このブログではJonathan Little(ジョナサン・リトル)のYouTube動画を紹介してきました。
前回14作目は「5 Big Small Stakes Cash Game Mistakes」
>>スモールステークスプレイヤーがやってしまう5つのミス!
今回は、ジョナサン・リトルのYouTubeからBrad Wilsonが講義をやっている動画を参考にしました。
「How to read your opponent’s HANDs」
対戦相手のハンドの読み方
参考にした動画はこちら。
ポーカーをスマートにプレイすべきではない。あなたはお金を得るためにポーカーをプレイすべきだ!
You don’t play poker to sound smart. You play poker to win money.

ハンドリーディングの傾向
ベット

オレンジ色⇨バリューベット
緑⇨ブラフベット
コール
「タイトなコール」と「ルースなコール」
左「タイトなコール」、右「ルースなコール」
赤色⇨バリューコール
黄色⇨ブラフキャッチのコール
緑色⇨フロート
(>>フロートとは)
青色⇨エクイティリアライゼーション
(エクイティリアライゼーション⇨エクイティの実現という意味。プレイヤーが持つハンドのエクイティ通りのポットシェアを獲得するためのコール
>>エクイティとポットオッズ)
タイトコールの32%はバリューコール、26%はブラフキャッチ。
ルースコールの40%はフロートによるコール。
フロートはのちにブラフすることを含めてコールします。
レイズ
左「タイトレイズ」、右「ルースレイズ」
オレンジ色⇨バリュー
緑色⇨ブラフ
これらの「ベット・コール・レイズ」グラフは目安です。
戦略を分析して、相手にアジャストする場合の一つとして役立ててください。
ハンドリーティングをするポイント5つ
ハンドリーティングのポイント5つ
- プリフロップ
- 対戦相手のタイプ
- ベットサイズ
- ボードテクスチャ
- 対戦相手の分析
プリフロップ
タイトなプリフロップは、ポストフロップもタイトだとは限りません。
もしUTGがオープンして、COが3betしたとします。
その後に「AKA」が開かれても、COはベットができます。
ポストフロップはボードテクスチャに従うからです。
>>ボードテクスチャ
気を付けてください!プリフロップのもやもやはいけません。
もしあなたがプリフロップのレンジをマスターしていないなら、集中して勉強してください。
そして、プリフロップがどうしてそうなっているかを理解してください。
ハンドリーティングはそれからです。

>>UTGvsBBのレンジを覚える
対戦相手のタイプ
ここでは3つのタイプに分けます。
- レギュラープライヤー(レグ)
- パッシブなレクリエーショナルプレイヤー(レク)
- 気が変わりやすいレクリエーショナルプレイヤー(レク)
レグは忍者タイプ
忍者タイプ
- バランスが取れている
- プリフロップは覚えていて、3betにもブラフが入っている
- 相手に合わせたエクスプロイトをすぐに実行できる
- エクスプロイトできる場面をよく理解している

パッシブレクはテディベアタイプ
- 推測可能
- 利益的な手でベットする傾向
- コールはルース傾向
- レイズは堅い傾向

気が変わりやすいタイプ(揮発性タイプ)
- 推測可能
- アグレッシブなアクションを取る傾向
- コールはルース傾向
(ギブアップしたくないから) - 何よりも勝っているポットが大好き
猪かコアラ?の画像がありましたが、特に彼らを表す言葉として「Volatile」が使われていました。
「Volatile」⇨揮発性の(すぐに変わってしまう性質)
例えば、暇だからという理由で72oで3betにコールしてスリルを味わうなど。

ベットサイズ
- 大きいベットはタイトです。タイトなコールとレイズに焦点をあわせて打ちます。
- 小さいベットはルースです。ルースなコールとレイズに焦点をあわせて打ちます。
ここでMDAを使っていきます。
ベットサイズテルは、レクリエーショナルプレイヤーだとかなり出やすいからです。
レクは感情でプレイします。
Cベットに対するレクのコール
こちらのMDAはレクを対象に、様々なタイプのボードCベット(フロップベット)に対して分析されています。
(動画20分の画像)
レクは0.3x(ポットの30%)のCベットに対して。
- 21%でゴミ手(trash)でコール(グラフの緑)。
- 8%はバックドア
- 11%はガットショット
レクは70%のCベットに対して。
- 8%はゴミ手
- 3%はバックドア
- 11%はガットショット(レクはガットショットが好き?)
Cベットに対するレクのレイズ
レクがレイズする場合。
- 0.3x(ポット30%)のCベットに関して20%がゴミ手。
- 0.7xのCベットに関して8%がゴミ手。
- 一番伸びている黄色グラフは「トップヒット+トップキッカー」
ボードテクスチャ
ドライボード
ドライボードは広いベット、広いコール、広いレイズになりやすいボード。
(ドライボード⇨ストレートやフラッシュなどを作りにくいボード)
ボード「K♥7♠2♣」におけるレクのMDA。
このボードであなたがオープンしてBBのレクがコールしたとします。
- レクはCベットに関して48%フォールド。
- Cベットに19%ゴミ手でコール。
- Cベットにレイズした場合の17%がゴミ手。
- レイズで一番多いのがトップヒット42%。
- 二番目にレイズで多いのは2ペアで14%。
ウェットボード
ドライボードに対するのがウェットボード。
ウェットボードはタイトベット、タイトコール、タイトレイズになりやすいボード。
(ウェットボード⇨フラッシュ、ストレートなど役を作りやすいボード)
オープンに対してレクがBBでコールした場合。
ボード「7♥8♥9♣」におけるレクのMDA。
- Cベットに関して31%がフォールド
(ドライボードよりコール) - ゴミ手は15%
- ゴミ手でのレイズは少ない
ドライボードとウェットボードのコール比較
黄色⇨トップペアより低いペア
オレンジ郡と赤⇨トップペア、ツーペア、セット
緑色⇨ゴミ手とドロー
- ドライボードでは72%の弱めの手(黄+緑)でレクはコール⇨ルースレンジ傾向
- ウェットボード⇨タイトレンジ傾向
ドライボードとウェットボードのレイズ比較
緑⇨ゴミ手、ドロー
黄色⇨トップペアより低いペア
細かい色分析が気になった方⇨動画28分の個所
- ドライボードはレイズの42%がトップペア
「トップペア+トップキッカー以上の手」の28%でレイズ - ウェットボードでは「トップペア+トップキッカー以上の手」の45%でレイズ
- バリュー比率「ドライボード<ウェットボード」
対戦相手の分析
ここでは対戦相手のハンドにより注意を払っていきます。
プレーラインとベットサイズで、対戦相手がお金に対してどのくらいの価値をおいているかが見れます。
まずは同じ対戦相手の2つのプレイを見てください。
対戦相手BBのハンド「J♠J♣」
SBオープン、BBは3bet。
フロップでBBは50%ベット。
ターン27%ベット
リバー17%ベット。
対戦相手COでリンプ「A♣3♦」
BTN4.5ベットでCOはコール。
フロップでCOは50%ベット。(ガットショット)
ターン50%ベット。(ストレート完成)
リバー100%ベット。
ターンでストレートが完成し、堅めのベット。
リバーでは大きめのバリューベット。

やってみましょう!
対戦相手はMP(ミドルポジション)から3bet。(あなたはコール)
- フロップで相手は0.5x(ポットの50%)のCベット
タイト?ルース? - ターンで相手は0.28xベット
タイト?ルース? - リバー1xで相手はポットベット!(ボードでストレートが完成)
タイト?ルース?
第1問はフロップ。
1つ目と2つ目のプレーからすれば、ルースよりです。
相手はフロップで毎回0.5x(ポットの50%)でベットしています。
第2問はターン。
0.28xはルースよりです。
不安なときは小さめにベットしています。
第3問はリバー。
1xのポットベットは明らかにタイトよりです。

おそらくゴミ手で参戦したその理由は「退屈していた」から。
彼らは感情でプレイしています。
ポーカーをスマートにプレイすべきではない。あなたはお金を得るためにポーカーをプレイすべきだ!
You don’t play poker to sound smart. You play poker to win money.
ハンドリーティングをするポイントまとめ
ポイントと傾向をまとめつつ、要点をまとめます。
これらのまとめは人間的な感情のプレイに対するエクスプロイト戦略です。
ベット
相手のルースベットに対して
- ルースなレイズをしよう。
- ルースなコールでディフェンスをしよう。
下のペアやAハイでもコールを検討。
相手のタイトなベットに対して
- エクイティのあるハンドでコールしよう。
(フラッシュドロー、オープンエンドなど) - トップ以上のバリューハンドでレイズしよう。
バリューの時やブラフの時はどんなベットサイズだったかなど、知っておけばよりエクスプロイトしやすくなります。
一つのショーダウンされたハンドは、あなたに多くの情報を与えてくれます。
コール
相手のルースコールに対して
- ターンとリバーであなたはブラフをしましょう。
相手はドローハンドやゴミ手でついてきていることが多いです。 - あなたがバリューハンドの場合、ターンやリバーでサイズをダウンさせておきましょう。
彼らの警戒を解けば、続けてルースコールを検討してくれます。
相手のタイトなコールに対して
- ブラフは少なくしていきましょう。
- ターン、リバーとサイズをあげていきましょう。
