやローキッカーはチェック。
そのBBのベット(0.76x)を受けた場合に、トップヒットであってもA3s、A4sは70%ほどでフォールドしている。
KKやQQはストレートドローでコールできる。

UTGがチェックした場合のターンで6♦が落ちた場合。(「A♣Q♦5♣」)
BBのベット頻度25%でポットオーバーサイズが主。
BBのベット1.25xをUTGが受けた場合、トップヒットであってもA3s、A4sは70%ほどでフォールドしている。
KKは70%フォールド、JJ以下のポケットはほぼフォールドだけど、Aヒットはすべてコールできる。

A・ミドル・ミドル

「A♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度60%、中間サイズが主でいろいろなサイズがあり。
8⇨9になるとCB頻度60%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「A87」レインボーCB頻度60%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。

UTGのCB傾向。
チェックしやすいハンド。
A+ローキッカー、KK~99、6以下のポケットペア。

UTGがチェックしてターンラグ「3♦」が落ちた場合。
BBのベット頻度15%、2.5xサイズが主。(フラッシュドローや、2ペア、セット)
そのベットを受けたUTGはA+ハイキッカーでコールできるけれど、A+ローキッカーはフォールド。

UTGがチェックしてターンKが落ちた場合、ターンBBのチェック率95%。

A・ミドル・ロー

「A♣9♦2♣」
UTGのフロップCB頻度50%、小さいサイズが主
2⇨5・6(9とコネクトする)だと少し中間サイズと極大サイズがあるが小さいサイズが主。
9⇨7・8になっても小さいサイズが主。
レインボー、モノトーン共に小さいサイズが主。

UTGのCB傾向。
チェックしやすいハンド。
A+8以下、KK~TT、88~66、9ヒット。

UTGがチェックしてターン「6♦」が落ちた場合のBB。
BBのベット頻度12%、ポット1.76xが主。(2ペア、セット、フラッシュドロー、ストレートドロー)
これを受けたUTGはAヒットでも9以下のキッカーはフォールドより。
9ヒット(セカンドヒット)はほぼフォールド。

A・ロー・ロー

「A♣5♦2♣」
UTGのフロップCB頻度35%、小さいサイズが主
「A52」レインボーCB頻度30%、小さいサイズ・中間サイズ・極大サイズ「1:1:1」
レインボーでもCB頻度が下がる。
5⇨4以下でも同じ傾向。
ボードに6があるとAがストレートを作らなくなるので、一部極大サイズがでてくる。(CB頻度は50%くらいで少しあがる。)
A+6より下のローローはストレートを作るので、CB頻度が全体で最も低い傾向で、小さいサイズが多くなる。

UTGのCB傾向。
A+キッカー9876はほぼチェック。
KK~66までのポケットペアはほぼチェック。
2ポケと5ポケ以外は一定頻度チェック傾向。

UTGのチェックを受けて、ターン「3♦」がでた場合。
BBのベット頻度35%でほぼポットオーバーサイズでベット。
Aヒットはチェックだけど、6・5・4・3・2持ちでベットしていく。
BBの1.76xベットを受けたUTGは、Aヒットと5ポケ~2ポケ、フラッシュドローでコールできる。

UTGのチェックを受けて、ターン「J♦」がでた場合。
BBのベット頻度10%で、1.25xサイズが主。
これを受けたUTGはAヒットはコール、55、44、33はコールできるけれど、Jヒットは半分ほどフォールド。

GTOウィザードAハイボード座学のまとめ

AはUTGとBBともに持っていることが多いハンド。

Aのキッカーによってベットしたり、しなかったりが左右されます。

さらに、UTGがチェックしていたとしても、BBのプローブベット率は低め。

「A+ローの5以下・ローの5以下」でBBのプローブベット率は上がりますが、サイズはポットオーバーサイズが主になっています。

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