ポーカーのHU(ヘッズアップ)を学んでいきましょう。
今回は鉄強がHUをプレイしているシーンを紹介していきます。
今回紹介する動画は、HU勉強会を開催している鉄強TTさんが実際にKKポーカー600nlでHUをしているシーンです。
HU(ヘッズアップ)600nlを紹介
600nlでのHUシーン「3betポット」
まずは動画36分14秒からのプレイ。
3betポット‐プリフロップ
TTさんSBハンド「J♦9♦」オープン
BBは3bet
SBコール。
ヘッズアップでは「J9s」は3betにコールして戦うハンドになります。
SBがBBの3betをコールするレンジです。
(Heads-up/100bb/simple/NL500)
3betポット‐フロップ
「3♠8♠Q♠」
BBポット約30%のベット
SBコール。
モノトーンボードのQハイでコネクティビティの低いボード。
GTOウィザードBBのCBを見ると「チェック55%、スモールベット44%」とほぼ安く打つボードです。
SB「J♦9♦」はコール100%。
モノトーンでスートが絡んでいませんが、ガットがあるのでコールします。
3betポット‐ターン
「3♠8♠Q♠A♦」
BBポット約30%のベット
SBフォールド。
「J♦9♦」はここでフォールド100%です。
どんなハンドでコールするのかと言えば、AヒットQヒット、8ヒット+ハイキッカー、ドロー系のJTs、ハイカード♠持ち(T♠まで)。
8ヒットの一部をレイズにまわしています。
>>3betポット
- ブロードウェイカード(Tより上)は3betポットでのフロップではチェックが選ばれることが多い。(今回はベットが選ばれている)
- コールレンジも勉強するとともにレイズレンジも勉強していく。(攻防するとしたら、ターンでの8ヒットの一部)
- コールの下限を検討。(ターンはAがでたことによってアウツの数が少なくなる。スート持ちならコールを検討)
SRP(シングルレイズドポット)Qハイミドルミドルレインボー
37分20秒からのハンド。
TTさんSB「K6o」オープン。
BBコール。
フロップ「7♦9♣Q♠」
SBポット約75%のベット。
BBフォールド。
「K6o」は6がコネクトしていることからまだ打てるハンド(何かしらある)。
強く打ってコールされたらあきらめることを検討しつつ、ターンでハンドがインプルーブしたらさらに打っていくというプレイです。
3betポット‐スーテッドハンドの扱い
SBオープン。
TTさんBB「7♣9♣」3bet。
SBフォールド。
HUの3betポットは6MAXよりもかなり幅が広くなります。
BBが3betするレンジはこちら。
(Heads-up/100bb/simple/NL500)
こちらはSBがBBの3betをコールするレンジ。
BBはコール37%、レイズ26.5%です。
ローカードであってもコネクトしているスーテッドハンドは鉄板で3betしていきます。
ただし4betされた場合、79sはフォールドです。
Tハイローロー・ツートーンボード
動画39分45秒
SBオープン。
TTさんBB「J♠9♥」
フロップ「T♠2♦6♦」
SBポット30%のベット。
BBコール。
- 「T♠2♦6♦」もSBチェック45%で何かしらがあれば打てるボード。
何かしらあって打った場合、ハンドがインプルーブしたり、まだエクイティが高い場合に続けてベットしていく。
- 「J♠9♥」はTTさんが言っていた通り、♦があればレイズするハンド。(レイズとコールが50%くらい)
- ここではコール「J♠9♥」はJが♠なことから16%はコールできるハンド(コールの下限)。
リバー「J♣」
SBポット150%ベット!!
BBフォールド。
リバーでBBはJヒットしたものの、ポットオーバーが飛んできたのでフォールド。
実はSBは2ペアを引いていたのでナイスフォールドになります。
ただし、GTOウィザードで行けばフロップ低頻度でコールしたハンドでインプルーブした「J♠9♥」はコール100%。
HUはGTO通りにやる面と、相手の傾向を見る面の二つが重要だとわかる盤面です。
高いベットが選ばれやすい時
- こちらのレンジに優位性があるとき
- ポラライズドなレンジをしているとき
- 相手に強いハンドが少ないとき
- 自分のハンドにプロテクションが必要なとき

相手のチェック傾向を掴む
動画49分50秒
SBオープン
TTさん「K♣5♠」BBコール
ボード「2♠8♣A♣」
SBポット30%ベット。
BBコール。
ターン「J♦」
SB、BBチェック。
リバー「4♥」
BB「K♣5♠」ポット80%ベット。
SBフォールド。
- フロップ
Aハイミドルローボードでは、約50%で安くCBを打ちます。 - ターン
このボードも先ほどの「T♠2♦6♦」と同じく、SBベットは「極大ベット27%、チェック63%」という極大ベットが多いボード。 - チェックでまわってからのリバー「4♥」に対して。
K5oはスートを選んで一部ベットやレイズを検討していくハンドです。
ここではGTO分析の他にこの点を見ていました。
- 相手が「弱いからチェック」する傾向のある人には、エクスプロイトでベットしていくと下ろせることが多い。
- こちらがチェックすると強く打ってくるタイプかもしれない。
- ブラフインデュースを誘える相手かもしれない。
相手の傾向を掴めば、エクスプロイトをしやすくなります。

HU(ヘッズアップ)600nl実践編まとめ
TTさんのHU勉強会と重ねて、実践編でのHUをみていくことでより理解が深まります。
GTOウィザードの解析に加えて、相手の傾向を読むという技術も学んでいきましょう!
