GTOからフロップCB分析|「UTGvsBB」編

GTOからプリフロップを覚えた後は、フロップの戦略特徴を見ていきましょう!

6MAXで対戦頻度が多い「UTGvsBB」。

このフロップでの戦い特徴をGTOウィザードから分析していきます。

まずレンジはこちら。

GTOウィザードの「6MAX、100BB、General、NL500(レーキ多め)」のバージョンでみていきます。

UTGのオープンレンジ
「レイズ17.6%、フォールド82.4%」
utg

BBが受けるレンジ
「レイズ5.1%(レイズ12bb)、コール35.7%、フォールド59.1%」
BB

この2つのレンジを基礎に、フロップにおけるCB戦略をみていきます。

  • CBの区切り方。
    「ポット33%(小さいサイズ)、ポット50%(中間サイズ)、ポット76%以上(極大サイズ)」と区切ります。
  • カードの種類をここではブロードウェイカード(A~K)、ミドルカード(9~7)、ローカード(6以下)に分けます。
    分類は10+1通り。
    「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ブロードウェイ」、「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ミドル」、「ブロードウェイ・ミドル・ミドル」、「ブロードウェイ・ロー・ロー」「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ロー」、「ブロードウェイ・ミドル・ロー」、「ミドル・ロー・ロー」「ミドル・ミドル・ロー」、「ミドル・ミドル・ミドル(987)」、「ロー・ロー・ロ―」、ペアボード。

(数値にはすべて約がつきます。)

目次

GTOからフロップCB分析

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ブロードウェイ」

Aハイ

「A♠K♦Q♠」
UTGのフロップCB頻度95%小さいサイズが主で、中間サイズもあり。(2:1)
「AKQ」レインボーの場合はCB頻度100%、小さいサイズが主で、中間サイズ、極大サイズあり。(3:2:1)
「AKQ」モノトーンCB頻度40%、小さいサイズが主。

「A♣K♦T♣」
UTGのフロップCB頻度95%小さいサイズが主で中間サイズあり。(2:1)
「AKT」レインボーCB頻度100%、小さいサイズが主で中間サイズ、極大サイズあり(5:4:1)。
「AKT」モノトーンCB頻度40%、小さいサイズが主。

AとKそろっている場合はとくにCB頻度が高い。

「A♣Q♦J♣」
UTGのフロップCB頻度70%、小さいサイズが主で中間サイズあり。(5:2)
「AQJ」レインボーCB頻度80%、小さいサイズが主で中間サイズあり。(4:3)
「AQJ」モノトーンCB頻度45%、小さいサイズが主。

「A♣J♦T♣」
UTGのフロップCB頻度100%小さいサイズと中間サイズが同じくらい。(5:4)
「AJT」レインボーCB頻度100%、中間サイズが主で、小さいサイズと極大サイズあり。(3:2:2)
「AJT」モノトーンCB頻度45%、小さいサイズが主。

Kハイ

「K♣Q♦J♣」
UTGのフロップCB頻度85%、小さいサイズが主で中間サイズあり。(5:3)
「KQJ」レインボーCB頻度85%、小さいサイズが主で中間サイズもあり。(4:3)
「KQJ」モノトーンCB頻度55%、小さいサイズが主。

「K♣Q♦T♣」
UTGのフロップCB頻度100%小さいサイズが主で中間サイズあり。(2:1)
「KQT」レインボーCB頻度100%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「KQT」モノトーンCB頻度55%、小さいサイズが主。

「K♣J♦T♣」
UTGのフロップCB頻度100%小さいサイズが主で中間サイズあり。(3:2)
「KJT」レインボーCB頻度100%、中間サイズが主で小さいサイズと極大サイズあり(5:4:2)
「KJT」モノトーンCB頻度55%、小さいサイズが主。

Qハイ

「Q♣J♦T♣」
UTGのフロップCB頻度100%中間サイズが主で小さいサイズと極大サイズあり。(5:3:3)
「QJT」レインボーCB頻度100%、極大サイズが主で中間サイズと小さいサイズあり。(5:3:1)
「QJT」モノトーンCB頻度75%、小さいサイズが主。

  • CB頻度が高いボードで、100%CBを打つボードもある。
  • 極大サイズはあまり出現しない。(一枚がミドル以下の方が極大サイズ出現)
  • レインボーボードでよりCB頻度が上がり、サイズも大きなサイズがでてくる。
  • モノトーンボードでは、CB頻度が低くなる。

BBがコールするレンジにスーテッドが多いので、傾向としてはレインボーボードのCBはあがり、モノトーンボードのCBは下がると推測できる。

一方的にUTGに有利なボード。

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ミドル」

Aハイ

「A♣K♦9♣」
UTGのフロップCB頻度90%極大サイズが主で小さいサイズと中間サイズもあり。(2:1:1)
9が8以下の数字になると、数字が小さくなるほど極大サイズが増える
「AK9」レインボーCB頻度100%、極大サイズが主で中間サイズと小さいサイズもあり。(4:3:2)
「AK9」モノトーンCB頻度35%、小さいサイズが主。

「A♣J♦9♣」
UTGのフロップCB頻度80%、小さいサイズ・中間サイズ・極大サイズあり。(4:3:2)
9⇨8はあまりかわらないが、7になるとCB頻度90%中間サイズが主でサイズが全体的に大きくなる。
「AJ9」レインボーCB頻度95%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「AJ9」モノトーンCB頻度45%、小さいサイズが主。

Kハイ

「K♣J♦9♣」
UTGのフロップCB頻度60%、小さいサイズが主で中間サイズもあり。(3:2)
9⇨8・7だとベット頻度80%で極大サイズが主
「KJ9」レインボーCB頻度65%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「KJ9」モノトーンCB頻度50%、小さいサイズが主。

Qハイ

「Q♣T♦7♣」
UTGのフロップCB頻度70%、極大サイズと中間サイズが同じくらい。
⇨7が8でも同じくらい。
⇨7が9になると頻度80%で小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「QT7」レインボーCB頻度75%極大サイズが主で中間サイズと小さいサイズあり。(3:2:1)
「QT7」モノトーンCB頻度65%、小さいサイズが主。

Jハイ

「J♣T♦8♣」
UTGのフロップCB頻度65%、中間サイズが主で小さいサイズもあり。(3:2)
8⇨9(JT9の連続)になると、CB頻度85%、中間サイズと小さいサイズが同じくらい。(5:4)
「JT8」レインボーCB頻度65%、中間サイズが主で小さいサイズが同じくらい。
「JT8」モノトーンCB頻度55%、小さいサイズが主。

  • 頻度は高めで、大きいサイズが増える。
  • さまざまなサイズがある。
  • Aハイの場合にモノトーンになると極端にベット頻度が落ちている。
  • 「A・K・ミドル以下>A・Q・ミドル以下>A・J・ミドル以下」と極大サイズ率が高め
  • 「K・Q・ミドル以下>K・J・ミドル以下」で極大サイズが高め

BBのレイズ戦略

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ミドル」を一部ピックアップ!
CB頻度が100%ボードのBB戦略。
UTGが100%CBをうつ「AK9(レインボー)」。

UTGが小さいサイズでCBを打った場合。
BBは「コール35%、レイズ10%」。

レイズするハンドとして「2ペア、A+ハイキッカー、9ヒットのハンド、Q・T・J絡みのストレートドロー」。
レイズハンド「9+ローキッカー」でレイズをした場合、ターン・リバーとラグ「4・2など」が落ちると続けて強めにベットする傾向。(フラッシュドローは特にベット)

ストレートに絡む「J・T」がターンで落ちた場合の方が、「9+ローキッカー」はチェックが増えたり(ターンTのレインボーはほぼチェック)、サイズが小さい。
レイズしたハンド「QJ・JT」などがターンで「J」ヒットした場合、チェック頻度は50%。

UTGフロップのCBによりBBは「QQ、JJ、TT」をフォールドしている。

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ロー」

Aハイ

「A♣Q♦5♣」
UTGのフロップCB頻度80%極大サイズが主で中間サイズと小さいサイズがある。(3:2:2)
5⇨4以下になるとポットオーバーサイズが増え、小さいベットが少なくなっていく傾向。
「AQ5」レインボーCB頻度95%、中間サイズが主でさまざまなサイズがある。
「AQ5」モノトーンCB頻度50%、小さいサイズが主。
AKローはAKミドルと似ているが違いはベット頻度が少し下がる。
AJ5になるとCB頻度80%で中間サイズが主。(5以下も似た様子)
ATローも似ている。(Tが9以下になるとかなり変わってくる)
AKロー>AQロー>AJローと極大サイズが多い。

Kハイ

「K♣Q♦5♣」
UTGのフロップCB頻度85極大サイズが主でそれぞれのサイズがある。
5⇨「8>7>6>4>3>2」とCB頻度が上がるが、極大サイズの率はあまり変わらないなくて、すべて極大サイズが主
「KQ5」レインボーCB頻度100%極大サイズが主でそれぞれのサイズがある。
「KQ5」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。
KQ>KJ>KTの組み合わせでより極大サイズが出現していて、「KT5」は中間サイズが主。

Qハイ

「Q♣T♦5♣」
UTGのフロップCB頻度75%、すべてのサイズがあり、中間サイズが主
5⇨4以下になるとCB頻度が少し下がり中間サイズと極大サイズが同じくらいになる。
「QT5」レインボーCB頻度80%、小さい・中間・極大が同じくらい。
「QT5」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。
QJ>QTと極大サイズの出現率があがる。

Jハイ

「J♣T♦5♣」
UTGのフロップCB頻度80%、中間サイズが主で極大サイズもあり。
5⇨6は同じ様子で、4以下で中間サイズと極大サイズが同じくらいになっていく。
「JT5」レインボーCB頻度85%、極大サイズが主でさまざまなサイズがある。
「JT5」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。

  • 全体的にCB頻度は高めでサイズも大きめ。
  • ローがより小さくなるほど極大サイズが出現している。

「ブロードウェイ・ミドル・ミドル」

Aハイ

「A♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度60%、中間サイズが主でいろいろなサイズがあり。
8⇨9になるとCB頻度60%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「A87」レインボーCB頻度60%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「A87」モノトーンCB頻度45%、小さいサイズが主。

Kハイ

「K♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度70%、極大サイズと中間サイズが同じくらい。
8⇨9になるとCB頻度75%、極大サイズと中間サイズが同じくらい。
「K87」レインボーCB頻度80%、小さいサイズが主で小さいサイズと極大もあり。
「K87」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。

Qハイ(ミドルの組み合わせでCB頻度とサイズ変化)

「Q♣9♦8♣」
UTGのフロップCB頻度55%、中間サイズが主で小さいサイズもあり。(3:2)
レインボーになっても似た様子で、モノトーンになると小さいサイズが主になる。
極大サイズがない。
8⇨7になるとがらっとボードが変わる。
「Q♣9♦7♣」
UTGのフロップCB頻度65%、極大サイズが主(オーバーベットが多い)。(50%)
レインボーでも似た様子で、モノトーンになると小さいサイズが主。
7⇨6以下でも極大サイズが主
ストレートがつくれなくなるためと考えられる。

「Q♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度60%、極大サイズが主で中間サイズもあり。(3:2)
極大サイズにオーバーベットがほとんど含まれていないので、97・98より中間サイズより。
レインボーになると小さいサイズと中間サイズと極大サイズが「1:1:1」

Jハイ

「J♣9♦8♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
8⇨7になると、CB頻度50%、中間サイズと極大サイズが同じくらい。
6以下になると極大サイズが主でオーバーベットサイズが出現している。
レインボーになると中間サイズが主、モノトーンになると小さいサイズが主。
「J♣8♦7♣」もCB頻度45%、小さいサイズと中間サイズが同じくらいと「J98」と似た様子。

Tハイ

「T♣9♦8♣」
UTGのフロップCB頻度50%、中間サイズが主で小さいサイズあり。(3:2)
「T♣9♦7♣」
UTGのフロップCB頻度40%、中間サイズが主。
「T♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度50%、中間サイズが主。
オーバーベットサイズがほぼでてこない⇨コネクトが強いので小さめのベットだと考えられる。

  • CB頻度は高くないボード。
  • 3つの数字がストレートを作る場合、サイズが小さくなる傾向。
    2つの数字だけがコネクトすると極大サイズが増える。

「ブロードウェイ・ミドル・ロー」

Aハイ

「A♣9♦2♣」
UTGのフロップCB頻度50%、小さいサイズが主
2⇨5・6(9とコネクトする)だと少し中間サイズと極大サイズがあるが小さいサイズが主。
9⇨7・8になっても小さいサイズが主。
レインボー、モノトーン共に小さいサイズが主。

Kハイ

「K♣9♦2♣」
UTGのフロップCB頻度70%、極大サイズが主で中間サイズもあり。(3:2)
「K92」レインボーCB頻度100%小さいサイズが主。
2⇨3・4も100%で5だと90%。
「K92」モノトーンCB頻度50%、小さいサイズが主。
レインボーボードだとよりUTGに有利だと考えられる。
9⇨8・7になると、CB頻度が95%小さいサイズが主になる。
コネクトしていない方がよりCB頻度が上がっている。
モノトーンのCB頻度60%で小さいサイズが主。

Qハイ

「Q♣9♦2♣」
UTGのフロップCB頻度60%、極大サイズが主
2⇨3・4・5・6・7になっても極大サイズが主。
「Q92」レインボーCB頻度80%、小さいサイズが主になるけれど、極大サイズ頻度はツートーンと一緒。
(小さいサイズだけ頻度が増えている)
「Q82」レインボーのCB頻度100%で小さいサイズが主。
「Q92」「Q82」のモノトーンCB頻度60~65%、小さいサイズが主。
9⇨8まではストレートを作るので極大サイズがあるけれど、7になるとオーバーベットの極大サイズがほぼなくなる。
「Q♣7♦2♣」
UTGのフロップCB頻度95%、小さいサイズが主

Jハイ

「J♣9♦2♣」
UTGのフロップCB頻度60%、極大サイズ(オーバーベットサイズあり)が主。
2⇨3・4・5・6になっても極大サイズが主。
モノトーンになっても、レインボーになってもCB頻度は変わらず65%前後で小さいサイズが主で中間サイズもあり。(3:2)
9⇨8になるとオーバーベットが減って、少しCB頻度が上がる。
7になるとよりその傾向で「J♣7♦2♣ 」はCB頻度75%で極大サイズが主

Tハイ

「T♣9♦2♣」
UTGのフロップCB頻度55%、極大サイズ(オーバーベットサイズあり)が主
2⇨3・4・5まで極大サイズが主で、6はTとコネクトするので中間サイズが主(CB頻度40%と下がる)になる。
「T♣8♦2♣」
UTGのフロップCB頻度60%、極大サイズ(オーバーベットサイズあり)が主
2⇨3・4・5まで同じく極大サイズが主で、6になると中間サイズが主(CB頻度50%)。
8⇨7になっても同じ様子。

  • ボードの数字が2つコネクトしていると極大サイズが出現。
  • コネクトしていないと、CB頻度が高く小さいサイズが主。

「Q♣9♦2♣」でオーバーベットを受けたら?

UTGのCBで「Q♣9♦2♣」の場合、124%のオーバーベットが主。

このベットを受けたBBはQヒットはコール。
9ヒットはA9sですらスートが無ければ6割フォールドしている。
AKは♥持ちのみコールできる。
22、99、オープンエンドでレイズ。

「ブロードウェイ・ロー・ロー」

Aハイ

「A♣5♦2♣」
UTGのフロップCB頻度35%、小さいサイズが主
「A52」レインボーCB頻度30%、小さいサイズ・中間サイズ・極大サイズ「1:1:1」
「A52」モノトーンCB頻度40%、小さいサイズが主。
レインボーでもCB頻度が下がる。
5⇨4以下でも同じ傾向。
6があるとAがストレートを作らなくなるので、一部極大サイズがでてくる。(CB頻度は50%くらいで少しあがる。)
A+6より下のローローはストレートを作るので、CB頻度が全体で最も低い傾向で、小さいサイズが多くなる。

Kハイ

「K♣5♦2♣」
UTGのフロップCB頻度70%、小さいサイズが主
「K52」レインボーCB頻度90%、小さいサイズが主。
「K52」モノトーンCB頻度60%、小さいサイズが主。
セカンドが「6>5>4」とCB頻度が少し高くなる。

Qハイ

「Q♣5♦2♣」
UTGのフロップCB頻度70%、小さいサイズが主
「Q52」レインボーCB頻度85%、小さいサイズが主。
「Q52」モノトーンCB頻度65%、小さいサイズが主。
セカンドが「6>5>4」とCB頻度が少し高くなる。

Jハイ

「J♣5♦2♣」
UTGのフロップCB頻度75%、小さいサイズが主。
「J52」レインボーCB頻度90%、小さいサイズが主。
「J52」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。
セカンドが「6>5>4」とCB頻度が少し高くなる。

Tハイ

「T♣5♦2♣」
UTGのフロップCB頻度70%、小さいサイズと中間サイズと極大サイズが同じくらい。
「T52」レインボーCB頻度85%、小さいサイズが主。
「T52」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。
「T♣6♦2♣」はTと6がストレートをつくるので、CB頻度60%で極大サイズ(特にオーバーベット)が主
5⇨「4・3」は5と似ていて、小さいサイズ中間サイズ極大サイズが同じくらいでCB頻度は60%。

  • Aは3つコネクトすると小さいサイズが主でCB頻度が低く、2つで極大サイズがでてCB頻度は上がる。
  • A他、ブロードウェイがコネクトしないボードは小さいサイズが主な傾向でCB頻度は高め。
  • レインボーのCB頻度はより高くなる。

「K♣4♦2♣」のBBのレイズハンド

UTGが小さいサイズでCBを打った場合。(CB頻度55%小さいサイズが主)

BBはコール41%、レイズ13%。
高頻度でレイズするハンド「52s42s32s、63s53s、64s65、A持ちのフラッシュドロー、2ペア」
ターンで♣が落ちた場合、フラッシュドローで追っていたハンドも続けてベット、フラッシュドローも小さいサイズのベットをする。
Aハイフラッシュ(ナッツ)完成はオールイン。

「ミドル・ミドル・ミドル(987)」

「9♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズが主で中間サイズもあり。(4:3)
「987」レインボーCB頻度55%、小さいサイズが主。
「987」モノトーンCB頻度50%、小さいサイズが主。

UTGのベットするハンド

UTGはブロードウェイカードを持っていることが多いので、ミドルになるとヒットはあまりしていない印象です。

どんなハンドでベット、チェックするのかを見てみます。

  • 7以上のポケットペアはベットで、AA・KKはチェック傾向。
  • フラッシュドロー(全体的にスートによって打ち分けている印象。)
  • T・6持ちのオープンエンドでベット。
  • 7ヒットはA7でもチェック傾向。
  • 8ヒットもフラッシュドロー以外はチェック傾向。
  • 9ヒットもA9より下のK9・Q9・J9・T9はフラッシュドロー以外チェック傾向。

BBのドンクレンジ。

このボードはBBのドンクレンジがあります。

「小さいサイズのベット33%、チェック67%」

  • 「スートドロー+5・6持ち」でベット。
  • 「AKQJTの組み合わせ+スート関係」でベット。

「ミドル・ミドル・ロー」

9ハイ

「9♣8♦6♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
6⇨4以下で極大サイズが主になる。(ボードがコネクトしなくなる。CB頻度は55%。)
「986」レインボーCB頻度55%、小さいサイズが主。
「986」モノトーンCB頻度50%、小さいサイズが主。

「9♣7♦4♣」
UTGのフロップCB頻度55%、極大サイズが主で中間サイズもあり。(4:3)
「974」レインボーCB頻度60%、中間サイズと小さいサイズが同じくらい。
「974」モノトーンCB頻度70%、小さいサイズが主。

8ハイ

「8♣7♦6♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズと中間サイズが同じくらい。
「876」レインボーCB頻度50%、小さいサイズが主。
「876」モノトーンCB頻度60%、小さいサイズが主。

「8♣7♦2♣」
UTGのフロップCB頻度60%、小さいサイズと中間サイズと極大サイズが同じくらい。
「872」レインボーCB頻度65%、小さいサイズが主。
「872」モノトーンCB頻度80%、小さいサイズが主。

モノトーンボードの方がCB頻度が高い。

  • UTGのCB頻度は低め。
  • 3つの数字がコネクトするとサイズも小さめ。
    2つになると極大サイズが出現。
  • モノトーンボードでCB頻度が低くならない。

「ミドル・ロー・ロー」

9ハイ

「9♣6♦2♣」
UTGのフロップCB頻度60%、極大サイズが主
「962」レインボーCB頻度75%、小さいサイズが主。
「962」モノトーンCB頻度75%、小さいサイズが主。
6⇨5・4・3と数字が小さくなるにつれ、ベットサイズが小さくなり頻度は上がる。
「9♣3♦2♣」のCB頻度75%、小さいサイズが主。

8ハイ

「8♣6♦5♣」
UTGのフロップCB頻度50%、小さいサイズが主。
「865」レインボーCB頻度50%、小さいサイズが主。
「865」モノトーンCB頻度65%、小さいサイズが主。
6が5・4・3と下がるにつれてCB頻度は高くなっていく。
「8♣3♦2♣」のCB頻度85%、小さいサイズが主

7ハイ

「7♣6♦3♣」
UTGのフロップCB頻度50%、小さいサイズが主。
7とストレートを作らない「7♣6♦2♣」になるとCB頻度60%と頻度はあがり、サイズも極大サイズが出てくる。
「763」レインボーCB頻度45%、小さいサイズが主。
「763」モノトーンCB頻度75%、小さいサイズが主。
「7♣3♦2♣」だとCB頻度90%で小さいサイズが主

  • 3つの数字がコネクトしているとCB頻度は低めでサイズも小さめ。
  • ミドルとローが離れるほどCB頻度は高くなり、サイズは小さめ。
  • 2つコネクトすると(例えば962、762)極大サイズがでてくる。
  • モノトーンでのベット頻度は高め。

「ロー・ロー・ロ―」

6ハイ

「6♣5♦4♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズが主。
「654」レインボーCB頻度45%、小さいサイズが主。
「654」モノトーンCB頻度60%、小さいサイズが主。

全体的にモノトーンでのベット頻度が高め
ミドル・サードが5432の組み合わせでもCB頻度50%ほどで小さいサイズが主。

BBのドンクレンジ「小さいサイズのベット率50%」、レインボーだと70%、モノトーンだと0%
BB「653」だとベット頻度40%、「643」だとベット頻度35%、「632」はベット頻度15%とよりコネクトしている場合の方がドンク率が高い。

5ハイ

「5♣4♦3♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズが主。
「543」レインボーCB頻度40%、小さいサイズが主。
「543」モノトーンCB頻度60%、小さいサイズが主。

ミドルサードが432の組み合わせでも頻度50%前後の小さいサイズが主。
UTGはモノトーンでベット頻度が上がる。

BBのドンクレンジ「小さいサイズのベット率40%」、レインボーだと55%、モノトーンだと0%
ドンクレンジはコネクトしているときに発生していて、542・532だと20%前後。

4ハイ

「4♣3♦2♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズが主。
「432」レインボーCB頻度40、小さいサイズが主
「432」モノトーンCB頻度60%、小さいサイズが主。

UTGのベット傾向。
A+ハイキッカーはチェック傾向。
スートによって打ち分けている。
UTGが小さいサイズでベットした場合のBB。
BB「レイズ20%、コール35%」とレイズは高め。
BBは5・6持ちでレイズ。

BBのドンクレンジ「小さいサイズのベット率30%」、レインボーだと40%、モノトーンだと0%

  • UTGのベット頻度は低めで小さいサイズ。
  • モノトーンボードでのベット頻度は低くはない。
  • よりコネクトしているボードでBBのドンクが発生。
  • BBのドンクはレインボーだと頻度が高くなり、モノトーンではドンクしない。

ペアボード

全体の傾向を見ていきます。
レインボーとツートーンのベット頻度はあまり変わりがない場合は近似値をとっていますが、変化が多い場合は記述しています。

Aペア

「AAX」
UTGのフロップCB頻度ほぼ100%小さいサイズが主。
AAKとAAQのみ中間サイズと小さいサイズが同じくらい。
「AAA」はCB頻度100%で小さいサイズ。

Kペア

「KKX」
UTGのフロップCB頻度100%小さいサイズが主。
「KKK」はCB頻度100%で小さいサイズ。

Qペア

「QQX」小さいサイズが主。
「QQA」と「QQJ」と「QQT」はCB頻度75%。
「QQK」と「QQ9」と「QQ8」はCB頻度90%。
「QQ7」と「QQ6」と「QQ5」はCB頻度100%。
4以下レインボーは頻度100%、ツートーンは頻度80%。
「QQQ」はベット頻度100%で小さいサイズ。

Jペア

「JJX小さいサイズが主。
「JJA」と「JJT」はCB頻度60%
「JJK」「JJQ」「JJ9」はCB頻度75%。
9<8<7<6<5とベット頻度が増えて、5・6のレインボーは頻度100%。
4以下レインボーは頻度90%、ツートーンは頻度70%。
「JJJ」はベット頻度90%で小さいサイズ。

Tペア

「TTX」小さいサイズが主。
「TTA」、「TTK」、「TTQ」、「TTJ」はCB頻度50%。
「TT5」レインボーはベット頻度70%、「TT6」レインボーはベット頻度65%。
9以下も5・6以外はベット頻度55%~60%
「TTT」はベット頻度75%で小さいサイズ。

9ペア

「99X」小さいサイズが主。
「99A」ベット頻度35%。
「99K」「99Q」「99J」「99T」ベット頻度55%。
「999」はベット頻度100%で小さいサイズ。
「998」~「992」ベット頻度50%~60%。(レインボーで少し頻度が高い傾向)

8ペア

「88X」小さいサイズが主。
「88A」ベット頻度35%。
「88K」「88Q」「88J」「88T」「889」ベット頻度50~55%。
「888」はベット頻度100%で小さいサイズ。
「887」~「882」ベット頻度50%~60%。

7ペア

「77X」小さいサイズが主。
「77A」ベット頻度35%。
「77K」「77Q」「77J」「77T」「779」「778」ベット頻度50%~55%。
「777」ベット頻度100%で小さいサイズ。
「776」~「772」ベット頻度45%~55%。

6ペア

「66X」小さいサイズが主。
「66A」ベット頻度35%
「66K」「66Q」「66J」「66T」「669」「668」「667」頻度50%~55%。
「666」ベット頻度100%で小さいサイズ。
「665」~「662」ベット頻度45%~55%。

5ペア

「55X」小さいサイズが主。
「55A」ベット頻度35%。
「55K」ベット頻度40%。
「55Q」「55J」「55T」「559」「558」「557」「556」ベット頻度45%~55%
「555」ベット頻度100%で小さいサイズ。
「554」~「552」ベット頻度40%。

4ペア

「44X」小さいサイズが主。
「44A」ベット頻度35%。
「44K」「44Q」「44J」「44T」「449」「448」~「445」頻度50%~65%(よりレインボーでベット)
「444」ベット頻度100%、小さいサイズが主で中間サイズあり。(1:2)
「443」「442」ベット頻度40%~45%。

3ペア

「33X」小さいサイズが主。
「33A」ベット頻度35%。
「33K」「33Q」「33J」「33T」ベット頻度60~70%。(レインボーでよりベット)
「339」「338」~「335」ベット頻度70%~85%。(レインボーでよりベット)
「334」ベット頻度50%~60%。(レインボーでよりベット)
「333」ベット頻度100%、中間サイズが主で小さいサイズもあり。(5:4)
「332」レインボーのベット頻度85%、ツートーンのベット頻度55%。

2ペア

「22X」小さいサイズが主。
「22A」ベット頻度30%。
「22K」「22Q」「22J」「22T」ベット頻度65%~80%(レインボーでよりベット)
「229」「228」ベット頻度75%~95%(レインボーでよりベット)
「227」「226」ベット頻度90%~100%。(レインボーでよりベット)
「225」レインボー100%、ツートーン85%。
「224」「223」レインボー100%、ツートーン70%~75%。
「222」ベット頻度100%、中間サイズが主で小さいサイズと極大サイズもあり。

  • フロップ数字が3つ揃っている場合、TとJ以外は100%ベット。
    3と2のペアのみ中間サイズの比率が高い。
  • A・Kペアは100%ベット。
  • Q・Jはペア以外のカードで頻度が変わる。
    全体的には高め。
  • T~4のペアまで約50%付近でベット。
    ただしペア以外の数字がAだとCB頻度が低くなる。
  • 2・3のペアは、全体的にベット頻度が上がる。
    レインボーボードだとCB頻度がより高くなる。
  • 「222」「333」は中間サイズの頻度が高くなっている。

GTOからフロップCB分析のまとめ

ブロードウェイカードがハイの傾向

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ブロードウェイ」

  • CB頻度が高いボードで、100%CBを打つボードもある。
  • 極大サイズはあまり出現しない。(一枚がミドル以下の方が極大サイズ出現)
  • レインボーボードでよりCB頻度が上がり、サイズも大きなサイズがでてくる。
  • モノトーンボードでは、CB頻度が低くなる。

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ミドル」

  • 頻度は高めで、大きいサイズが増える。
  • さまざまなサイズがある。
  • Aハイの場合にモノトーンになると極端にベット頻度が落ちている。
  • 「A・K・ミドル以下>A・Q・ミドル以下>A・J・ミドル以下」と極大サイズ率が高め
  • 「K・Q・ミドル以下>K・J・ミドル以下」で極大サイズが高め

「ブロードウェイ・ブロードウェイ・ロー」

  • 全体的にCB頻度は高めでサイズも大きめ。
  • ローがより小さくなるほど極大サイズが出現している。
ブロードウェイカード2枚以上はCB頻度が高め
コネクトする数字によってベットサイズに差がでてくる。
モノトーンボードではCB頻度が低め。

「ブロードウェイ・ミドル・ミドル」

  • CB頻度は高くないボード。
  • 3つの数字がストレートを作る場合、サイズが小さくなる傾向。
    2つの数字だけがコネクトすると極大サイズが増える。

「ブロードウェイ・ミドル・ロー」

  • ボードの数字が2つコネクトしていると極大サイズが出現。
  • コネクトしていないと、CB頻度が高く小さいサイズが主

「ブロードウェイ・ロー・ロー」

  • Aは3つコネクトすると小さいサイズが主でCB頻度が低く、2つで極大サイズがでてCB頻度は上がる。
  • A他、ブロードウェイがコネクトしないボードは小さいサイズが主な傾向でCB頻度は高め
  • レインボーのCB頻度はより高くなる。
ブロードウェイカード1枚は、コネクトするカードによってCBやサイズが変わってくる。
ブロードウェイ2枚以上よりはCB頻度は控えめな印象。2つの数字のみコネクトしている⇨極大サイズが出現。
ブロードウェイがコネクトしない⇨小さいサイズが主でCB頻度は高め

ミドルカードがハイの傾向

「ミドル・ミドル・ロー」

  • UTGのCB頻度は低め。
  • 3つの数字がコネクトするとサイズも小さめ。
    2つになると極大サイズが出現。
  • モノトーンボードでCB頻度が低くならない。

「ミドル・ロー・ロー」

  • 3つの数字がコネクトしているとCB頻度は低めでサイズも小さめ。
  • ミドルとローが離れるほどCB頻度は高くなり、サイズは小さめ。
  • 2つコネクトすると(例えば962、762)極大サイズがでてくる。
  • モノトーンでのベット頻度は高め。

「ミドル・ミドル・ミドル(987)」

「9♣8♦7♣」
UTGのフロップCB頻度45%、小さいサイズが主で中間サイズもあり。(4:3)

ミドルカードがハイの場合、CB頻度はブロードウェイがある場合と比べると低めな印象。
3つの数字がコネクト⇨CB頻度は低めでサイズも小さめ。
2つの数字がコネクト⇨極大サイズが出現。
ミドルがコネクトしない⇨CB頻度は上がり、小さいサイズが主。

ローカード構成の場合

「ロー・ロー・ロ―」

  • UTGのベット頻度は低めで小さいサイズ。
  • モノトーンボードでのベット頻度は低くはない。
  • よりコネクトしているボードでBBのドンクが発生。
  • BBのドンクはレインボーだと頻度が高くなり、モノトーンではドンクしない。

BBのドンクレンジ傾向

BBがドンクするレンジとして、ミドル以下構成のコネクトしているハンドがあげられる。

頻度が高め(40%を超え)なボード。

  • 「987」レインボーでBBのドンク頻度40%、ツートーンで30%。
  • 「876」レインボーでBBのドンク頻度45%、ツートーンで30%。
  • 「765」レインボーでBBのドンク頻度55%、ツートーンで35%。
  • 「764」「754」レインボーでBBのドンク頻度45%、ツートーンで30%。
  • 「654」レインボーでBBのドンク頻度65%、ツートーンで45%。
  • 「653」レインボーでBBのドンク頻度55%、ツートーンで35%。
  • 「643」レインボーでBBのドンク頻度45%、ツートーンで35%。
  • 「543」レインボーでBBのドンク頻度55%、ツートーンで40%。
  • 「432」レインボーでBBのドンク頻度40%、ツートーンで30%。

 

GTOのCB戦略をおおまかに掴んでおくと、プレイに役立ってきます。

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