ポストフロップで避けるべき大きなミス2選|Jonathan LittleのYouTubeより

このブログではJonathan Little(ジョナサン・リトル)のYouTube動画を紹介してきました。

前回17作目「The SECRET To CRUSHING Calling Stations」
>>コーリングステーションをクラッシュする秘密

今回18作目。

「2 HUGE Postflop MISTAKES To Avoid」
ポストフロップで避けるべき大きなミス2選

参考にした動画はこちら。

勝つポーカーはおもしろいプレイや、病的なブラフのようなものをしません。

常に勝つには、対戦相手よりもミスを少なくして、強い基礎を築くことです。

テレビのポーカーショーは、長いセッションの中で、最も興奮するような面白いハンドをピックアップして見せているということを覚えておいてください。

この動画ではもっともお金を損するミス2選を教えています。

ポストフロップの大きなミス2選

  1. マージナルハンドでのオーバープレイ
    「Overplaying Marginal Made Hands」
  2. バランスを欠いたプレイ
    「Not Playing Balanced Strategies」
前回のコーリングステーション用エクスプロイトと一緒に覚えておきたい内容!
>>コーリングステーションへのエクスプロイト
このミス2選は、ジョナサン・リトルの生徒によくみられる共通したミスだと述べていました。

ポストフロップで避けるべき大きなミス①

マージナルハンドでのオーバープレイ

マージナルハンド(中程度の強さのハンド)で大きなポットを逃すのは大きな弱点です。

中程度のハンドは消極的なアクション(チェックとコールで作られるアクション)を取りましょう。

マージナルハンドでのオーバープレイの具体例

HJから「Q♠T♠」でオープン。
BBはコール。

フロップ「T♣9♥5♥」
HJは0.6xのCBを打ったところ、BBはコール。
(HJはTのトップヒット)

ターン「6♥」
ボード「T♣9♥5♥6♥」
BBはチェック。
HJは0.3xのベット。
ここでBBからレイズが返ってきました!

「6♥」はフラッシュ、2ペア、ストレートなど、とても怖いカード。
本来なら、ここはフォールドです。

コーリングステーションならば薄いバリューが取れるかもしれませんが、このプレイヤーはそうではなさそうです。

動画では比較的、BBは素直なリアクションをするプレイヤーだと述べていました。

そのプレイヤーがレイズ。

BBのレイズに対してHJはコールしてしまいました。

ターン「Q♣」
最悪なシチュエーションで、あなたは2ペアを作ってしまいました。
BBは続けて0.6xのベット。

多くの人は2ペアで喜んでコールするでしょうが、ここはフォールドしたいハンドです。

BBのハンドは「A♥8♥」でナッツでした。

あなたはアクションを決定するときはいつも、相手のレンジを想像すべきです。

彼はターンの時点でフォールドすべきでした。

レンジからすれば、ターンのベットはミスになるんだね!

GTOウィザード分析

(この段落は動画にはありません。「6MAX、100bb、general、nl500」でGTOウィザード分析からみてみます。)

HJから「Q♠T♠」でオープン。
BBがコール。

フロップ「T♣9♥5♥」
HJのCB率65%。
「Q♠T♠」はCB率55%。
0.76xベット40%、0.5xベット14%、0.33xベット2%

フロップで0.76xベットをしたとして、BBがコール。
ターン「6♥」
「T♣9♥5♥6♥」
HJのセカンドバレル率0%。

GTOウィザードからすれば、ここでベットすることはミスになります。
ターンでHJがチェックしたとします。

リバー「Q♣」
「T♣9♥5♥6♥Q♣」
リバーでBBが0.6xベットをしてきたとすると、HJ「Q♠T♠」はコール率100%。
BBが1.3xベットをしてきたとすると、HJのコール率66%。
BBがチェックしてきたとすると、HJはリバーベット率90%で0.6xサイズのベットをしても良いハンドになります。

トップペアでもターンチェック100%!

マージナルハンドで見習いたい具体例

CO「K♥7♥」オープン
BBコール

フロップ「9♠7♦4♥」
フロップのこのボードはとてもコネクトしているので、チェックでもベットでもどちらも利益的な面はあります。

ただし、強いプレイヤーと対戦しているとき、マージナルなハンドでのフロップはチェックしておきたいボード。

BBチェック、COもチェックしました。

ターン「3♠」
「9♠7♦4♥3♠」
BBは0.7xベットしてきました。
CO「K♥7♥」はセカンドヒットなのでイージーコール。

リバー「2♦」
「9♠7♦4♥3♠2♦」
BBは0.5xのベットをしてきました。

BBがトップヒットだとしたら、バリューヘビーになっているのではないかと思われるシチュエーション。
COはコール。

BBは「T♣8♣」のTハイだったので、COがポット獲得です!

これがマージナルハンドプレイの良い例です。

もしCOがフロップでベットしてレイズされていたら、リバーにいたるまでにはフォールドに追い込まれていたかもしれません。

コールとチェックがほどよいバリューを引き出した例だね!

GTOウィザード分析

CO「K♥7♥」オープン
BBコール

フロップ「9♠7♦4♥」
CO「K♥7♥」のCB率66%。
COはここでチェックを選択したとします。

ターン「3♠」
「9♠7♦4♥3♠」
BB「T♣8♣」のベット率75%。
BBが0.75xベットをした場合、CO「K♥7♥」はコール率100%。

リバー「2♦」
「9♠7♦4♥3♠2♦」
BB「T♣8♣」のベット率100%。
「0.75xベット25%、0.5xベット75%」
COは0.75xベットでも90%コールするハンドです。

このプレイラインはGTOウィザード通りのミスのないラインです。

マージナルハンドはこのようにプレイしていきましょう。

ポストフロップで避けるべき大きなミス②

バランスを欠いたプレイ
強い手と弱い手を混ぜてプレイをすることで、相手にハンドを予測されないようにしましょう。

もしあなたのプレイのバランスがとれていれば、あなたはより相手のミスを引き出すことができます。

ここ5年でポーカー人口のスキルはとてもハイレベルなものになってきました。

それでも多くの人はミスをするので、それをあなたに見破ってほしいのです。

この具体例①と具体例②のプレイを見比べてみてね!

バランスをとったプレイの具体例①

UTG「A♠K♥」オープン
BBコール。

フロップ「K♠T♣6♦」
UTG0.6xベット
BBコール。

ターン「2♦」
ここはオーバーベットを使いたいシチュエーションです。
ボードはUTGのレンジにあっていて、お互いにディープスタックだからです。

かつ、相手は少しコーリングステーション傾向です。
ここではUTGは1.2xのベット。
BBはコール。

リバー「2♠」
UTGはオールイン!
ここは簡単にオールインができるシチュエーション。

(ちなみに、このようなシチュエーションでは、バリューハンドと同じようにプレイするいくつかのブラフを見つけておく必要があります。)

BBはコールし、ハンドは「K♦J♦」でした。

UTGはポット獲得!

もしここで相手がKをフォールドしていたとしたら、彼はオーバーフォールド傾向ということになります。

そうなればあなたはブラフがしやすくなり、相手の弱点をつきやすくなります。

お互いがGTO分析通りのミスのないプレイ!

バランスをとったプレイの具体例②

①と見比べながら見てください。

CO「7♠6♠」オープン
BBコール

フロップ「K♠T♥4♣」(この数字配列は先ほどの具体例と似ています。)
COは0.3xのベット。
BBコール。

ターン「2♠」
フラッシュドローがついたので、ここでもブラフを継続します。

ここでは具体例①と同じようにCOは1.2xベットを打ちます。
さきほどと同じAKのラインで、今回はセミブラフとしてベット!

今回のプレイはブラフハンドでのプレイとなります。

BBはコール。

リバー「7♦」
リバーでCO「7♠6♠」は相手のドローハンドを打ち負かしています。
例えば、A5s、AQ、AJ、QJ。

7ヒットでショーダウンバリューがあるのでここはチェック。

もちろん、ここで何もそろわなかった場合に、COは7ハイなのでほぼブラフする傾向があります。

リバーはチェックチェックで回り、BBは「K♥J♥」だったので、今回は相手がポットを獲得です。

セミブラフでもバランスをとって、バリューと同じプレイを意識するんだね!
ちなみに、オーバーベットはスモールステークスではそこまで使用されないかもしれません。
オーバーベットは相手に合わせて使うことが推奨されると動画で述べていました。

ポストフロップで避けるべき大きなミスまとめ

ポストフロップの大きなミス2選

  • マージナルハンドでのオーバープレイ
    ⇨もっとパッシブなアクション(チェックとコール)でプレイしましょう。
  • バランスを欠いたプレイ
    ⇨あなたは強いハンドも弱いハンドも、相手に推測されないように同じようにプレイしましょう。
相手によってエクスプロイトにするのか、自分のミスを少なくするのか、バランスを考えたいね!
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