プリフロップの暗記が必要な理由|KKポーカーチャレンジ-17記事目

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23日~27日間の稼働
ハンド数 4299
一日平均860ハンド
開始BR 3,650.00
終了BR 3,283.92
収支累計-366.08
累計ハンド数31,837
配信がお休みだったので、稼働表をまとめました。
今回は、プリフロップの暗記が必要な理由を明確にしていきます。
鉄強がベットする時にバリューでもブラフでも、それらのレンジを想定していることがわかったからです。

KKポーカー万ドルチャレンジ|プリフロップ暗記が必要な理由

ポーカー上級者はよく、レンジの下限を想像する、といいます。

それはどういうことなのかをTTさんの具体例から探っていきます。

HJ「AA」でオープンレイズ。
BBコール。フロップ「2♦3♦J♠」
HJ「AA」はポット8割のベット。
BBコール。ターン「4♠」ボード「2♦3♦J♠4♠」
HJ「AA」はポット8割のベット。
BBリレイズ3倍。
HJコール。リバー「5♥」ボード「2♦3♦J♠4♠5♥」
BBチェック
HJ「AA」はストレート完成でオールイン。
BBコール。

BBは「5♣6♣」でポット獲得。

HJのTTさんは「AA」をクラックされてしまったのですが、なぜオールインしたかについて解説していました。
フロップ「2♦3♦J♠」のCB8割に対して相手はコール。
ターン「4♠」ボード「2♦3♦J♠4♠」でBBはポット8割に対してリレイズ。
TTさんはこの時点のナッツは「56s」だと推測します。
では、この「56s」は相手にどのくらい存在するのでしょうか?

BBのコールレンジ

BBはHJのオープンに対して広く防御します。

なので、「56s」はコールレンジに入っています。

まずこの時点の「5♣6♣」の取る道筋をGTOウィザードによって分析してみましょう。
HJの8割ベットに対して、BBはこう動きます。
56s
この時点で、56sはガットショットですが、スートがなければポット8割ベットにはフォールドします。
GTOではフロップでいくらガットショットを引いていたとしても、フロップ8割ベットには半分下りる計算。
残るは「6♠5♠」「6♦5♦」の2コンボになります。

ターンBBのリレイズに対して

ターン「4♠」が落ちて、リレイズが返ってきたことに対して、バリューとしてリレイズをするハンドを考察してみます。

「65s」の2コンボ。

「2」のセット3コンボ。

「3」のセット3コンボ。

「J」のセット3コンボ。

このバリューハンド以外にも、ブラフとして♦か♠のフラッシュドロー等が存在。

これらを想定します。

リバーのハンド

リバー「5♥」ボード「2♦3♦J♠4♠5♥」

ここでHJ「AA」はストレートが完成しました!

分析結果から行くと、もしターンのセットでリレイズしていたとすれば、「5♥」は数少ないHJのアウツになります。

なので、実質怖いのは56sの2コンボのみ

相手はリバーでチェックを選択。

それに対してHJはオールインをした、という結果です。

結果的に出てきたハンドは「5♣6♣」と想定が薄いハンドでしたが、相手の上ストレートでポットゲットならずでした。

KKポーカー|レンジの下限を想像するとは

鉄強の配信を聞いていると、ベットする時には相手レンジの強いところと弱い所の下限を想像するといいます。

今回の56sはその下限のもっとも微妙なラインの個所。

プリフロップでコンボが半分になると想定できるハンドです。

TTさんはフロップのCBでまず消せるハンドを想定して、そこからコンボ数を組み立てていくと話していました。

今回のハンドの場合は、その微妙なラインで半分のコンボがなくなる個所です。

そして、リバーのリレイズに対しては、より確率の高いセットを想定します。

GTOよりのプレイとは

GTOの分析から導かれるプレイは、同じシチュエーションに何回もあった場合に、その選択を取れば利益的になるプレイです。

なので、今回の判断は、次に同じ場面が来た場合には今回のラインを取ることで利益的になると想定されます。

相手の「56s」をピンポイントで恐れてフォールドすることは、エクスプロイトフォールドです。

しかし、これはこれで相手が読めていれば正当化されます。

正当化されるとして、相手はGTOによっていないことが読めていなければいけません。

GTO分析によれば、相手がセットやストレートを作っていたとすればリバーもベットするはずですが、ベットしませんでした。

結果的にGTOによらないプレイによって、相手は利益を得たことになります。

エクスプロイトプレイとは

ポーカーは相手の思考を読み取って、さらにそこから利益的になる行動をとるゲームです。

GTOでは最適解が示されていますが、相手がGTOに従っていると判断できた場合は、そこからエクスプロイトを考えることができます。

今回のBBが行ったとする、エクスプロイトプレイはこちら。

BBのエクスプロイトプレイ。
フロップのコール。
リバーのチェック。
どちらもGTOによれば、何度も繰り返していた場合にはマイナスになるプレイです。
しかし、相手にアジャストしたプレイだったとすれば、エクスプロイトが成功したプレイとなります。
この対戦によって、GTOが分かっている人は相手にマークをつけることもできます。
「GTOよりではなくアジャストよりなプレイをしている人」というようなマークをつけておけば、次に対戦した場合にさらに相手にアジャストできるようになります。

KKポーカーチャレンジは続く

今回のプレイの基礎になっているのは、プリフロップレンジの想定。

HJの強いCBに対するBBコールレンジを想像して、それに対してついてくるハンドやリレイズをするハンドも想定していきます。

GTOの理解が深いからこそ、オールインを行えるし、今回はポットが取れなかったとしても相手の情報が増えました。

私はようやくプリフロップの暗記が大事だと気が付いて、なんとかプリフロップを覚えようとしています。

なので、問題集のブログ記事を作成してみました。
ポーカーGTOの基礎問題
>>ポーカーのGTOの基礎問題集

暗記しなければ、相手のコンボ数を想定したり、レンジの下限を想定することができないと感じたからです。

コンボ数やレンジを想定することで、より自信をもってプレイすることができます。

そのときはポット獲得できなくても、同じ相手と対戦したときにアジャストしやすいね
TTさんの万ドルチャレンジの過程はこちらの記事一覧からどうぞ。
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>KKポーカーとは?

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