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ハンド数3,266
1日平均ハンド1088
開始BR3,028.48
終了BR2,044.64
2月累計ハンド数12,772
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KKポーカーチャレンジ|相手のレンジからベットサイズを決めよう!
ベットサイズを決めるときには、レンジと相手のハンドがどのくらい絡んでいるかを推測します。
BBコールフロップ「7♣T♦Q♦」
HJポット8割ベット
BBコールターン「9♥」ボード「7♣T♦Q♦9♥」
HJポット8割ベット
BBコール
リバー「5♣」
ボード「7♣T♦Q♦9♥5♣」
さて、リバーでHJ「K♥K♦」は大きなベットが打てるでしょうか?
①打てる
②打てない
答えは
・
・
②打てない。
TTさんはポットオーバーを打ってコールされると負けているところがたくさんあるので、ポットオーバーが打ちにくいシチュエーションだと話していました。
結果として、ポット6割ベットを打ったところ相手はフォールド。
TTさんはオールインや高めのリレイズが返ってきたらすぐにフォールドするシーンだと言っていました。

GTOウィザードで分析したターン60%ベットをされた場合のBBの動き。
BBは「オールイン15%、コール45%、フォールド40%」という動きをします。
ハンド分析から、答えをもっと明確にしていきます。
KKポーカーチャレンジ|相手のレンジをストリートごと分析
各ストリートごとにみていきます。
フロップCBに対して
フロップ「7♣T♦Q♦」のCBポット76%ベットに対して。
BBは「レイズ10%、コール32%、フォールド57%」
コールするハンド
「♦のフラッシュドロー、Qヒット、ストレートドロー、セット、2ndと3rdヒットの一部。」
BBはラージベット(76%)に対しても、ハンドが絡んでいるので4割はコールします。
ターンベット
ボード「7♣T♦Q♦9♥」
HJの「KK」はここで90%以上ラージベット(約8割ベット)が選ばれています。
そのラージベットに対して、BBはこのような反応をみせます。
BB「レイズ10%、コール50%、フォールド40%」(四捨五入)
トップヒットであっても、ウェットボードではキッカーが弱ければフォールドしています。
ここではQ6sから下のハンドはフォールド。
K持ちやJ持ちの場合にレイズを返す場面が増えます。

リバーのベット
フロップとターン8割ベットについてきたBBのレンジは、かなり強いものになっています。
リバーは「5♣」
ボード「7♣T♦Q♦9♥5♣」
リバーのカードはどちらかといえば、あまり絡まないカードです。
絡まないカードですが、BBはターンまでに役が完成している可能性があります。
ターン8割ベットにコールした相手のハンドにはどのようなものがあるでしょうか。
そして、そこからHJ「KK」はバリューベットが打てるのでしょうか?
リバーでのBBのハンドを分類してみます。
BBのハンドを分類してみる
こちらがリバーで残っているBBのレンジです。
表にしてみます。(PSB=ポットサイズベット)
確率の低い箇所は省略。カッコ内はコンボ数。
チェック | |
勝ってる | AQ(12)、フラッシュドロー、KQ(5)、KT(6)、QJ(12)、JJ、 |
負けてる | KJ(8)、QT(9)、Q9s(2)、Q7s(2)、TT(3)、T9(9)、T7s(2)、97s、95s、86s、77、75s |
相手はずっとチェックだったので、強い可能性も、弱い可能性もあります。
なので、TTさんはポット6割を打つというバリューベットを打ちました。
ターゲットはQヒットの「AQ、KQ、QJ」やJJなどです。
フラッシュドローはリバーでベットした場合にすぐにフォールドしてしまうので、バリューターゲットにはなりません。
ポット6割を打ってコールされるレンジには、Qヒットがあります。
Qヒットをバリューに、もしそれ以上ならばリレイズが選択されやすい場面なので、その場合はすぐにフォールドを選択します。
ストレートや2ペアはポット6割に対してリレイズで対抗してきやすいハンドです。
持っていたハンドから推測
TTさんは「K♦K♥」を持っていました。
Kを持っていることで相手の「KJ」のストレートメイドのコンボ数を減らしています。
リバーでポットオーバーをベットしていたら?
HJ「K♦K♥」でリバーでオーバーベットをしていた場合はどうなっていたでしょうか?
「オールイン10%、コール30%、フォールド60%」
バリューターゲットにしていたAQやKQなどはフォールドしてしまいます。
なので、ポットオーバーを打っても利益にはならない、ということが明確に言えます。
KKポーカーチャレンジは続く
「KK」はGTOウィザードではチェックが選ばれている場面ですが、明確にバリューターゲットを意識できていれば、ベットは肯定されます。
KKポーカーの100nlでは、GTO通りではないプレイヤーも多いので、相手にアジャストしていきます。
