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KKポーカーチャレンジ|エクスプロイトができる段階とは
エクスプロイトとは搾取のことです。
主に下手なプレイヤーや、弱いと言われるプレイヤーから利益を奪う技がエクスプロイトです。
では、下手とか、弱いなどは何を基準に言える事なのでしょうか。
搾取されるプレイヤーはGTOに従っていないことから搾取されているのです。
なぜ従っていないと搾取されることになるのかを、ゲーム理論から考えていきます。
ゲーム理論を考える
ゲーム理論とは、それに従ってプレイすることが最適解になること。
みんながそこから離れたくないルールを言います。
具体例をあげてみます。
- 人気のあるラーメン店で列に並ぶ。
- 横断歩道は青になってから渡る。
- ジャンケンでグー・チョキ・パーをランダムに出す
- 図書館の本を期限以内に返す
それに従っていた方が利益的で、その正解(ルール)から離れたくないと思われることがゲーム理論です。
しかし、このルールに従うことが難しい、ルールに従えない場合がでてきます。
それをゲームでは弱点と言います。
最適解から外れているプレイヤーがいるから搾取しよう、というのがエクスプロイトの考え方です。
例えば、じゃんけんでグーしか出せない相手には、パーを出すことでエクスプロイトできます。

ゲーム理論を知っている人しかエクスプロイトできない!?
では、あなたはどんなときにエクスプロイトができるでしょうか。
それは、正しいルールを知っている時です。
- 赤信号なのに渡ろうとする相手に注意ができるのは、あなたが信号のルールを知っているから。
- 高速道路で速度違反をした相手から罰金をとれるのは、そのルールに社会が従っているから。
ある一定のルールを知っていて、そこからはみ出している状況に対してエクスプロイトができるのです。
つまり、ポーカーでは、ポーカーのゲーム理論(GTO)を知っていないと搾取できないのです。
では、ポーカーのGTOはどうやって知ればいいのでしょうか。
GTOを知るには
ポーカーはコンピューターによって解析が進んでいて、今ではゲーム理論もネットで調べられるようになりました。
多くはGTOウィザードや、PioSolverなどによって最適解を出すことができます。
なのでポーカーの強い人は座学を推奨しています。
座学によって、正しいルールを知るためです。
PioSolverなどのGTO計算機は2015年ほどに出てきました。
ポーカーは正しいルールを知るために、かなりの勉強量を必要とします。

KKポーカーチャレンジからエクスプロイトを2段階にしてみた
エクスプロイトはGTOを知っていた上で行うことが重要。
けれど、それだと初心者にはエクスプロイトの技法が出来そうにありません。
そんな中、それでもエクスプロイトをするために、エクスプロイトを2段階に分けてみました!
- 一般化されたエクスプロイト
- 特殊なエクスプロイト
一般化されたエクスプロイト
このエクスプロイトは、例えば「エド・ミラーのエクスプロイトポーカー」のように、一般化されたエクスプロイトに従うことです。
>>タイトな相手に勝つには
その場の空気や、規則などがあって、それを知っている場合にそのルールから外れている人を搾取する場合にそのエクスプロイトが使えます。
具体例を出してみます。
あなたの会社で髪を染めるのが禁止されていて、罰金対象だったとします。
あなたは会社のルールを知っていて、それを取り締まる規則も知っているので髪を染めた人に「正しい」注意をすることができます。
こう外れている相手がいるから、このようにすれば利益がとれる(搾取できる)、と考えます。


ポーカーは期待値がプラスになることを繰り返していくことで、利益がでることが正しい、ともいえるね。
特殊なエクスプロイト
TTさんが言う「真似しない方がよいエクスプロイト」というのは、そのときの状況にアジャストさせたエクスプロイトです。
相手のVPIPが高いし、相手のフォールド率も低い。
さっきこんなプレイをした!
その人をよく観察します。
「このルールに外れている傾向があるから、こんなことをしたら相手のミスにアジャストして利益を得られるかもしれない。」
その時々の状況を考えます。
そのときの特殊な状況があるので、一般化しずらく、そのときにしか通用していない戦略でもあるからです。
同じような状況になることが少ないかもしれませんが、「この状況に似ているかもしれない!」と知っておけばいつか応用できるかもしれません。
ポーカーはその時その時の状況にアジャスト出来ていく人が強いからです。
ここから一部の傾向だけを取り出して、同じような視察を繰り返していけば①の一般化したエクスプロイトになるのかもしれません。
KKポーカーで見られたエクスプロイト戦略
オールイン戦略
TTさんが3ベットしたレンジで相手が4ベットしてきました。
ボード「A♥7♣8♦」
4ベットした相手がチェックをしたので、オールインを返しました。
相手はフォールドしたので、ポットを獲得。
分散はかなり大きくなりますが、現代ポーカーにおいてフォールドエクイティを得る戦略は重要になってきます。
>>フォールドエクイティとは
仮に、相手は特殊ですが、そのフィールドで利益をだしていたとします。
だとしたら、その利益はそのプレイの何から出していたのかを考えます。
そのときにその要素の一つになってくるのが「気合い」かもしれません。

ポーカーは推測して、その上でそれを実行できるメンタルも必要になってきます。
どんなに知識をつけていたとしても、そのときの勝敗を決めるのは「気合い」だったりします。
相手が変なプレイをした。
そうなると、そこにゲーム理論が働かず、こちらとしてはそれを搾取する方法を自分で考えて実行するしかありません。

あなたが理解できないプレイがあったとしたら


KKポーカーチャレンジは続く
現代ポーカーの基本はGTOです。
GTOを覚えるのも難しく、さらに、そこからエクスプロイトを考える場合に、正解のプレーをするのがとても難しくなります。
また、相手が正確にGTOに従っているわけではない、というのもプレーを難しくさせる要因です。
なので、プレーをただ真似した場合に、それは正解のプレーにならないことが多くなってきます。
プレーではなくて、「思考を参考にする」という言い方があっているのかもしれません。
アジャストできる人が鉄強と言えます。
今回は、「エクスプロイトを真似しない方が良い」という理由を記事にしてみました。

KKポーカーチャレンジは続きます。