テキサスホールデムでは専門用語が数多くあります。
今回はアウツを説明します。

専門用語がたくさんあるから、ちょっとずつ覚えていこう!
テキサスホールデムのアウツとは?
強力なハンドを成功させるのに引けばよいカードのことをアウツといいます。
例えば、「♥♥♥♥」とハートが4枚のときのアウツは残りの「♥」9枚のこと。
他にも「3456」と数字が並んでいたときのアウツは「2」4枚、「7」4枚のことです。
実際には他のプレイヤーもカードを2枚ずつ持っているのですが、それは計算には入れません。
あなたが目に見えているカードで数えます。
ボードに「♥♥♦」であなたのハンドが「♥♥」だった場合に、ここに見えているのは♥が4つ。
トランプ全体で♥の枚数は13枚。
その内の4枚が見えているので、13-4=9。
この見えていない♥の数、ここでは9枚があなたのアウツということになります。
アウツから確率をだす計算式
アウツを引くポーカーの簡単な確率計算式、「2倍と4倍の法則」があります。
ターンでアウツを引く確率⇨アウツ×2(%)
リバーまでにアウツを引く確率⇨アウツ×4(%)
(アウツ枚数が増えるにつれて誤差が生じてきます)
リバーまでにアウツを引く確率⇨アウツ×4(%)
(アウツ枚数が増えるにつれて誤差が生じてきます)

アウツが9枚だと約18%の確率だね!
テキサスホールデムの主なアウツの枚数
後1枚、場合によっては2枚くれば強い役がつくれる!
そんな状況は多いもの。
その用語と主なアウツ枚数を紹介します。
役 | アウツ枚数 |
フラッシュドロー (後1枚の同じスーツでフラッシュが完成) |
9枚 |
オープンエンドストレートドロー (「3456」など前後に揃えばよい数字がある) |
8枚 |
ガットショットストレートドロー (「3567」など中間に揃えばよい数字がある) |
4枚 |
トリップス (3枚の同じランクのカード「555」など) |
2枚 |

後1枚で強力な役!
ここで2倍4倍の法則を使っていけば、次にストレートが揃う確率は約16%、といったように計算。
ここでは一つの役にして表にしましたが、実はフラッシュとストレートの混合など、実際にはもっとアウツ枚数があります。
例えば、ストレートとフラッシュが混合していた場合。
オープンエンドストレートドロー+フラッシュドロー=15枚(スーツ被りもあるため9+8=17ではない)
ガットショットストレートドロー+フラッシュドロー=12枚
アウツは複合します。
とはいえ、強い役が作れなくてもあなたがAを持っていた場合に(Aのアウツ3枚)、Aのツーペアだけでもなかなか強い手になりますね。

アウツを数えていって14枚を超えると、リバーまでに出てくる確率が50%以上になるよ!
アウツを考える状況
アウツを考える時はどんな状況かを再現してみます。
あなたはBBでハンドは「9♠8♠」
UTGの2bbのオープンレイズを受けます。(SB100、BB200)
他の人はフォールド。
あなたはそれにコールしました。
ここでポットサイズが900ドル。
フロップ「A♦T♠7♠」
UTGは次に1ポッド(900ドル)をベットしてきました。
あなたは役ができていないので考えます。
「T987のオープンエンドストレートドローとフラッシュドローでアウツは15枚。
これはリバーまでに強力な役が揃う確率が約60%だから受けよう!」
このように論理的に考えて受けることができました。
UTGの2bbのオープンレイズを受けます。(SB100、BB200)
他の人はフォールド。
あなたはそれにコールしました。
ここでポットサイズが900ドル。
フロップ「A♦T♠7♠」
UTGは次に1ポッド(900ドル)をベットしてきました。
あなたは役ができていないので考えます。
「T987のオープンエンドストレートドローとフラッシュドローでアウツは15枚。
これはリバーまでに強力な役が揃う確率が約60%だから受けよう!」
このように論理的に考えて受けることができました。
このようにアウツで相手のベットを受けるかどうかという判断基準になります。
このアウツと必要期待値計算を考えた具体例を次に続けます。
リバーで出てきたのは「4♦」
「A♦T♠7♠4♦」
さらに相手はまた1ポッド(2700ドル)かけてきました。
次のアウツ枚数はかわらずに15枚なのですが、今度は金額のプレッシャーがあなたを襲います。
「これを外したらほとんど手元に残らなくなってしまう!」
ここで出てくるのがオッズの期待値計算(何ドルかけたら何ドル返って来るか)です。
1ポッドの場合。
コール1ポット。
コールした後のポットサイズは3ポット。
1÷3=33.333%
3回に1回成功すれば利益がでる計算です。
リバーだけでみたアウツ枚数からの成功確率は約30%(枚数が一枚減るので30%よりは確率が上)。
アウツが引ける確率とオッズ確率を考えて、あなたはコールしました。
(あなたはターンで期待値が60%だと思ってコールしていた場合は、リバーの状況も考えてのコールです。)
「A♦T♠7♠4♦」
さらに相手はまた1ポッド(2700ドル)かけてきました。
次のアウツ枚数はかわらずに15枚なのですが、今度は金額のプレッシャーがあなたを襲います。
「これを外したらほとんど手元に残らなくなってしまう!」
ここで出てくるのがオッズの期待値計算(何ドルかけたら何ドル返って来るか)です。
1ポッドの場合。
コール1ポット。
コールした後のポットサイズは3ポット。
1÷3=33.333%
3回に1回成功すれば利益がでる計算です。
リバーだけでみたアウツ枚数からの成功確率は約30%(枚数が一枚減るので30%よりは確率が上)。
アウツが引ける確率とオッズ確率を考えて、あなたはコールしました。
(あなたはターンで期待値が60%だと思ってコールしていた場合は、リバーの状況も考えてのコールです。)

アウツはあなたの役が揃っていなくて、不安な状況なときに考えることが多いかも!
テキサスホールデムでは考えることがたくさんありますが、その一つ一つをしっかりと考えられるようにしていきます。
考えることが多くなればなるほど、初心者から脱出できる、とも言われているのです。
テキサスホールデムのアウツ|まとめ
アウツとは、強力なハンドを成功させるのに引けばよいカードのこと。
上級者になってくると、アウツの考え方からさらに応用していく考え方ができるようになるそうです。

アウツは表に出来るくらいだから、自然と覚えて身についてしまいそうだね!
初めはアウツの枚数を意識して数えていくことで、状況に慣れていきましょう。