KKポーカーチャレンジ|プロテクションベット考察-14記事目

ポーカーの鉄強がバンクロールを管理しつつ、万ドルに到達する企画!

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バンクロール$2,500からスタートしました!

17日目に突入!

17日目の稼働
当日ハンド数 1232
開始BR 4,561.82
終了BR 4,316.72
当日収支 -245.10
累計ハンド数21,627

18日目

18日目の稼働
当日ハンド数 876
開始BR 4,457.98
終了BR 3,919.97
当日収支 -396.75
累計ハンド数22,493

BR$4.000をわったので、100nlに一度戻ります。
ポーカーは分散が大きいゲーム。

どんな鉄強でも下振れ期はくるので、しっかりと20バイインルールに従っていきます。

20バイインルールは20倍以内のスタックでプレイすること。

keu
どんなステークスにも対応していきたいね!
チャレンジ開始では順調だったので、実は100nlを2日ほどしか打っていません。
100nl攻略を試しているうちに200nlに到達していたので、また100nl戦略をたてるのもいいかもしれません。
今回は、プロテクションベットについて学んでいきます。
プロテクションベットとは、 その時点で勝っているハンドが弱いハンドに負けることを防ぐ(プロテクトする)ベットのことです。

KKポーカーチャレンジ|プロテクションベットのシーンとは

あなたはこの場面で、どのくらいのベットをしますか?

あなたはHJ。
「AKo」でオープンレイズしました。
BBがコール。ボード「T♥6♦3♣」
HJは3割のCBを打ちます。
BBがコール。

ターン「K♥」ボード「T♥6♦3♣K♥」

さて、ここであなた(HJ)はどのくらいのベットをしますか?
①ポット7割やそれ以上の大きめのベット
②チェックや3割ほどの小さめのベット

①か②を選択して、その理由もつけて下さい。
答えは
①の大きめのベットです。
GTOウィザードで見てみます。
AK
図の青色の個所がポット159%ベット。
赤色がポット76%ベット。
ピンク色がポット29%ベット。
緑色がチェック。
図から見ると、多くが青色と赤色という大きいベットで占められています。

KKポーカーチャレンジ|プロテクションベットが選ばれる理由

なぜ大きいベットが選ばれるのでしょうか。

フロップ

その主な理由は「AKo」のエクイティの脆弱性にあります。

keu
脆弱(ぜいじゃく)って弱くて逆転されちゃう、とかだね。

ボード「T♥6♦3♣」で、フロップのCBサイズが3割と小さかったため、BBは広いレンジでコールしてくると推測できます

♥か♣か♦のスーテッドをもっていればコール。

ストレートでからむハンドでもコール。

ワンペアの可能性もあります。

BBのコールレンジは広い。

それに対して、HJのレンジは狭いのです。

ターン

ターンでK♥が出ることで、HJに有利なボードになりました。

ボード「T♥6♦3♣K♥」

AKをもっていることから、ほぼこちらが勝っている状態です。

76%ベットでBBの動きがどうなるか見てみましょう。

BB
(図:ベット76%をした後のBBのアクション。
水色がフォールド、緑がチェック)

図からみると、同じハンドであっても3分の1でコールとフォールドが(34sや35s)などでは分かれています。

それは♥のフラッシュドローならコールで他のスーツならフォールドが選択されているからです。

期待値(EV)を簡略化して考察

相手にフラッシュドローでコールされても、大きめのサイズベットならばエクイティ的にはプラスになります。

具体的に簡略化して考えてみます。

フラッシュドローがターンでフラッシュになる確率は約19%。

仮にターンでポットベットだとすると約33%の確率があるとオッズコールができます。

ポット300だとして300レイズ、それにコール(300)したとすれば、ポット900を3回に1回以上ゲットできれば期待値的にプラスという考え方です。

19%の確率でフラッシュになるドローは33%を下回るのでオッズコールできません。

仮にサイズを小さめ(3割)に選んだ場合。

ポット300だとして100レイズ、それにコール(100)したとすれば、ポット500。

ポット500に対して100を出しているので、5回に1回以上ゲットできれば期待値的にプラスになるという考え方です。

20%のオッズコールならば、フラッシュドローの19%の確率に近いのでオッズコールがしやすくなります。

ベットサイズが小さめだと、フラッシュドローだけで追う場合でも十分期待値があります。

実際にポット29%ベットでは、A♥9♥、A♥8♥、A♥7♥、A♥3♥、Q♥8♥、J♥8♥など、ドローで追っていたハンドはターンでコールやリレイズが選択されていました。

ポット76%ベットではQ♥8♥、J♥8♥などはリレイズ126%ベットが97%で正しい選択になっており、難しい選択を迫られるハンドです。

そして、ポット159%ベットを受けた場合には、フラッシュドローはフォールドが選ばれやすくなります。

スートでベットサイズを選択する。

HJはAKを持っていて、♥のフラッシュドロー以外にはスケアカードが少なめなハンド。

HJの心境としては、バリューベットで相手にコールしてもらいたい心境にもなります。

では、159%ベットと76%ベットはどこで差がつくのでしょうか。

AK

先ほどの図をみてみると、AKの中でもA♥を持っている場合にベット76%が選ばれやすくなります。
(青い部分129%ベットが減り、赤い76%ベットが増えています)

それはこちらがA♥を持つことで、ベット159%でおろしていたA♥9♥、A♥8♥、A♥7♥、A♥3♥などのA♥のコンボをブロックしているからです。

その場合には159%ベットよりは76%ベットがより選ばれやすくなります。

76%ベットだとはBBのコール率約40%に対して、159%ベットはBBのコール率約27%。

76%ベットのターゲットとしてはTや6をヒットさせているハンド群です。

GTOではBBがKヒットの場合、159%ベットでもコールが選択されるのでバリューを取り逃がすことはありません。

keu
相手にKがヒットしてる場合、フラッシュドローの恐さがないからそこは期待値が良いね!

大きいサイズを打つことでフラッシュドローは下ろすことができて、かつ、Kヒットのバリューを得やすいハンドはそのままコールしてきてくれます。

なので、答えの選択肢は①の大きめのベット。

この考察はプロテクションベットの具体例かつ、ベットサイズを決める思考に役立てることができます。

KKポーカーチャレンジは続きます

ベットサイズに理由をつけることで、考えることがさらに増えていきます。

今回はスートによってベットサイズの変化を紹介しました。

なぜそのサイズのベットが選ばれるのか。

それを自分で説明ができるのか。

今回のスートによる考え方で、答えられるバリエーションが増えていきます。

keu
今までスートってフラッシュくらいにしか考えてなかった!

KKチャレンジは続きます!

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