KKポーカー万ドルチャレンジ|ブラフキャッチの思考とは-11記事目

ポーカーの鉄強がバンクロールを管理しつつ、万ドルに到達する企画です

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バンクロール$2,500からスタートしました!

13日目に突入!

13日目の稼働
当日ハンド数677
開始BR 4,500.00
終了BR 4,260.07
当日収支-239.93
累計ハンド数17,099
今回は配信の中で、見事なブラフキャッチがあったのでそれを取り上げていきます。
鉄強がブラフキャッチをする際にはどのようなことを考えているのでしょうか。

KKポーカーチャレンジからブラフキャッチを学ぶ

あなたはこのベットにコールができるでしょうか?

3人テーブルでのシチュエーション。

BTNがオープンレイズ。
SBハンド「7♥7♣」で3ベット。
BTNコール。

フロップ「8♠9♣4♦」
SBはチェック
BTNはポット3割のベット。
SBコール。

ターン2♥「8♠9♣4♦2♥」
SBチェック。
BTNはポット6割のベット。
SBコール。

リバー8♥「8♠9♣4♦2♥8♥」
SBチェック。
BTNは約1ポットのオールイン!!

SB「7♥7♣」はコールしたのでしょうか?

オールインに対して7のポケットペア。
7ポケというマージナルなハンドでコールを選択!
一点読みをするならば、「JTs」と言っていましたが、出てきたハンドは!?
keu
「JTo」だったよ!
見事に7ポケでポットを獲得!
正確に相手のハンドを当てていました。
では、なぜこんなに正確に当てられたのでしょうか?
GTOウィザードを見ていきましょう。

GTOから推測する-プリフロップ

BTNのオープンレイズに対して、SBが参加する場合はほぼレイズが基本になります。

この画像はBTNのオープンに対してのSBのプレイを表しています。

SB

緑のコールはほぼなく、赤のレイズが基本になっています。

なので、今回のハンド「7♥7♣」も3ベットレンジに入ります。

keu
ポジションによって3ベットするハンドが違うんだね!

それをBTNはコール。

UTGやHJなどのハイポジションからの3ベットレンジよりもSBの3ベットレンジは広いので、BTNもコールする領域が広くなります。

この画像はBTNのコールレンジです。

4ベットも広めにあるのですが、ここでBTNはコールを選択。

フロップ「8♠9♣4♦」

「8♠9♣4♦」に対して、オリジナルレイザーのSB「7♥7♣」はチェックをしました。
と、ここでBBがポット3割のベット!
ここでTTさんは相手が98に絡んだハンドのドローで追っているから、そのためのベットをしたのではないかと推測します。
なので、7が勝っている可能性があるのでコール。

ターン

ターン2♥「8♠9♣4♦2♥」

2というカードはほぼラグカードです。

けれど、続けてBBはポット6割のベットを打ってきました!

その可能性のあるハンドはこちら。

青い箇所はポット111%のベットを示しています。

表からは9をもっている場合にポットベット111%を表している可能性が高くなります。

赤い箇所がポット56%のベットの個所です。

2がラグなので、フロップと同じと推測して同じくドローでベットしてきたのではないかと考えます。

なので、ポット6割ベットにSBはコール。

リバー

リバー「8♥」「8♠9♣4♦2♥8♥」

SBのチェックに対してBTNはオールインをしてきました!

3ベットポットで、フロップ3割、ターン6割と、ほぼコミットしている状態でのオールインです。

この表になります。

オールイン

この場合に怖いのは8持ちで、主に「89s」。

ここで「8♥」が落ちたことで、今まで怖いと思っていた「89s」のコンボの可能性が減ったと話していました。

あるとすれば、薄い所でTのポケットペアですが、もしプリフロップでGTOに従っているならば半分の頻度で4ベットを返すハンドなので、可能性は低いと考えます。

かつ、ターンをポット6割で打ち込んできたところで9ヒットの可能性は薄くなります。
(9ヒットはターンでポット111%ベット頻度が高い)

他には、こちらが7のポケットペアを持っていることで87sの可能性を減らしています。

このボードでバリューベットをするとしたら「8♦9♦」の1コンボが濃厚。

もしブラフで打ち切るとしたら、「JTs」。

KKポーカーのフィールドを考える

次にフィールドを考えます。

KKポーカーの200フラッシュはまだリバーでブラフオールインをする人は少ないそうです。

なので、バリューによる場合が多いので、8♦9♦という1コンボとはいえ怖さが残っています。

それでも、いつもの状況と違うのはリバーでほぼコミットしていたということ。

3ベットレンジなので、ベット額が大きくなっており、リバーのオールインは1ポット分の大きさ。

極端にオールイン額が大きい訳ではないのです。

相手から見たイメージを考える

KKポーカーで見られる3ベットの多くは、ランクが高いカードです。

AA、AK、KK、AQ、AJ、などのランクの高いハンドが想定されます。

7ポケで3ベットというのは、SBの3ベットレンジがわかっている相手しかいません。

かつ、オリジナルレイザーであるSBはフロップでチェックを選択。

「8♠9♣4♦」というフロップで8や9がヒットしていたとか、9より上のポケットペアなら、CBを打ってくるだろうと推測できます。

なので、相手の想定としてはAハイを下ろしたい気持ちでオールインをしたのではないか、とこちら側が考えることが出来るのです。

その場合AK、AJはほぼフォールド。

7ポケがオールインを受けるとした解析表はこちら。

7ポケット

リバーオールインをすることで、約半分のハンドを下すことができるという解析結果です。

7♥7♣は74%でコール。

TTさんはコールを選択して、みごとヒーローコールとなりました!

KKポーカーチャレンジでブラフキャッチで気をつけたいこと

このプレイから学べること。

  • SBの3ベットレンジを学ぶ
  • 相手がベットをしてきた理由を推測する
  • ボードを読んでオールインをするようなナッツを想像する
  • SPRを考える
  • フィールドを考える
  • 相手から見た自分のイメージを想像する
  • 相手のスタッツデータから相手がブラフをするタイプかを判断する

(SPRとは、ポット額に対する残りスタックの比率。参加者の最小スタック÷ポット)

KKポーカーでは相手のスタッツを見ることが出来ますので、この相手がブラフをする相手なのかをデータからも読み取ることが出来ます。

keu
わぁ、こんなに考えることがあるんだね!
私はこのプレイから、SBの勉強ができていないと痛感しました。
200フラッシュで差をつける場合に、SBやBBの勉強ができているかはとても大きな要素になってくるそうです。
ブラフキャッチについてはこちらもどうぞ。
ブラフキャッチ
>>ブラフキャッチの方法2選

KK万ドルチャレンジは続きます!

TTさんの万ドルチャレンジの過程はこちらの記事一覧からどうぞ。
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KKポーカーアプリでの注意事項とクラブ案内を紹介します。

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初心者はエムホールデムからスタート! ポーカーが上達した方に「KKポーカー」を紹介します。

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