ポーカー用語を覚えていきましょう!
目次
インプルーブ(improve)とは
インプルーブ(Improve)⇨ハンドの強さが進展すること
使い方として。
- インプルーブすることを期待してブラフをする。
- インプルーブド(improved:インプルーブの過去形)しなかったから、ブラフ継続をやめる。
など、エクイティによってブラフを考える要素として使われています。
具体例を見てみましょう。
インプルーブ(improve)の具体例
マサキングさんの動画をお借りしました。
二か所抜粋してみていきます。
Souzirouさんからみるインプルーブを期待してのベット
動画開始2分の個所。
SouzirouさんSB「8♦J♥」オープン
堀内さんBB「J♣9♥」コール
堀内さんBB「J♣9♥」コール
ボード「7♥2♥2♠」
フロップでSBはフロップポット150%ベット。
BBコール。
(インプルーブを期待してのポットオーバー)
ターン「6♥」
SBはフラッシュドローがついたので、ポット約30%のベット。
BBフォールド。
(インプルーブドしたので、ブラフを継続)
GTOウィザード(6人テーブルだった場合)で見ていくと、フロップでBBは約90%フォールド。
動画でBBはコールしています。
それをうけてのSBターン30%ベットでは、BBのフォールドが約20%ほど。
低い確率でコールした場合に、BB「J♣9♥」もインプルーブしているので、コールするのがGTO的には正解になってきます。
インプルーブを狙っての特大ベットは、相手のミスを誘いやすくなるのかもしれません。
多門さんからみるインプルーブを期待してのベット
後半24分の個所。
BTN多門さん「5♠6♠」オープン
BB堀内さん「K♥6♥」コール
BB堀内さん「K♥6♥」コール
ボード「2♠K♦J♥」
フロップでBTNはポット約180%ベット。
BBコール。
(インプルーブを期待してのポットオーバー)
BBコール。
(インプルーブを期待してのポットオーバー)
このラインはGTOにのっています。
実際に「K♥6♥」はGTOウィザードによればターンで100%フォールド。
BBはトップヒットで現状勝っていても、エクイティが50%を大きく下回るのでフォールドになるのです。

トップヒットでもどのくらいならコールできるのかな
例えば、「K♥9♥」くらいの強さになればストレートドローも付き、コールとフォールドが約50%ずつになります。
TTポーカーチャンネルからの抜粋
インプルーブというのは、普通に使われています。
TTポーカーチャンネルの動画3分の個所。
KKポーカー200フラッシュの動画。
TTさんBTNハンド「5♠3♠」オープン
BBコール
BBコール
フロップ「J♥K♣7♣」
「5♠3♠」にとって、なんのヒットもなく勝率が初めからかなり低いボード。
これに対して、BTNはボードから3割のCBを打ちました。
ここでは運よく相手が下りてくれたのですが、もしコールされたとしたら?ということも考えます。
「『5♠3♠』はターンでインプルーブするカードが無いので、コールされたらあきらめます。」と、述べていました。
このようにインプルーブの考え方は、ブラフにも使うし、ブラフをあきらめるのにも一つの判断材料になっていきます。
インプルーブからブラフを打っていこう!
ポーカー鉄強がブラフをするときには、インプルーブを意識しています。
インプルーブ(Improve)⇨ハンドの強さが進展すること
次のカードを想定してインプルーブする場合、ブラフを継続。
特にストレートドローやフラッシュドローのときに使われています。
インプルーブがない場合にはブラフをあきらめることも。
インプルーブを意識すると、ブラフを継続するか、しないのか、という自己判断がしやすくなっていきます。

インプルーブを意識してブラフを打ってみたくなるね!