ポーカーの鉄強がバンクロールを管理しつつ、万ドルに到達する企画!
万ドルチャレンジの詳細はこちら。
>>KKポーカ1万ドルチャレンジ企画
バンクロール$2,500からスタートしました!
ハンド数 4299
一日平均860ハンド
開始BR 3,650.00
終了BR 3,283.92
収支累計-366.08
累計ハンド数31,837
KKポーカー万ドルチャレンジ|プリフロップ暗記が必要な理由
ポーカー上級者はよく、レンジの下限を想像する、といいます。
それはどういうことなのかをTTさんの具体例から探っていきます。
BBコール。フロップ「2♦3♦J♠」
HJ「AA」はポット8割のベット。
BBコール。ターン「4♠」ボード「2♦3♦J♠4♠」
HJ「AA」はポット8割のベット。
BBリレイズ3倍。
HJコール。リバー「5♥」ボード「2♦3♦J♠4♠5♥」
BBチェック
HJ「AA」はストレート完成でオールイン。
BBコール。
BBは「5♣6♣」でポット獲得。
BBのコールレンジ
BBはHJのオープンに対して広く防御します。
なので、「56s」はコールレンジに入っています。

ターンBBのリレイズに対して
ターン「4♠」が落ちて、リレイズが返ってきたことに対して、バリューとしてリレイズをするハンドを考察してみます。
「65s」の2コンボ。
「2」のセット3コンボ。
「3」のセット3コンボ。
「J」のセット3コンボ。
このバリューハンド以外にも、ブラフとして♦か♠のフラッシュドロー等が存在。
これらを想定します。
リバーのハンド
リバー「5♥」ボード「2♦3♦J♠4♠5♥」
ここでHJ「AA」はストレートが完成しました!
分析結果から行くと、もしターンのセットでリレイズしていたとすれば、「5♥」は数少ないHJのアウツになります。
なので、実質怖いのは56sの2コンボのみ。
相手はリバーでチェックを選択。
それに対してHJはオールインをした、という結果です。
結果的に出てきたハンドは「5♣6♣」と想定が薄いハンドでしたが、相手の上ストレートでポットゲットならずでした。
KKポーカー|レンジの下限を想像するとは
鉄強の配信を聞いていると、ベットする時には相手レンジの強いところと弱い所の下限を想像するといいます。
今回の56sはその下限のもっとも微妙なラインの個所。
プリフロップでコンボが半分になると想定できるハンドです。
TTさんはフロップのCBでまず消せるハンドを想定して、そこからコンボ数を組み立てていくと話していました。
今回のハンドの場合は、その微妙なラインで半分のコンボがなくなる個所です。
そして、リバーのリレイズに対しては、より確率の高いセットを想定します。
GTOよりのプレイとは
GTOの分析から導かれるプレイは、同じシチュエーションに何回もあった場合に、その選択を取れば利益的になるプレイです。
なので、今回の判断は、次に同じ場面が来た場合には今回のラインを取ることで利益的になると想定されます。
相手の「56s」をピンポイントで恐れてフォールドすることは、エクスプロイトフォールドです。
しかし、これはこれで相手が読めていれば正当化されます。
正当化されるとして、相手はGTOによっていないことが読めていなければいけません。
GTO分析によれば、相手がセットやストレートを作っていたとすればリバーもベットするはずですが、ベットしませんでした。
結果的にGTOによらないプレイによって、相手は利益を得たことになります。
エクスプロイトプレイとは
ポーカーは相手の思考を読み取って、さらにそこから利益的になる行動をとるゲームです。
GTOでは最適解が示されていますが、相手がGTOに従っていると判断できた場合は、そこからエクスプロイトを考えることができます。
今回のBBが行ったとする、エクスプロイトプレイはこちら。
フロップのコール。
リバーのチェック。
KKポーカーチャレンジは続く
今回のプレイの基礎になっているのは、プリフロップレンジの想定。
HJの強いCBに対するBBコールレンジを想像して、それに対してついてくるハンドやリレイズをするハンドも想定していきます。
GTOの理解が深いからこそ、オールインを行えるし、今回はポットが取れなかったとしても相手の情報が増えました。
私はようやくプリフロップの暗記が大事だと気が付いて、なんとかプリフロップを覚えようとしています。
なので、問題集のブログ記事を作成してみました。
>>ポーカーのGTOの基礎問題集
暗記しなければ、相手のコンボ数を想定したり、レンジの下限を想定することができないと感じたからです。
コンボ数やレンジを想定することで、より自信をもってプレイすることができます。
