ポーカーの鉄強がバンクロールを管理しつつ、万ドルに到達する企画!
万ドルチャレンジの詳細はこちら。
>>KKポーカ1万ドルチャレンジ企画
バンクロール$2,500からスタートしました!
17日目に突入!
当日ハンド数 1232
開始BR 4,561.82
終了BR 4,316.72
当日収支 -245.10
累計ハンド数21,627
18日目
当日ハンド数 876
開始BR 4,457.98
終了BR 3,919.97
当日収支 -396.75
累計ハンド数22,493
BR$4.000をわったので、100nlに一度戻ります。
ポーカーは分散が大きいゲーム。
どんな鉄強でも下振れ期はくるので、しっかりと20バイインルールに従っていきます。
20バイインルールは20倍以内のスタックでプレイすること。

>>KKポーカーチャレンジ100nl攻略
KKポーカーチャレンジ|プロテクションベットのシーンとは
あなたはこの場面で、どのくらいのベットをしますか?
「AKo」でオープンレイズしました。
BBがコール。ボード「T♥6♦3♣」
HJは3割のCBを打ちます。
BBがコール。
ターン「K♥」ボード「T♥6♦3♣K♥」
さて、ここであなた(HJ)はどのくらいのベットをしますか?
①ポット7割やそれ以上の大きめのベット
②チェックや3割ほどの小さめのベット

KKポーカーチャレンジ|プロテクションベットが選ばれる理由
なぜ大きいベットが選ばれるのでしょうか。
フロップ
その主な理由は「AKo」のエクイティの脆弱性にあります。

ボード「T♥6♦3♣」で、フロップのCBサイズが3割と小さかったため、BBは広いレンジでコールしてくると推測できます
♥か♣か♦のスーテッドをもっていればコール。
ストレートでからむハンドでもコール。
ワンペアの可能性もあります。
BBのコールレンジは広い。
それに対して、HJのレンジは狭いのです。
ターン
ターンでK♥が出ることで、HJに有利なボードになりました。
ボード「T♥6♦3♣K♥」
AKをもっていることから、ほぼこちらが勝っている状態です。
76%ベットでBBの動きがどうなるか見てみましょう。
(図:ベット76%をした後のBBのアクション。
水色がフォールド、緑がチェック)
図からみると、同じハンドであっても3分の1でコールとフォールドが(34sや35s)などでは分かれています。
それは♥のフラッシュドローならコールで他のスーツならフォールドが選択されているからです。
期待値(EV)を簡略化して考察
相手にフラッシュドローでコールされても、大きめのサイズベットならばエクイティ的にはプラスになります。
具体的に簡略化して考えてみます。
フラッシュドローがターンでフラッシュになる確率は約19%。
仮にターンでポットベットだとすると約33%の確率があるとオッズコールができます。
ポット300だとして300レイズ、それにコール(300)したとすれば、ポット900を3回に1回以上ゲットできれば期待値的にプラスという考え方です。
19%の確率でフラッシュになるドローは33%を下回るのでオッズコールできません。
仮にサイズを小さめ(3割)に選んだ場合。
ポット300だとして100レイズ、それにコール(100)したとすれば、ポット500。
ポット500に対して100を出しているので、5回に1回以上ゲットできれば期待値的にプラスになるという考え方です。
20%のオッズコールならば、フラッシュドローの19%の確率に近いのでオッズコールがしやすくなります。
ベットサイズが小さめだと、フラッシュドローだけで追う場合でも十分期待値があります。
実際にポット29%ベットでは、A♥9♥、A♥8♥、A♥7♥、A♥3♥、Q♥8♥、J♥8♥など、ドローで追っていたハンドはターンでコールやリレイズが選択されていました。
ポット76%ベットではQ♥8♥、J♥8♥などはリレイズ126%ベットが97%で正しい選択になっており、難しい選択を迫られるハンドです。
そして、ポット159%ベットを受けた場合には、フラッシュドローはフォールドが選ばれやすくなります。
スートでベットサイズを選択する。
HJはAKを持っていて、♥のフラッシュドロー以外にはスケアカードが少なめなハンド。
HJの心境としては、バリューベットで相手にコールしてもらいたい心境にもなります。
では、159%ベットと76%ベットはどこで差がつくのでしょうか。
先ほどの図をみてみると、AKの中でもA♥を持っている場合にベット76%が選ばれやすくなります。
(青い部分129%ベットが減り、赤い76%ベットが増えています)
それはこちらがA♥を持つことで、ベット159%でおろしていたA♥9♥、A♥8♥、A♥7♥、A♥3♥などのA♥のコンボをブロックしているからです。
その場合には159%ベットよりは76%ベットがより選ばれやすくなります。
76%ベットだとはBBのコール率約40%に対して、159%ベットはBBのコール率約27%。
76%ベットのターゲットとしてはTや6をヒットさせているハンド群です。
GTOではBBがKヒットの場合、159%ベットでもコールが選択されるのでバリューを取り逃がすことはありません。

大きいサイズを打つことでフラッシュドローは下ろすことができて、かつ、Kヒットのバリューを得やすいハンドはそのままコールしてきてくれます。
なので、答えの選択肢は①の大きめのベット。
この考察はプロテクションベットの具体例かつ、ベットサイズを決める思考に役立てることができます。
KKポーカーチャレンジは続きます
ベットサイズに理由をつけることで、考えることがさらに増えていきます。
今回はスートによってベットサイズの変化を紹介しました。
なぜそのサイズのベットが選ばれるのか。
それを自分で説明ができるのか。
今回のスートによる考え方で、答えられるバリエーションが増えていきます。

KKチャレンジは続きます!