ポーカー(テキサスホールデム)では、頻繁にプリフロップ3ベットが見られるようになりました。
プリフロップ3ベットとは、誰かがオープンレイズしたとして、それに対してベットをかけること。

ポーカーのプリフロップで3ベットする理由4選
ポーカーでプリフロップ3ベットをする理由を、「エド・ミラーのエクスプロイトポーカー」から抜粋します。
主な理由は5つ。
- 自分より弱いハンドレンジに相対している時に、ポットにより多くの金が入るようにする。
- その場で即座にポットを勝ち取る。
- 下手なプレイヤーをアイソレートする。
- 相手を楽にプレイさせないようにする。
- 両極化レンジを混ぜることで、自分のハンドをわかりにくくする

プリフロップ3ベットでポットを勝ち取る
プリフロップ3ベットにおいて即座にポットを勝ち取る戦略では、自分のハンドはあまり関係ありません。
ハンドではなく「相手があなたのレイズにほとんどの手でフォールドしてくれそうだと期待できる時」にプリフロップ3ベットを行います。
例えば、タイトなプレイヤーがリンプインしてきました。
(リンプインとは、カードが2枚配られた状態で最初にレイズではなくコールすること。)
その後で他のプレイヤーがレイズオープンしたとして、さらにあなたがレイズオープンに対して3倍のレイズをしたとします。
その場合に、このタイトなリンプインしたプレイヤーはほぼ抵抗することがなくフォールドすると考えられるのです。
(注意点として、ハンドが関係ない時は3ベットフォールド率の期待値が80%を超えるプレイヤーの時に行いましょう。)
フォールド率がこれよりも低くなるにつれて、レンジを考え出します。

プリフロップでアイソレートして難しいプレイを迫る
参加率の高い相手がポットをオープンしたとします。
次にあなたの番。
このテーブルに置いて、他の人の参加率も高い場合、あなたは他の人がゲームに参加できないように3ベットします。
初めのプレイヤーとアイソレートするためです。
アイソレートとは、1対1に持ち込むこと。
参加率が高い初めの相手は、幅広いレンジでオープンしている可能性が高いのです。
なので、あなたは相手のミスをつけるように相手に挑みます。


次に弱い手もプリフロップ3ベットする理由を理由⑤の両極化レンジから説明します。
両極化レンジを混ぜる
両極化レンジとは、弱い手と強い手の両極端のレンジのことをいいます。
例えば、強い手はAAやAKやKK。
比較的弱い手は、A5s、K5sなどです。
比較的弱い手よりも、AJsやKQsの方が強いのですが、そのハンドで毎回3ベットすることはやり過ぎになってきます。




ポーカーでプリフロップ3ベットする戦略まとめ
ポーカーのプリフロップ3ベットの適正値率は6人テーブルで7%~9%になります。
ただ強いハンドを3ベットすべきという考えではなく、相手やポジションによってハンドを変化させます。
ニット相手にはフォールド戦略が効くかもしれませんし、なんでもコールする相手に対しては強いハンドで挑むことが正解だったりします。
