ポーカーGTO(ゲーム理論)|BTNとSBのオープンレンジを覚えよう!

ポーカーのGTO(ゲーム理論)の基礎の基礎をマスターしよう!

前の記事ではUTGのオープンレンジについて問題にしました。
>>UTGのオープンレンジを覚えよう

今回はBTNのオープンレンジを問題にしていきます。

知識のあいまいなところを明確にしよう!
覚えたいBTNのオープンレンジ表はこちら。
BTNのオープンレンジ表
BTN
「レイズ42%(レイズ2.5)、フォールド58%」
(6人テーブル、レーキNL50、スタック100bb、タイプgeneralのもっとも一般的なタイプを基礎にしています。)
GTOウィザード参照

BTNのオープンレンジは広いので、少しずつ問題形式にしていきます。

ポーカーのGTO|BTNのオフスートでオープンができるハンドは?

BTNのオフスートのオープンレンジからいきます。

まずはポケットペアを省いたAのオフスートから。

Aのオフスート

問い1
Aのオフスートはどこまでオープンでしょうか?
①A3o
②A2o
BTNからオープンレンジがとても広くなる理由として、BTNはインポジションになるので有利なのです。
>>インポジションが有利な理由についてはこちら。
答えは
①A3o(オープン75%)
エースを持ってるだけで、ほぼオープンできるんだね!

Kのオフスート

問い2
Kのオフスートはどこまでオープンでしょうか?
①K8o
②K7o
③K6o
なぜ3択にしたかについても、考察してみて下さい。
答えは
②K7o(オープン約30%)
オープンはK7oからなのですが、K8o(オープン70%)も頻度でオープンです。
K7oもK8oも頻度でオープンするハンドなので3択にしてみました。

Qのオフスート

問い3
Qのオフスートはどこまでオープンでしょうか?
①Q9o
②Q8o
答えは
①Q9(オープン100%)
このオープン100%と書いたことに関して、おやっ、と思った人もいるはず。
さきほどのKでは、頻度30%の後が頻度80%でした。
なので、100%の次は、低い頻度でもオープンする場合もあるのでは?と。
実はQ8は「オープン4%」はあります。
基本はQ9と覚えつつ、余裕がでてきたら細かい所も覚えていきましょう。
レーキの差やスタックの差などによっても変化しうる個所だからです。

Jのオフスート

問い4
Jのオフスートはどこまでオープンでしょうか?
①J9o
②J8o
答えは
①J9o(オープン100%)
Jの場合もQと同じく、J8o(オープン17%)です。
17%は低頻度というには、少し高めかもしれません。
こちらも余裕がでてきたら頻度でオープンだと覚えておきましょう。

Tのオフスート

問い5
Tでオープンするオフスートを2つあげて下さい。
これはよく考えれば答えがでてくる簡単な問題!
答えは
「T9o」、「T8o」(オープン70%)。
なぜ簡単かといえば、Tのポケットペアを想像して、そこから順に下の2つが正解だからです。
「9」のオフスートに関しては、ほぼない、と覚えておいてください。
「98o」(オープン約5%)です。

ポーカーのGTO|ポケットペアの扱い方

BTNでのポケットペアはほぼオープンです。

オープンするのですが2ポケに関してだけ頻度があります。

問い6
2ポケのオープン頻度は何%?
答えは
頻度66%です。
3回に1回くらいはフォールドしてもいいかな

ポーカーのGTO|BTNのスーテッドハンド

まずはざっくりとした大きな問いから始めてみます。

問い7
スーテッドハンドはどこまでオープンでしょうか?
①AKのスーテッド全部
②AKQのスーテッド全部
③AKQJのスーテッド全部
答えは
②のAKQのスーテッド全部です。
ただし「Q2」(オープン90%)
広い範囲でスーテッドをオープンします。

Jのスーテッドハンド

問い8
Jのスーテッドはどこまでオープンでしょうか?
数字で答えて下さい。
ヒントはQはQ2sまでだった、ということ。
答えは
J4s(オープン70%)です。

Tと9と8のスーテッドハンド

問い9
Tと9と8のスーテッドハンドはどこまでオープンでしょうか?
T、9、8は同じ数字がつきます。
①5
②6
答えは
②6です。
T6s、96s、86sこの3つとも頻度100%オープンです。

7と6と5のスーテッドハンド

問い10
7と6と5のオープンするスーテッドハンドを4つをすべて答えて下さい。
4つというのがヒントです。
答えは
76s、75s(オープン84%)、65s、54s(オープン68%)の4つです。
4つを想定して、数字の大きい7が2つ、6と5が一つずつと想定すると答えが出てきます。
以上がBTNのオープンレンジになります。
SBとBTNを分けようかと思ったのですが、SBのオープンレンジがBTNと似ていたので、このままSBも覚えてしまいましょう!

ポーカーのGTO|SBオープンを覚えよう!

SBオープンをBTNと比較しながら見ていきます。

SBのオープンレンジ表
SB
「レイズ37.5%(レイズ3)、コール11.1%、フォールド51.5%」

SBのオープンレンジはBTNと似ているのですが、違いはリンプインが肯定されることです。

リンプインとはコールで参加すること。

なので、BTNでレイズオープンしていたハンドもリンプインする可能性があります。

SBのオフスート(ポケットペア以外)

Aのオフスート

問い①
Aのオフスートはどこまでオープンでしょうか?
ヒント:BTNはA3oまででした。
答えは
A2o(コール25%)。
BTNではA3までオープンでしたが、SBはリンプインが肯定されます。
A3o(レイズ65%コール35%)です。

Kのオフスート

問い②
Kのオフスートはどこまでオープンでしょうか?
ヒント:BTNはK7oまででした。
答えは
K6o(コール20%)です。
ちなみに、K7o(レイズ20%コール40%)です。

QとJとTと9のオフスート

問い③
QとJとTと9のオフスートはどこまでオープンでしょうか?
①9
②8

ヒント:BTNはQとJが9まででした。

答えは
②8です。
Q8o(レイズ35%コール44%)
J8o(レイズ34%コール30%)
T8o(レイズ66%コール34%)
98o(レイズ65%コール35%)

残りのオフスートハンド

残りは「87o」(オープンレイズ9%コール18%)

「T7o」「97o」「76o」は低頻度(11%以下)でコールです。

SBのポケットペア

すべてオープンします。

ただし、ポケットペアは頻度でコールが増えます。

例えば、「22」(オープンレイズ78%コール22%)です。

SBのスーテッドハンド

問い④
スーテッドハンドはどこまでオープンでしょうか?
①AKQまで
②AKQJまで
ヒント:BTNはQまですべてオープンでした。
答えは
②AKQJまでオープンします。
「J2s」(コール約20%)
ちなみに「J3s」(レイズ50%コール50%)です。
問い⑤
T、9、8のスーテッドはどこまでオープンでしょうか?
①4
②5
ヒント:BTNはT、9,8は6でした。
答えは
②5です。
「T5s」(レイズ35%コール65%)
「95s」(レイズ45%コール55%)
「85s」(レイズ85%コール15%)
ただし「T4s」はコールが頻度で約20%、フォールド80%です。
問い6
7、6、5のオープンするスーテッドハンド7個を述べて下さい。
ヒント:7が3つ、6が2つ、5が2つです。
答えは
「76s」「75s」「74s」
「65s」「64s」
「54s」「53s」
どれも100%で参加しますが、コールとレイズ頻度は異なります。
単純に強いハンドだからって、レイズ頻度が増えるわけでもないみたい
以上がSBのオープンレンジです。

ポーカーのGTO|BTNとSBオープンを覚えよう!

この10問に答えられれば、BTNオープンを暗記していることになります。

暗記していくと、なんとなくの予想が立てられるように!

相手はBTNからオープンしているからハンドレンジはこのくらい。

CBで降りるだろうハンドはこのくらい。

レンジが覚えられれば、細かい予測も付きやすくなり、ゲームがもっと面白くなります!

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