ポーカーはどうやって上達すればいいの?
鉄強に聞く上達する方法はこちら。
>>鉄強になる過程とは
強くなる過程ではGTOに触れています。
GTO(ゲーム理論)はポーカー上達に有益です。
ゲーム理論をイメージで理解したい人は、こちらの記事をどうぞ。
>>GTO初心者に贈るわかりやすいゲーム理論の話
ポーカーのGTO(ゲーム理論)を覚える理由
GTOはポーカー上達のための便利な道具。
例えば、算数の数式だったり、歴史の年号のようなものです。
数式や歴史の年号を知らなくてもそれを計算できたり歴史を語れたりしますが、知っていると正確性が増したり信ぴょう性が増したりします。
そして、覚えることでそこから応用が効くようになります。
GTOの基礎をまず覚えることがポーカー上達の近道。



ポーカーのGTO(ゲーム理論)UTGのオープンレンジ
1番のハイポジションがUTGなので、まずはUTGを覚えましょう。
UTGを基本に覚えておけば、そこから応用がきくシチュエーションが増えます。
覚えたい表はこちらですが、こちらを問題化していきます。
「レイズ17.6%(レイズ2)、フォールド82.4%」
(6人テーブル、レーキNL50、スタック100bb、タイプgeneralのもっとも一般的なタイプを基礎にしています。)
GTOウィザード参照
UTGのスート違いでオープンレイズできるハンドは?
問い1
UTGでオープンできるオフスートのハンドをポケットペア以外で7つあげて下さい!
ポーカーはほぼスーテッドで参加します。
>>スーテッドから考える戦略
そんなオフスートでもオープンレイズできるハンドをまずは覚えましょう。
ヒントは、オフスートの強いハンドを上から順に7つ考えてみることです。
①AKo
②AQo
③AJo
④ATo
⑤KQo
⑥KJo(オープン85%フォールド15%)
⑦QJo(オープン41%フォールド59%)

ポケットペアはどこまでオープンする?
ポケットペアは全部オープンしても頻度で良いとされています。
問い2
ポケットペアでフォールドする選択がでてくるのはどのポケットペアからでしょうか?
- 6ポケ
- 5ポケ
ローポケットの場合はフォールドする率も増えてきます。
答えは②の5ポケ!
「66」はオープン100%。
「55」はオープンとフォールドが約50%ずつになっています。
「44」「33」「22」(オープン約18%)

AKQJTのスーテッドはどこまでオープンする?
さきほどはオフスートを扱いましたが、次はスーテッドハンドです。
AKQJTのスーテッドはどこまでオープンかを答えて下さい。
Aのスーテッドハンドはどこまで?
Aはすべてオープンします。
「A2」だけ頻度でオープンが半々と覚えておきましょう。(オープン43%)
Kのスーテッドハンドはどこまで?
Kは5までオープンします。
「K7」(オープン67%)
「K6」(オープン52%)
「K5」(オープン52%)
K5sまではオープンするけれど、765は半々くらい、と覚えておきましょう。
Qのスーテッドハンドはどこまで?
Qは9までオープンします。
Q8は約9%でオープンしてもかまいません。

Jのスーテッドハンドはどこまで?
Jは9までです。
「JTs」と「J9s」の2つのハンドのみ。
2つだけなのですが「J9s」のオープンは頻度で66%です。
Tのスーテッドハンドはどこまで?
「T9s」のみです。
補足としてT以下のスーテッドに関して、頻度でオープンができます。
「98s」(オープン16%)
「87s」「76s」「65s」「54s」は約10%ほどの頻度でオープンです。
ここから少しUTG以外にHJとCOについても触れていきます。
なぜならUTGとHJとCOのレンジは似ているから!
BTNからはかなり広くなりますので、今回はHJとCOまで追加して覚えてしまいましょう。
ポーカーのGTO(ゲーム理論)HJとCOのオープンレンジ
UTGとHJのオープンレンジの違いについて、特徴だけをあげていきます。
HJのオープンレンジ表
「レイズ21.6%(レイズ2)、フォールド78.4%」
UTGとHJのオープンレンジの違いの特徴は?
まずはオフスートから。
オフスート
UTGのオフスートは7つオープンでしたが、HJでは頻度でオープンするものが4つ追加されます。
(KJo、QJoは100%オープン)
11個と覚えましょう!
ちなみに、UTGがすでにオープンしていた場合、レンジは違うので注意して下さい。
HJがオープンレイズする場合に頻度でオープンするハンドはこの4つ。
①「A9o」(57%オープン)
②「KTo」(74%オープン)
③「QTo」(30%オープン)
④「JTo」(27%オープン)

ポケットペア
ポケットペアは5は100%オープンになり、4ポケから半々(44%オープン)になります。
スーテッドハンド
AKQで頻度でオープンだったものの確率がUPしています。
A2は100%オープン。K5sは90%オープン。
Q8sは80%オープン。J9sは100%オープン。98sは80%オープン。
ここまではUTGもオープンだったのですが、オープン確率がUP。
スーテッドで追加されるハンド。
T8s(65%オープン)。
J8s(9%オープン)。
低頻度でオープンしていたハンドは変わらず低頻度オープン。
UTGでも低頻度でオープンする次のハンドはHJでも低頻度(15%以下)でオープンです。
「87s」「76s」「65s」「54s」

①UTGから増えたオフスートのオープンハンド4つは何?
②Kのスーテッドはどこまでオープン?
③QJT9は低頻度もふくめてほぼどこまでオープン?
②K5s(90%)
③8までです。(J8sは約10%と低頻度ですが、他は60%以上の頻度でオープンです。)
HJとCOのオープンレンジの違いは?
COのオープンレンジ表
「レイズ28.9%(レイズ2.3)、フォールド71.1%」
頻度で各ハンドに低頻度オープンが増えてくるのですが、大きな違いを簡単に述べていきます。
オフスート
HJに比べて2個オフスートが追加されます。
「A8o」
「A5o」(80%オープン)
なので13個になりました。
ポケットペア
「33」からオープンが32%になります。
AKQのスーテッドハンド
HJで低頻度だったものの確率があがります。
Aのスーテッドは同じくすべてオープン。
KのスーテッドはK4s、K3s、K2s(50%オープン)追加ですべてオープンになります。
QのスーテッドはQ7s、Q6s、Q5sが追加。
Qは5までオープンと覚えましょう。
JT98のハンド特徴
J8s、J7sが追加。(J6sは低頻度)
Jはほぼ7までオープン。
Tはほぼ8までオープン。(T7sは約20%でオープン)
97s、87s(74%)が追加。
Jから8までは平均すると7のスートまでオープンしますが、その頻度はばらばらです。
多少違いますが、初めはまとめて覚えてしまいましょう。
Jから8までは7までオープン!
他のハンドとして「J6s」(8%)、「76s」(20%)、「65s」(20%)、「54s」(13%)は低頻度でオープンです。

①HJからCOで増えるオフスートハンド2つは何?
②Kのスーテッドはどこまでオープン?
③Qのスーテッドはどこまでオープン?
④JT98のスーテッドはほぼどこまでオープン?
②Kのスーテッドは全部オープンできる。
③Q5s
④7
ポーカーのGTOのUTGオープンを覚えよう!
表を眺めていても、いざ実践をしてみようとするとどこまでオープンだったのかわからなくなってきます。
なので、問題形式にしてみました!
問題に答えられればUTG(6人テーブル、レーキあり、100bb)の一般的なオープンレンジを覚えたことになります。
パーセントも細かく書きましたが、いつもスタックは変化するし、人数が少なくなることもポーカーではよくあります。
なので、まずはこれが基礎ですが、実践ではそこから場面場面にアジャストさせてみて下さい。

>>BTNとSBのオープンレンジを覚えよう!