スモールステークスプレイヤーがやってしまう5つのミス|ジョナサン・リトルのYouTube動画から紹介

このブログではJonathan Little(ジョナサン・リトル)のYouTube動画を紹介してきました。

前回13作目は「Equity & Pot Odds Explained」
>>エクイティとポットオッズの話

今回は14作目。

「5 Big Small Stakes Cash Game Mistakes」
スモールステークスプレイヤーがやってしまう5つのミス!

少しこちらと似た内容になってくるかもしれません。
>>あなたがポーカーで負けている理由3選。

まずはスモールステークスの攻略!

参考にした動画はこちら。

スモールステークスプレイヤーの5つのミス。
  1. 対戦相手の戦略がわかっていない。
    「Not figuring out your opponents’ strategies」
  2. 対戦相手にアドバンテージがとれていない。
    「Not taking advantage of your opponents」
  3. テーブルを離れて勉強していない。
    「Not studying away from the tale」
  4. あなたの弱点を修正しない。
    「Not fixing your leaks」
  5. 十分なバンクロールを維持していない。
    「Not keeping an adequate bankroll」

①②、③④⑤と段落を区切って説明していきます。

スモールステークスプレイヤーのミス|相手の戦略と相手へのアジャスト

対戦相手の戦略がわかっていない

ポーカーは持っているハンドだけでプレイしてはいけません。

単純なシステムにただ従うだけですぐに利益を得られると思わないでください。

もっと注意してポーカーテーブルを見てください。

多くの人はテレビを見たり、スマホを見たりして注意を払っていません。

忘れがちだけど、基礎の基礎だね!

対戦相手にアドバンテージがとれていない

対戦相手が正しくないプレイをしていると気が付いているのに、それを攻略する方法やアジャストすることをあなたは恐れています。

あなたはアジャストすべきです。

あなたは間違いをみつけたら、ミスに対して何をしたらいいのかを見つけるべきです。

そうそう、アジャストが難しい…
動画では相手の戦略を想定しつつ、アジャストする方法の具体例をあげています。

アジャストの具体例

8人テーブルでUTG+2のプレイヤーがオープン。

あなたはHJで「T♠T♥」でコール。

BTNとBBもコールしてきました。

フロップ「A♣A♠J♣」。

UTG+2,HJ、BTN、BBのすべてのプレイヤーがチェック。

ターン「T♦」。

この時点であなたはフルハウスが完成!

HJが負けているハンドは「AA、AJ、AT、JJ」のみなので、かなり強いハンドです。

UTG+2が0.3xのベット。

フロップチェックから、UTG+2が小さくベットしているということは、UTG+2はマージナルよりなハンドだとまずは仮説を立てます。

例えば、「KK、AX(トリップス)、KJ(ストレートドロー)」。

あなたはフルハウスで相手より強いハンドだと推測したので、ここは相手のベットの3倍のレイズをしました。

あなたがレイズを選択すると、その後のBTNはコールを選択。(BBはフォールド)

BTNのスナップコールに関しても、戦略とアジャストを考えていきます。

BTNはかなり強いハンドだと推測できます。

なぜなら、HJのレイズに対してコールしたということは、少なくともAのトリップス以上のハンドを想定してコールしなければいけないからです。

ストレートかそれ以上の強さはありそう!
BTNのスナップコールにもかかわらず、こちらのリレイズにUTGは2倍のリリレイズをしてきました。

UTG+2のハンド推測

ここには正解はありません。

UTG+2がどんなプレイヤーなのかを推測してアジャストしていきます。

ニット(堅い)プレイヤーなら、リレイズを受けてフォールドしているでしょう。(BTNはUTG+2のリレイズを受けてフォールド)

超ニットならば、JJやATなどのナッツをスロープレイしているかもしれません。

強いプレイヤーでマージナルよりなハンドを持っているならばチェックを選択するはず。

あなたはどのみちナッツ級に近いハンドを持っています。

今までの推測だと、相手はアグレッシブよりだと評価しているので、ここではコールを選択。

推測だとUTG+2のハンドは「KQ」です。

リバー「7♣」

UTGはオールインを仕掛けてきました!

♣が3枚そろったので、フラッシュ完成の可能性もあります。

ここはイージーコール

推測では相手はマニアック(アグレッシブ)なプレイヤーだと判断しているので、イージーコールと判断しました。

マニアックプレイヤーはブラフが入ってきます。

あなたはターンの時点でAヒットやJヒットであっても、マニアックプレイヤーに対してコールしたのならば、リバーもコールする必要がでてきます。

ただし、相手が超ニットとわかっているならば、フォールドに傾くこともあるかもしれません。

フロップのチェック(オリジナルレイザー側は「AAJ」だとレイズが多いシチュエーション)や、レイズに対してのリレイズとか、相手の戦略やタイプ判断が役に立つね!

ちなみに、プリフロップに関して「TT」は堅い相手(リニアレンジ)に関しては3betしないほうが良いのではないかと動画では述べています。

【実際にGTOウィザードで「6Max nl500 100bb general」で「UTGvsBTN」を見てみます。UTGオープンに対してBTNは「TT」を「35%3bet、65%コール」です。】

  • UTG+2の戦略⇨マニアック
  • マニアックに対するアジャスト⇨コールとレイズ
  • BTNは強めのハンドをスナップコール⇨タイトプレイヤー

このように相手からあなたの戦略を考えることができます。

超ニットとわかっているなら、相手のベットにレイズしないという選択肢もでてくるね!

スモールステークスプレイヤーのミス|座学とバンクロール

座学

テーブルを離れて勉強していない。

もしあなたがポーカーだけをしているとしたら、成功することはできません。

あなたはプレイ以外も多くの時間を勉強に充てるべきです。

特にあなたが勝つことに苦戦しているようなら、勉強する時間を割くべきです。

ここも基本だね!

弱点の修正

あなたの弱点を修正しない。

多くのプレイヤーは、その周りのプレイヤーのプレイを模倣しています。

けれど、もし対戦相手がスモールステークスを乗り越えていないならば、なぜあなたはそのモデルに従うのですか?

対戦相手はティルトしますが、あなたはティルトしなくてもいいのと同じです。

マニアック(アグレッシブ)プレイヤーが「TT」であなたの「AJ」から多くのお金を勝ち取ったとしても、ときどきあなたは勝って、ときどき負けることを受け入れてください。

マイクロステークスにいるからといって、その周りのプレイを真似ることはしなくていいってことだね!

バンクロール

十分なバンクロールを維持していない。
  • もしあなたが十分なエッジをもっていないならば、多くのバンクロール管理は収益性を持ちません。
  • もし少ないバンクロールで挑むならば、あなたは高いスキルを持っていたとしても、それらはなくなってしまいます。
  • もしあなたがバンクロールを補充できるなら、あなたはバイインを少なくしてバンクロールを管理できます。
    もし補充できるなら、あなたは10バイインのバンクロール管理が適しているでしょう。

(10バイインというのは、10倍以内のスタックでプレイするということ。
例えばスタックが4ドルならば、あなたはバンクロールを40ドル持っている必要があります。)

バンクロールチャレンジはプロでも難しい!
>>バンクロールチャレンジ

スモールステークスプレイヤー「5つのミス」まとめ

スモールステークスプレイヤーの5つのミス。
  1. 対戦相手の戦略がわかっていない⇨タイト・アグレ・レク・レグなどなど推測していく。
  2. 対戦相手にアドバンテージがとれていない⇨相手の戦略に合わせて動く。
  3. テーブルを離れて勉強していない⇨座学しよう。
  4. あなたの弱点を修正しない⇨周りに合わせることが弱点になっているかも!?
  5. 十分なバンクロールを維持していない⇨バイインを意識する。
マイクロステークスでは特に①と②の人読みが大事かも!
>>ゲーム理論の話
海外戦略
KKpokerの登録方法
詳細はこちら
KKpokerの登録方法
詳細はこちら