ゲーム理論(GTO)の基礎|UTGvsBBを練習問題から覚えよう!

ポーカーのGTO(ゲーム理論)の基礎の基礎をマスターしよう!

他のレンジ表の基礎問題はこちら。
UTG、HJ、COはこちら。
>>UTGのオープンレンジを覚えよう
BTN、SBはこちら。
>>BTNのオープンレンジを覚えよう

今回はUTGvsBBのレンジを問題にしていきます。

なぜここからかと言えば、ハイポジションvsBBは対戦する頻度がとても多いから!

なので、KKポーカーアプリでは2.2bbオープンが流行っています。
(ハイポジションvsBBで、SB分も足してフロップ5bb以下だとレーキが発生しない)

他のハイポジション対BBも扱っていきますが、まずはUTGvsBBを扱います。

表を言語にして覚えていくよ!

ゲーム理論(GTO)|UTGvsBBのBBレンジを覚えよう!

UTGがオープンレイズ2倍をした状態から、BBのレンジを覚えていきます。

他のポジションが参加した場合、レンジは違ってくるのでその場合は当てはめないで下さい。

まずUTGのオープンレンジ表はこちら。

utg
(6人テーブル、レーキNL50、スタック100bb、タイプgeneralのもっとも一般的なタイプを基礎にしています。)
「レイズ17.6%、フォールド82.4%」(レイズ2)
GTOウィザード参照
見えにくいので、内容としてはこちらを参照にして下さい。
>>UTGのオープンレンジを覚えよう

今回問題にしていくのは、それに対するBBのレンジです。

このUTGのオープンに対して、BBはこのような反応を示します。

utg対bb
レイズ5.2%(レイズ12)、コール32.6%、フォールド62.2%」

では、BBのレンジの問題を出していきます。

ゲーム理論(GTO)|BBのレンジ問題

まずはオフスートハンドから。

BBのオフスートのレンジ

Aのオフスート

問い①
Aのオフスートはどこまで約100%で参加しますか?
①A9o
②A8o
答えは
①A9oが97%です。
ちなみに、A8oとA5oは約40%で参加。
低頻度(12%以下)でA7oとA4oはレイズだけ(コールはしない)します。

Kのオフスート

問い②
Kのオフスートはどこまで100%で参加しますか?
①KTo
②K9o
答えは
①KToです。
K9oは約10%でコールだけします。

QとJのオフスート

問い③
QとJのオフスートはどこまで参加するでしょうか。
①T
②9
答えは
①QTo(コール82%)、JTo(コール100%)

T以下のオフスート

残りは頻度でコールになります。
頻度の高い順に残りのオフスートハンドをあげていきます。
T9o約60%コール
87o約40%コール
98o約40%コール
76o約30%コール
65o約30%コール
54o約15%コール
97o約7%コール
T8o約5%コール
T9o-54oまでのポケットペア一つ下のハンド6つはコール、他にも2つ(T8o、97o)が低頻度でコールがある、とざっくり覚えておきましょう。
順番が前後している?と思われたかもしれませんが、間違いではなく、上から頻度が高い順に並べています。
覚えましたか?
問い③
T以下のコールするオフスート8個をあげて下さい。
答え方として、Tから順にあげてみます。
答え:T9o、98o、87o、76o、65o、54o、T8o、97o

BBのスーテッドハンドのレンジ

まずはざっくりとスーテッドハンドを絞ります。

問い④
どこまでスーテッドハンドは参加しますか?
①K
②Q
答えは
②Q2sまで参加で、Qから上はすべて参加します。

Jのハンド

問い⑤
Jのスーテッドはどこまで参加しますか?
①J5s
②J4s
答えは
J4s(35%コール)です。

Tのハンド

Tは少し複雑です。
T6sまで100%、T5s(約5%コール)、T4s(約15%コール)。
なので、T6sまで参加といったん覚えておきましょう。

9のハンド

9は95sまで100%。94sは0%で、93sは約20%コールです。

とりあえずは、95sまでと覚えておきましょう。

8のハンド

8は85sまで100%。84sは22%でコールです。

85sまでと、おおまかに覚えておきましょう。

7のハンド

7は74sまでで100%です。

6のハンド

6は63sまでで100%です。

5以下のハンド

6が3までだったということは、残りは2しかありません。

52s(100%)、42s(100%)、32s(95%)はほぼ参加すると覚えておきましょう。

では、覚えたか確認していきましょう。

おおまかに記憶しているかどうかを問題にします。

問い⑥
Tのスーテッドはほぼどこまで参加でしょうか?
問い⑦
9のスーテッドはほぼどこまで参加でしょうか?
問い⑧
8のスーテッドはほぼどこまで参加でしょうか?
問い⑨
7のスーテッドはどこまで参加でしょうか?
問い⑩
6のスーテッドはどこまで参加でしょうか?
問い⑪
5,4,3のスーテッドはほぼどこまで参加でしょうか?
答えは
問い⑥T6s
問い⑦95s
問い⑧85s
問い⑨74s
問い⑩63s
問い⑪52s、42s、32s
答えを見ていって、Tから655432と単純に覚えておくのもいいかもしれません。

ゲーム理論(GTO)|BBの3betレンジを覚えよう!

BBの参加するハンドの次は、3betハンドを覚えておきましょう。

問い1
BBが100%3betするハンドを3つあげて下さい。(オフスートとスーテッドハンドは別としてカウントして下さい)
答えは
AA、AKs、KKです。
問い2
BBが40%以上70%以下で3betするハンドを4つあげて下さい。
答えは
AKo(約65%)、QJs(約60%)、QQ(約45%)、A2s(約45%)。
残りのハンドは頻度40%以下の3betなので、問題にはしませんが少し上げておきます。
65s(38%)、K3s(36%)、AQs(35%)、76s(35%)、K4s(33%)、87s(30%)、KQo(27%)。
強いハンドで3betするイメージですが、GTOによれば頻度でこれらのハンドでも3betします。
GTOウィザードでは、UTGのレイズ2に対してBBはレイズ12を返しています。
BBの3betを受けたUTGはこのような反応を示します。
UTG3bet
「オールイン1.6%、レイズ11.7%(レイズ22)、コール20.4%、フォールド66.3%」
UTGのBBから3ベットをうけたフォールド率が高いので、3betレンジを覚えておくことは有益です。

ゲーム理論(GTO)|UTGvsBBのレンジをマスターしよう!

プリフロップを暗記すると、相手のハンドの推測をしやすくなります。

相手も自分もGTO通りとはいきませんが、基本を覚えておくことで判断がしやすくなります。

よくあるシチュエーションのレンジは覚えておきたいね!
他の問題はこちらから。
ポーカーGTOの基礎問題
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