HU(ヘッズアップ)復習編④SRP-OOP(シングルレイズドポット‐アウトオブポジション)

ポーカーのHU(ヘッズアップ)を学んでいきましょう!

前回はSRP(シングルレイズドポット)OOP(アウトオブポジション)復習編③をやりました。
>>HUのSRP復習編その③

今回は復習編その④で、SRPのOOP(アウトオブポジション)の続きです。

全体を復習したい場合はこちらをどうぞ。
ヘッズアップ

>>HU(ヘッズアップ)

ハンドを細かく見ることにも慣れてきたね!

HU(ヘッズアップ)のSRP-OOP復習編④動画の紹介

HU-SRPの勉強会動画を紹介します。

  • GTOウィザードのトレーニング機能を使用
  • プレイ&解説を通じてHUへの理解を深めていくのが目的。

まずは登場人物から。

  • 【Osnelav】 PokerStarsで6max200zやHU2,000zまでをプレイするガチ鉄強。 zoomagaで記事提供をしていた。
    >>Lav Poker Channel
  • 【こしくん】 KKpokerで6max最高レートREGのアグレッションモンスター。 万ドルチャレンジ達成!
  • 【TT】 一会社員がポーカーでどこまでやれるのか、いろいろ挑戦&勉強しているところ。
    >>TT Poker

SRP-OOP復習編の勉強会動画。

HUのレンジを確認する方はこちら。
>>HUレンジ
何度も見直せるように、内容をまとめていきます。

HUのオープンレンジ確認

GTOウィザードのヘッズアップ「スタック100bb、レーキNL500、タイプSimple」。
(確率は四捨五入)
まずはSBのレンジの確認から!

SBヘッズアップ
SBオーブン「レイズ80%(レイズ2.5)、フォールド20%」

SBオープンに対してのBBレンジはこちら⇩。

ヘッズアップBB
BBレンジ「レイズ27%(レイズ10)、コール37%、フォールド36%」

OOPなので、このBBレンジの緑の個所のところでプレイをしていくことになります。

HU(ヘッズアップ)SRP-OOP復習動画④の内容

動画を追っていきます。

Kハイブロードウェイ3枚・ツートーンボード

初めのハンドから。

ボード「K♠J♠T♥5♦」
BB「Q♠6♥」
SB「J♥5♣」

BB(OOP)の解答中の思考。

フロップ「K♠J♠T♥」に対して、BBはチェックを選択。(チェック100%)
SBポット約70%のベット。
ここでSBは何割くらいCBを打つボードなのかを推測して、広く50%くらいはベットしてくるのはないかと考察。
そのボード50%に対してQと♠を持っていればコールできそうだと考える。
SBコールで正解。(コール約80%)

ターン「5♦」
完全にラグなカードだと推測。
SBポット100%ベット。
相手がブラフしてきそうなハンドをBBが抑えているのでバリューの可能性が高い。
SBフォールドで正解。(フォールド約100%)

レビュー内容。

  • SBはフロップ4割チェック、6割ベットしている。
    傾向としては、ハンドを選んで大きくベットを選んでくるボード。
  • フロップのディフェンスレンジの確認
    ペア系、ドロー系をどのくらいコールしているかを見ていく。
    トップ、セカンドペア(一部フォールド)はコール。
    3rdペアのところはスートがなければ諦めている。
    フラッシュドローならコール。
    下のオープンエンドもスートがなければフォールドしている。
    Q持ちのオープンエンドはコール。
    高いカード3枚の大きいベットに対して、かなりフォールド率が高めになっている。
  • ターン「5♦」ラグに対して。
    SBはハンドを選んでポットベットしてくるボード。
    ポットベットを受けてBBはQのオープンエンドはフォールド。
    その理由として、OOPなのでポジションがなくバリューが取れないから
    解答中の考察通り、Q♠は相手のブラフするハンドをブロックしているから
    Qの他にJヒットもフォールド。
    Kヒットや2ペア以上や、引けば勝てそうなフラッシュドローでコールしている。

Jハイローロー・ツートーンボード

動画17分23秒からのハンド。

ボード「J♥4♠2♠7♣」
BBハンド「9♦8♥」
SB「K♦5♦」

解答中の思考。

フロップ「J♥4♠2♠」に対してBBはまずチェック(チェック100%)
SBもチェック。

ターン「7♣」
BBはベットするか、するとしたらどのサイズを選ぶかを検討。
ボードを見ると、そこまでコネクティビティが高くないので、ベットサイズは小さめだろうと考察していく。
BBポット33%ベットで正解。(33%ベット頻度約27%)
混合戦略でいくつか回答がありそうなシチュエーション。
SBはフォールド。

レビュー内容。

  • フロップ「J♥4♠2♠」のSBのCB頻度をまずチェック。
    チェック38%なので、そこそこベットしているはずのボード。
    そこをチェックということは?という思考をしていく。
  • チェックでまわったターンでのBBのプローブベット
    「チェック約73%、ベット33%約14%、ポット以上サイズのベット約12%」
    極大ベットか小さいベットを選ぶボード。
    Jヒットは打っていく、7ヒットは小さめにベット、4・2ヒットはチェック。
    フラッシュドロー・オープンエンドでベット。
  • もしターンで「7♠」(フラッシュメイド)が落ちていたら?
    「チェック約73%、ベット67%約12%、ベット100%約9%」
    中間サイズのベットを選ぶボード
  • ターンでのボードの変容によって、全体のベットサイズが変わってくる。
    「7,8,A」など相手がフロップでチェックしたところに絡んでいるカード⇨ベット頻度は下がり極大か小さいベットサイズ
    「3,5,6」など相手に絡んでいなさそうなハンド(フロップガットなら打っていそう)⇨ベット頻度は上がり中間のベットサイズ
  • 「J♥4♠2♠A♣」にすると、プローブベットで400%のサイズが11%出現!
    3周りがストレートのブロッカー効果になるので、400%打つなど。
    ターンで落ちるカードの性質によって、どのハンドでベットしていくかも変わっている。

ブロードウェイ3枚・ツートーンボード復習

34分26秒からのハンド。

ボード「K♥J♠T♠8♥」
BBハンド「K♠6♣」
SBハンド「K♠Q♦」

1ハンド目と似た形のボードなので、その復習も含めながら見ていきます。

解答中の思考。

「K♥J♠T♠」はBBチェック。(チェック100%)
SBはポット100%ベット。
BBはコール。(コール90%)

ターン「8♥」
BBチェック100%。
SBは150%ベット。
トップヒットだからコールした所不正解で、フォールド100%。
ディフェンスの確認を見ていく個所

レビュー内容

  • フロップ100%ベットに対して。
    トップヒット(K)はコールするけれど、セカンド、3rdは他に何もなければあきらめていくところが多い
  • ターンベット150%に対して。
    トップヒットでも他に何かがなければコールできないサイズ
    K6oはフォールドで、K8oはツーペア、K9oはヒット+オープンエンドだからコールなど。
    フラッシュドローも弱いところはあきらめている。
  • ターン「8」に対して。
    8よりも上のキッカーでコールしている。
    これを6にすると、「K7」でもコールがでてくる。
    大きいベットに対して、ボードの数字がキッカーよりも大きければコールを検討

Kハイミドルコネクト・ツートーンボード

44分45秒からのハンド。

ボード「K♠7♠6♥8♥5♥」
BBハンド「T♦7♥」
SBハンド「8♦3♦」

解答中の思考。

「K♠7♠6♥」に対してまずはチェック。
SBポット30%のベット。
2ndヒット他は絡んでいないけれど、安いベットにはコールで正解。(コール約100%)

ターン「8♥」
BBチェック(100%)、SBチェックでまわります。

リバー「5♥」
一枚ストレートボードかつ、♥のフラッシュが完成するボード。
これに対して強く打てないので、BBはチェック。(チェック約100%)
SBもチェックで8ヒットだったので、SBがポット獲得。

レビュー内容

  • コール下限の考え方。
    フロップの小さいベットに対して、トップセカンドサードヒットまですべてコール。
    他には2枚オーバーカードがある場合にはコール。
    今回で言えば、「A8,A9」など。
    A5以下からスートがないとコールしていない。
    他には2番目に大きい7より2枚ともが大きい場合もコールを検討している。
    フラッシュドロー・ストレートドローもコール。
  • 「K78」といったコネクトしてくるハンドに対しては大きいサイズの割合が増える。
    今回は「K76」で、コネクトとの違いに関してもたくさん語ることがあるので、今回は「78」>「76」でベットサイズの大きいものが出現と覚えておく。
  • フロップ「22」>「33」でコール頻度が高いのは、3が相手のブラフ候補になっているけれど、それをブロックしているからと考えられる。
  • ターン「8♥」に関して。
    ストレートが完成する数、フロップで2ndカードより大きい数が落ちた場合の絡むハンドの数によってベットサイズに変化がある。
    フロップの2nd「7」より大きいカードというのがベットサイズに関係している。(BBはフロップでオーバーカードでもコールしている)
    8はいろいろなカードがメイドするハンドなので、中間のサイズ(ポット67%ベット)が多い印象
    ターン「3や9,T」だとメイドするハンドが少ないので、極大サイズのベットがでてくる。
  • もし実戦でターン「8」が落ちた時点で極大ベットを選んでくる相手がいたら、相手はボードの数字をあまり気にせずフラッシュドローでベットしてきていたり、メイド数を考えることなくベットしてきているのではないか?考察が浅い?というような相手のレベルに関する考察ができる。
  • リバー「5♥」
    チェックでまわっているので、SBはベットを45%ほどするボード。
    ただのセカンドやサードヒットはチェックにまわる。
    2ペアは小さいサイズのブロックベットを打つ。(エクイティ5割から7割ほどが選ばれる)
    エクイティが8割など超えてきたら大きくバリューベットを打っている。
  • もしリバーがラグだったら。
    2ndヒットもブロックベット候補に入って来る。
  • リバーのブロックベットはエクイティが重要!
  • もしリバーでSBが30%ベットをしてきていたら、T7♥はレイズするハンドになっている。
    ちなみにT♥よりも7♥の方が打っているのは、フロップで7がヒットしていたことにより、7♥はずっとチェックしていたと考えられる。
    けれど、T♥は途中からブラフハンドにも回りやすいのでベットしている可能性がある。
    その過程を考えていくと、7♥の方がリバーでベットする頻度が上がっている。
    T♥「途中(ターン)でベットしている可能性がある」
    7♥「フロップでマージナルなハンドになっているので、ターンでベットしていない」

HU(ヘッズアップ)SRP-OOP復習動画のまとめ

ハンドを追って見ていくことで、サイズの決め方、レイズをするかどうか、などなど細かく考えられるところも増えていきます。

今回も読むだけで復習ができるようにまとめました!

SRP勉強会動画はこの4つ!よくよく見直していきたいね
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