レクをエクスプロイトする方法「4つの弱点(ディープスタック時)を知る」|ジョナサン・リトルのYouTube動画まとめ

このブログではJonathan Little(ジョナサン・リトル)のYouTube動画を紹介してきました。

前回は5回目「The TOP 3 Reasons WHY You are Losing at Poker」
>>「あなたがポーカーで負けている理由3選」

今回はジョナサン・リトルのYouTube動画紹介の第6弾!

「How To EXPLOIT Recreational Players When DEEP STACKED」
レクリエーショナルプレイヤーをエクスプロイトする(ディープスタック時)

参考にした動画はこちら。

要点を翻訳する形でまとめました。
(ブログということでわかりやすさを重視しますので、そのままを理解したい人は動画をご覧ください。)
レクとはレクリエーショナルプレイヤーの略。
レクリエーショナルプレイヤー(レク)⇨ポーカーで楽しむことを目的としてプレイしている人のこと。
(しばしばフィッシュ、コーリングステーションなどと同意語として使用される。)
>>コーリングステーションとは
対義語がレギュラープレイヤー(レグ)として使用されます。
レクとレグって、言葉が似ててわからなくなる…
レクの多くがもつ4つの弱点がこちら。
  1. プリフロップのプレミアムハンドを過大評価している
    「They overvalue premium preflop hands」
  2. 大きいベットに対して、十分なブラフキャッチができない。
    「They do not bluff catch enough」(特にトーナメント時)
  3. みんながポットに参加する
    「Multi-Way Pots」
  4. 3betに頻繁にコールする
    「Call 3-bets Too Often」
レクをエクスプロイトするもっともよい方法は、彼らが間違いを犯しやすいシチュエーションを知っておくことです。
そして、その間違いに誘導します。
タイトなプレイヤーやルーズなレクプレイヤーの弱点を見つけることはそれほど難しくはありません。
あなたの対戦相手が何をしようとしているのかを理解し、それに対して調整していきましょう。
自分の弱点とも照らし合わせられるかも!
あえて自分が当てはまっているかも…というような見出しにしてみました。

レクはプレミアハンドを過大評価しすぎる

プリフロップのプレミアムハンドを過大評価している
「They overvalue premium preflop hands」

プレミアハンドはそこまで頻繁に配られないので、レクは怖いボードでもプレミアハンドを下りてはいけないと考えています。

「AA」はトップヒットだし、なかなか降りられない…

そんなレクへのあなたのゴールは、「AA」を打ち負かすことができる手をフロップで作ることです。

フロップで「AA」をクラッシュしたらジオメトリックサイズを意識する

相手が「AA」などのプレミアハンドを持っていると見抜いて、クラッシュするような手を作ったら大きく賭けていきましょう。

フロップでナッツを手にしたとき、スタックをすべて入れるようなプランを組み立てます。
>>ジオメトリックサイズとは

フロップでのスロープレイは禁物

ターンやリバーで多くを稼ごうとスロープレイをすると、スートが3枚落ちたり、スケアカードが落ちてしまったりと度々引き分けのようなシチュエーションに持ち込まれてしまいます。

時と場合によりますが、かえって相手がコールしにくくなったり、あなたがポットを膨らませにくいシチュエーションになることがあります。

ナッツを持っているような演技はしない

彼らはおびえるので、ナッツをもっているような演出はしないようにしましょう。

かえって、レクが「AA」を持っていると思ったら、トップペアでのレイズ・セカンドキッカートップペアでのレイズ・サードペアでもチェックレイズは禁物です。

彼らはブラフキャッチャーになり、少し怖いボードでもコールしてきます。

レクから抜け出す方法はこちら。
>>「AA」で回避すべき3つの間違い。

レグになるには、レクじゃなくなればいいんだね!

レクは長時間ポーカーを楽しみたい

大きいベットに対して、十分なブラフキャッチができない。
「They do not bluff catch enough」(特にトーナメント時)

多くのレクリエーショナルプレイヤーは長時間プレイすることを望みます。

早い段階で帰りたくないとおもっています。

だって、せっかく遠くから来たのに…楽しみたい!

特にトーナメントでは巨大なプレッシャーをかけることができます。

彼らがトーナメントの初期で敗退したくないと思われる時はいつでも、大きなブラフをしかけていくべきです。

多くのプレイヤーは再エントリーを申し込みません。

大きな金額のトーナメントでは、レクリエーショナルプレイヤーでなくても、プレッシャーを感じています。

相手にプレッシャーマークを適用することもできます。

スタックの半分ではなく、全てをいれられるように大きなプレッシャーをかけて下さい。

プレッシャーをかける具体例

例えば、UTGのオープンに7は少ないので、7が必要なボードで大きく賭けるなどです。

このボード、7があればストレートだけど相手のレンジに7はなさそう!

対戦相手が頻繁にフォールドする場所を探して、ポットが獲得できるようにしてください。

彼らのレンジがキャップ(強さが制限)されている場所を探してください。

さらに、あなたのレンジがナッツをもっている場所も。

トーナメントの2日目は特に、一日目で多くのチップを獲得していることをみんなに自慢しているかもしれません。

そんな彼らの嫌がるのは、すぐに敗退してしまうことです。

参加者の心理をつくんだね!

レクはマルチウェイになりやすい

みんながポットに参加する
「Multi-Way Pots」

多くの対戦相手はワンペアを過大評価して、広くマルチウェイポットをコールします。

もしあなたが強いハンドを持っていなければ、だれかが持っています。

もしだれかがポットにお金をいれたがっているならば、その人は明らかに強い手を持っています。

ローステークスほどマルチウェイになるイメージがある!

ジョナサン・リトルはマルチウェイポット戦略の動画をいくつかあげています。

例えば、「T♥8♥」のマルチウェイポットでチェックレイズをする動画はこちら。
>>「POWER Poker in a Multi-Way Pot」

マルチウェイポットでのトップセット戦略動画はこちら。
>>「Top Set in a Multi-Way Pot」

その各シーンによって、マルチウェイポットを学んでいきましょう。

ちなみに、エド・ミラーもマルチウェイポット戦略について触れていたよ
>>マルチウェイポット戦略(エド・ミラーのポーカースクール参照)

よく遭遇しやすいシチュエーションを勉強しておくことが、レクに対するエクスプロイトの応用にもなります。

レクは3betに頻繁にコールする

3betに頻繁にコールする
「Call 3-bets Too Often」

レクはフロップをミスした場合、簡単にcbにフォールドします。

もし彼らが上手にプレイする場合は、そのハンドがヒットしている可能性が高いのです。(多少のブラフを含みます)

そして、レクに対してはレンジを広く見積もりましょう

コールレンジにないハンドでナッツ作られてた…とかはあるある!

3ベット戦略についてはこちらのブログ記事を参照にしてください。
>>3betポット戦略の3つのヒント

レクはたびたびコールしますが、その場合にドミネイトしていてこちらが勝っていることもあります。

そのような場面では小さなベットを多用することで利益を得ます。

3betにコールするレンジを覚えておかないと、レクってことか…
>>3betにコールできるハンド

レクの「4つの弱点」まとめ

レクリエーショナルプレイヤーとやるときに遭遇しやすい4つの弱点をまとめました。

  1. プリフロップのプレミアムハンドを過大評価している
  2. 大きいベットに対して、十分なブラフキャッチができない。(特にトーナメント時)
  3. みんながポットに参加する
  4. 3betに頻繁にコールする

レクリエーショナルプレイヤータイプによって、タイトだったりルーズだったりしますが、遭遇しやすいシチュエーションをまとめました。

それぞれに対策を考えておくと、レクをエクスプロイトしやすくなります。

反対に、自分がレクでなくなるには、それらの対処法を覚えるという意味にも取れます。

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