リンパーをクラッシュする方法5選|Jonathan LittleのYouTube動画まとめ

このブログではJonathan Little(ジョナサン・リトル)のYouTube動画を紹介してきました。

前回9回目「When to DEFEND Your BIG BLIND In Poker!」
>>ビックブラインドを守る方法!

今回はジョナサン・リトルのYouTube動画紹介の第10弾!

「5Tips To Crush Limpers」
リンパーをクラッシュする方法5選

参考にした動画はこちら。

要点を翻訳する形でまとめました。
(ブログということでわかりやすさを重視しますので、そのままを理解したい人は動画をご覧ください。)
リンパーをクラッシュする方法5選はこちら。
  1. リンパーの戦略を探し出す
    「Figure out the initial limper’s strategy」
  2. 大きなペアや大きな役でレイズ
    「Raise with big pairs and big cards」
  3. インプライドオッズが良いハンドでコール
    「Call with implied odds hands…」
  4. オフスートのゴミ手でプレイしない
    「DO not play junky offsuit hands」
  5. 罠が疑われる場合はレイズしない
    「Rarely raise if suspect a trap」

(※私がまとめた感想では、エクスプロイトプレイによっているかもしれません。
こういう方法がある、というように読んでみて下さい。)

SB以外からのリンプはGTOウィザードで分析が難しい!

リンパーをクラッシュする方法①リンパーの戦略を探し出そう

リンパーの戦略

  • straightforward(率直、簡単)
    ⇨フロップが見たくてリンプ
    ・タイト
    ・ルース
    ・よりルース
  • tricky(トリッキー)
    ⇨スロープレイをするためにリンプ
    プレミアムハンドなどでリンプ

straightforward(率直、簡単、直截)

多くのリンパーは簡単なレンジstraightforward ranges)を持っています。

「これ!」というレンジはなくて、「なんとなく」レイズするには物足りない…といったようなレンジです。

タイトだったらKQo・AJoとか普段レイズするのもリンプしちゃうし、ルーズならA6oとかスーテッドならなんでもリンプに入って来る!?

あなたは普段のポジションから入るレンジでプレイするようにして、そのラインからはみ出すのはやめましょう。

具体的なレンジに関しては、こちらの動画を参考に見ていきます。

リンパーはいつも同じようなレンジとは限りません。
彼らもポジションや戦略によってレンジを変えています。
なので、おおよその感覚として以後のレンジをみて下さい。

タイトプレイヤー

一般的なタイトプレイヤーのレンジはこちら。

タイトプレイヤーはたびたび青色の部分でリンプします。

タイト

黄色のプレミアハンドの部分ではレイズオープンしています。

ルースプレイヤー

一般的なルースプレイヤーのレンジはこちら。

ルースプレイヤーは青色の部分でたびたびリンプします。

Aを持っていればリンプ!

よりルースなプレイヤー

よりルースなプレイヤーはレイズオープンの率も高めです。

もし相手のVPIP率(参加率)が分かる場合には、率が高くなっているのですぐにわかるかもしれません。

これらのタイプのプレイヤーの多くは、フロップがみたくてリンプします。

次に紹介するタイプは、これらのタイプとは戦略が違ってきます。

tricky(トリッキー)

トリッキーなレンジでリンプするプレイヤーの目的は、スロープレイです。

スロープレイ⇨自分が強い役をもっているけれどレイズやベットをしないこと
>>スロープレイとは

リンプする戦略が違うんだね!

さきほどのリンパーとは反対に、プレミアムハンドでのリンプです。

早いポジションからリンプする傾向があります。

彼らにたいしてのレイズは堅くしましょう。

リンプからのリレイズはとても恐ろしいからです。

AAやKKが出てくる!?

あなたがブロッカーをもっているハンドでレイズするのはまだ良いです。
(例えば、ATo、AK、AQなど)

それでも、ブロッカーを持っていたとしても、相手がフォールドしない相手ならばレイズしない方が得策です

特に、あなたがインプライドオッズを持っている手ではレイズはしないで下さい。
(後でインプライドオッズを持つハンドを具体的にみていきます。)

リンパーの戦略をまずは見極めよう!
動画ではジョナサン・リトルがポーカーの大会でトリッキーハンドでリンプしてきた相手のエピソードを語っていました。
キャッシュゲームよりもトーナメントなどで「トリッキーな戦略」に出会うかもしれません。

リンパーをクラッシュする方法②プリフロップでレイズ

大きなペアや大きなカードでレイズする。

リンパーに対して、あなたはリニアレンジ(ベストハンドで構成されているレンジ)のハンドでレイズしましょう。

レイズするサイズ例

リンパーに対してレイズは4bbほどがいいといわれています。

3betをする場合と同様に考えます。

「レイズする額=3×(last bet)+ポット額+α」

オンラインでよくあるシチュエーションだと、BB1bb、SB0.5bb、リンプなので1bb。

「レイズする額=3×1+1+0.5=4.5bb」。

レイズにコールするリンパーの手

リンパーのレンジを見てみましょう。

「ジャンキーなビッグカードが多い」と動画では述べられています。

ジャンキーなビックカード⇨スーテッドではない「KJo、AJo、ATo、KQo」など。

これらのハンドはスーテッドではないのでそこまで強くないのですが、リンパーはこちらからのベットによくコールします。

これって、3betに対してフォールドしなきゃいけないハンド群だね!
>>3betで受けられるレンジ

タイトなリンパー、ルースなリンパーとリンパーの属性がわかっている場合は相手に合わせてレイズしましょう。

ルースな相手に対しては「AJ」がプレミアムハンドになるけれど、タイトな相手にたいしては「AJ」はマージナルなハンドになってしまいます。

スロープレイはしない

あなたはフロップで「ジャンキーなビッグカード」に勝っているとき、スロープレイはしないで下さい。

リンパーがコーリングステーションやフィッシュだった場合、彼らはフォールドできません。

早い段階でバリューを取りに行った方が得策なのです。
(※ただし、マルチウェイや相手のタイプによってはスロープレイが有効な場合もあり。)

そして、リンパーに「ジャンキーなビッグカード」が多いことの対策もあります。

リンパー対策として「レイズしない」

動画ではあなたはいつものレンジでいつでもこのような「レイズをしなくてもいい」と述べられています。

えっ、オープンするからにはレイズして参加しなきゃいけないんだと思ってた!

ここで述べられているのは大きなペアや大きな数字で構成されたリニアレンジ(ベストハンド)でのレイズが推奨されています。

リンパーの「AJo」に「AK」でレイズすることがあっても、「インプライドオッズのあるハンド」ではレイズをしなくてもいいのです。

じゃあ、ちょっと弱めな手はフォールド?
ちょっと弱めな手(インプライドオッズのあるハンド)で、あなたもリンプしましょう!
えっ!?(次の段落へ)

リンパーをクラッシュする方法③インプライドオッズのある手でリンプする

インプライドオッズが良いハンドでコールする。

「ジャンキーなビッグカード」に対してあなたはスートぞろいのA、スートぞろいのコネクトハンド、スモールペアでコールしましょう。

88やA9sのようなハンドは、本当にフロップが見たいハンドです。

リンパーに対して絶対レイズしなさい、というような考えは20年くらい前に書かれた本の内容です。

ポーカーは常に進歩している…

あなたはプレイ可能なハンドでレイズしなきゃ、と思う必要はありません。

さらに、簡単にリンプするプレイヤーはそこまでよいハンドを持っているわけではないので、レイズも少なめです。

例えば、フロップでリンパーのQJoのトップヒットに負けていても、あなたはナッツになる可能性のあるハンドをプレイすることができます。

トップヒットに対して役を作っている場合、インプライドオッズが高くなります。

さらに相手がコーリングステーションだったら、利益がもっと上がるね!
フロップが見たくてリンプをする、という戦略をこちらもとります。
また、トリッキーなリンパーの戦略は、誰かがレイズを仕掛けてくるという前提でリンプしていることがありますので、大きくレイズされることを望んでいたりもします。
レクリエーショナルプレイヤーへのエクスプロイトにも応用できる考え方だね!
>>レクをエクスプロイトする4つの方法
ただし、この方法で気をつけなければいけないのは、コールするハンドです。

リンパーをクラッシュする方法④オフスートでプレイしない

オフスートのゴミ手でプレイしない。

相手がリンプするようなA6o、K8o、T9oといったマージナルなオフスートハンドはポジションによってフォールドしましょう。

早いポジションやミドルポジションからは特にフォールドです。

それらは単によくありません。

あなたもリンプすることでマルチウェイになりやすいので、そうなった場合にプレイが難しいからです。

Aヒットだけどキッカーで負けてる、とかありそう!
マルチウェイの場合は、一番初めにリンプした人が「straightforwardタイプ・トリッキータイプ」のどちらなのかは判断しておきましょう。
トリッキータイプならば、ボードにでているトップヒットでも負けている可能性があるからです。

あなたがオープンレイズする場合、「A6oのBTNでレイズしなきゃ!」というように思う必要はありません。

T9oのみBTNからならプレイ可能ですが、プレイしやすいハンドでレイズしたりコールしたりしましょう。

リンパーがいなければオープンするハンドも、無理にオープンしなくても良いと割り切りましょう。

AKoとかAQoとかも、コールしてプレイするよりは4betにまわりやすいハンドだね!

罠が疑われる場合

罠が疑われる場合はレイズしない。

罠が疑われる場合はレイズしないで下さい。

プレミアムハンドやインプライドオッズを含んだハンドは罠です。

それらはリンプに隠れやすいことを覚えておいて下さい。

VPIP(参加率)が低い相手がリンプ!?私はブロッカーを持ってない…

何人かの人は、トラップを仕掛けてきます。

そして、リンプの際にはレーキも考慮しましょう。

参考になるのはこちら。
>>BBを守る方法5選

BBを守る方法でも、レーキが高い場合はよりBBをディフェンスしません。

リンパーをクラッシュする実践編

リンパーをクラッシュする内容の動画は続編が出ています。

ブログでは主に参考にした動画は2年前のものですが、こちらは最近のものです。
>>「How To Crush limpers in small stakes CASH games!」

リンパーをクラッシュする方法はエクスプロイトによっているので、実際のプレイから学ぶことができます。

最近のものであっても、2年前のものであっても内容は変わっていない印象です。

リンパーをクラッシュする方法5選まとめ

  1. リンパーの戦略を探し出す
    straightforwardタイプか、トリッキータイプか。
  2. 大きなペアや大きな役でレイズ
    弱いレンジに対してベットする。
  3. インプライドオッズが良いハンドでコール
    インプライドオッズが良いハンド⇨ナッツになるような手
  4. オフスートのゴミ手でプレイしない
    マルチウェイになっても難しくない手でプレイをする。
  5. 罠が疑われる場合はレイズしない
    トリッキータイプや、ポジションの早いところからのリンプ
リンパー対策をしておけば安心だね!
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