>>フロップでの適正ベット額について
(【AA】で回避すべき3つの間違い)を紹介していきます。
(ブログということでわかりやすさを重視しますので、そのままを理解したい人は動画をご覧ください。)
ジョナサン・リトル動画|「【AA】で回避すべき3つの間違い」を学ぶ理由
ポケット「AA」は多くの人が好きなハンド!
でも、
「いつもAAを割られちゃう。」
「AAでも大きなポットが取れない!」
そう感じているなら、あなたは大きな間違いをおかしているかもしれません。
でも、このブログを読むと?
- 負けている時の損失は抑えられる
- ベストハンドになっているときは大きく勝てる
このような利益が得られるようになります。

- 「Trying to Play Tricky Preflop」⇨プリフロップ前の小細工
- 「Overplaying Marginal Made Hands」⇨マージナルハンドのオーバープレイ
- 「Not Going for Thin Value」⇨薄い利益を取りにいかない
ジョナサン・リトル動画|【AA】で回避すべきの間違い①「Trying to Play Tricky Preflop」
今回の動画では低レートの人たちがよくやりがちな間違いを見ていきます。
一つ目の間違い。
「Trying to Play Tricky Preflop」
(プロフロップ前の小細工)
プリフロップ前の小細工はダメ!
例えば、AAのリンプイン。
「AAでリンプしておけば誰かがレイズしてくれるから、後はそれを3betすれば…」というのが捨てるべき考え方。

あなたがリンプしたからといって、誰かがレイズするとは限りません。
そのままみんながコールして、みんなでフロップを見に行く状況になったりします。
それがなぜダメかというと、人が増えるほどに「AA」の勝率は大きく下がるからです。

この対策としては、AAでは必ずレイズで入ること。
小細工はしないで、王道ポーカーを打ちましょう。
それに、もし日頃からAAでリンプインしていると、それがばれてしまうことも。
(※お金をばらまくような弱い対戦相手もいるけど、そんな小細工にはひっかからない対戦相手を想定しています。)

あなたが3倍の21ドルにしたら、他の人は14ドル出すだけで100ドルポットに参加。
3倍のみにした場合、リンプインと同じく相手に正しい打ち方を自ら強要してしまうのです。」
7×3+7×2+α(bb/ante、トーナメントの場合、OOP、IPなどを考慮)
この場合は35~38ドルです。
(プリフロップ前の小細工)をしない理由を扱ってきましたが、たまに例外もあります。
例外①「AAをスロープレイした方が良い時」
ごくまれに「AA」でトラップをした方が良い状況があります。
「コールしたときに《スタック/ポット比率》が低い時」
(特にフロップ以降で自分がIPの時)



例外②「AAをスロープレイした方が良い時」



- 最初からスタックが小さい。
- プリフロップの時点でポットが大きくなっている。
ジョナサン・リトル動画|【AA】で回避すべきの間違い②「Overplaying Marginal Made Hands」
二つ目の間違い。
「Overplaying Marginal Made Hands」
マージナルハンドのオーバープレイ

- コネクトボードで自分のスタックが深い
- マルチウェイポット(参加者が複数)
- ポットに巨額が入っているのに、ワンペアしかない
コネクトボードで自分のスタックが深い
質問形式でいきます。
あなたはUTGで「AA」をオープンしました。
BBがコールします。
フロップ「6♠5♣4♥」
BBはチェック。
さて、UTGのあなたの行動は?
- チェック
- 小さなサイズ(0.3x)でベット
- 中間サイズ(0.5x)でベット
- 大きなサイズ(1x)でベット




ターンの展開
フロップがチェックでまわりました。
ターン「K♥」
ボード「6♠5♣4♥K♥」
BBからポットに近いベットがありました。
本来ならば、BBからベットしない方がよいシチュエーションです。
UTGのレンジにはKが入っている可能性が十分に高いからです。
なので、ここでBBがベットしてきたら脳内アラームを発動させましょう!


リバーの展開
リバーで「Q♠」が落ちて、BBが0.7x(ポット70%)のベットをしてきました。
この場合はイージーコールです。
レイズまではしなくても、十分ポットが大きいのでここはコールを選択。
BBがランダムな2ペアやストレートをみせてきても驚きはしませんが、大抵の場合は勝っていると予測してコール。
実際のハンドはBB「5♦6♦」で2ペアを作っていたので負けてしまいました。

でも、考えてみて下さい。
もしもフロップでベットしてレイズされていたら?
ターンもKという無関係なカードが落ちているのでフォールドできません。
リバーもQなのでフォールドはできません。
確かに結果は負けましたが、金額は少額に押さえることができました。
「小さく負けて大きく勝つ」を意識して下さい。

マルチウェイポット(参加者が複数)
あなたはUTGから「AA」でオープン。
それに4人からコールがあり、マルチウェイポットになりました。
フロップ「J♥J♠9♠」


- 9ヒットでベットしている可能性。
- Jヒットでもバリューターゲットが少なそうだから小さいサイズにした可能性。
ポットに巨額が入っているのに、ワンペアしかない
UTGから「AA」でオープン。
BBがコール。
フロップ「K♣T♠2♣」
BBはチェック。
UTGは0.7x(ポットの70%)をベット。
「基本的にUTG優位なボードでは大きく打ちたいので0.7xを選択」
BBはコール。
ここでBBのハンドを推測してみましょう。
- トップペア
- フラッシュドロー
- ストレートドロー
どんなベットにも下りないような手が多いと推測できるので、大きく打つのに良いボードです。
ターン
フロップはUTGがベットしてBBがコール。
ターン「8♥」
BBはチェック。
UTGは当然もう一度ベット!
これもよくあるパターンのターンのラグ(ほぼ関係がないと思われるカード)。
ただし、ラグとは言え様々なバックドアにつながります。
ここでも大きく打ちましょう!
だいたい勝っているけれど引き負ける可能性がある手(特にAAやAKなど)は大きく打ちます。
リバー
BBはコールしてきました。
リバー「9♥」
BBからドンクオールインが飛んできました!
相手がとにかく戦いたがる癖がない限り、フォールドしましょう。
滑ったドローでブラフしてくる相手もいますが、多くの相手は毎回しっかりとストレートを見せてきます。
ここでコールするのはペイオフです。
ペイオフ⇨ベストな手を持っていないと自分が思っているのに、最終のベットにコールすること。
>>ペイオフに関する記事はこちら。

ジョナサン・リトル動画|【AA】で回避すべきの間違い③「Not Going for Thin Value」
三つ目の間違い。
「Not Going for Thin Value」
(薄い利益を取りに行かない)
こちらは二つ目の間違いとは逆に、薄い利益を取りにいかないことです。

シンバリューを取りに行く例①
UTGがオープン。
あなたはBTNで3bet。
UTGはコール。
フロップ「K♠J♠T♣」
UTGはチェック。
BTNは小さく(0.25x)ベット。
(小さくベットできる理由は、こちらにナッツアドバンテージがあるから。)
UTGはコール。
ターン「6♦」
UTGはチェック。
ここはBTNのあなたもチェックバックが妥当です。
多くの人はフロップで強い手をチェックレイズしてきます。
その時にはナッツを持っていると判断していいのですが、上手い人はフロップストレートでもチェックしてきます。
ここのBTNのチェックバックは搾取ラインではなくGTOラインです。
リバー「2♠」
ボード「K♠J♠T♣6♦2♠」
UTGはチェック。
ここで多くの低レートプレイヤーはチェックバックをする傾向にあります。
理由として、
- ♠がそろってしまったから。
- Jペアでコール何てもらえない。
という思考をしがちなのです。
ところが、それはどうでしょうか。

シンバリューを取りに行く例②
あなたはCOからオープン。
BBがコール。
フロップ「7♠6♠J♥」
COから0.7xサイズのベット。
BBはコール。
ターン「J♠」
BBはチェック。
ここは一番イヤなカードが落ちてしまいました。
ここはCOもチェックします。
ここでレイズされたら、とっても困るからです。
リバー「5♥」
BBはチェック。
ボード「7♠6♠J♥J♠5♥」
ストレートも見えるし、トリップスも見えるし、フラッシュも見えます。



ジョナサン・リトル動画|「【AA】で回避すべき3つの間違い」まとめ
まとめます。
- 「Trying to Play Tricky Preflop」⇨プリフロップ前の小細工
- 「Overplaying Marginal Made Hands」⇨マージナルハンドのオーバープレイ
- 「Not Going for Thin Value」⇨薄い利益を取りにいかない
それぞれ理由を説明できるようになりましたか?
この3つさえ回避できれば、AAが最も利益的なハンドになります。
AAは最も利益的なハンドですが、不利なときはチェックしたり、フォールドしたりしましょう。
