ポーカーのバリューベットのわかりやすい具体例|ナッツの時こそ相手のハンドを考察する理由

コーリングリフレックス(Calling Reflex):人は脊髄(せきずい)反射のようにコールしたがる。
(ポーカープロ、マイク・キャロの造語)
keu
心理学用語にありそう
コーリングリフレックスをポーカーのバリューベットの核にします。
簡略化した例題から入っていきましょう。

問題です。

あなたは8♦8♠のペアをハンドに持っていてコール。

フロップで「8♥3♥3♣」がおち、フロップでフルハウスが完成!

相手はフロップでコンティニュエーションベットを打ってきたので、あなたは安めにレイズしました。

相手はコール。

次のターンで「T♥」が落ちます。

「8♥3♥3♣T♥」

あなたはポットの4割をベットしました、がここで問題です!

このベットサイズはあっていたのでしょうか?

この問題はこちらの動画を参照にしています。
keu
ナッツクラスだから、相手についてきて欲しくて安めにベットしたけど、どうやらそれが正解じゃないみたい…
ここでは相手にポットの4割ではなくて、7割からそれ以上のベットでもついてきてくれそうだと考えられます。
それはなぜでしょうか。
この例題を元に、バリューベットを考察していきましょう。

ポーカーのバリューベット考察|なぜベットを増やすべきなのか

動画ではターンのベットを4割ではなくて7割以上にすべきだと考察しています。

それでも相手はコールしてくれる可能性が高いと考えられるのです。

理由をあげていきます。

「8♥3♥3♣T♥」のターンでポット7割以上打つ理由

動画を参考にここでは主にこの4パターンを上げていきます。

  • フラッシュになっている
  • 相手が3でトリップスをひいている
  • ポケットペアでのコール
  • 片方が♥のツーオーバーを持っている

まずはシチュエーションを確認しておきます。

相手がレイズオープンに対してあなたがコール。

相手のフロップCB(コンティニュエーションベット)に対してあなたが少額のレイズ。

そのレイズを相手はコールしています。

ここからの考察になってきます。

フラッシュでのコール

まず考えられることの一つは相手が♥のスーテッドハンドだった場合です。
スーテッドとはスート(マーク)が同じことをいいます。
>>スーテッドについての考察

まずはボードを見てみましょう。

「8♥3♥3♣T♥」

フロップで相手はCBを打ってきて、さらに、あなたの安いレイズに対してコールしています。

なぜコールしたのかを考えます。

ここでは、例えばフラッシュドローだったからコールをしたのだと仮定して考えます。

そうなると、ターンの時点でフラッシュになっているのです。

その場合、ターンのバリューベットはポットの4割では低く、ポットベットくらいならばコールするだろうと考えられます。

keu
フラッシュを引いてたら降りれないよね

トリップスを引いている場合

「8♥3♥3♣T♥」

相手がなぜフロップでのあなたのレイズに対してコールしたのか。

その理由が3のトリップスを引いていたという可能性があります。

その場合もターンでのベット4割では安く、ポットベットでもコールするのではないかと考えられます。

keu
トリップスもなかなか降りれない

ポケットペアでのコール

「8♥3♥3♣T♥」

フロップでのレイズを受けた理由として、8より上のポケットペアを持っていた可能性があります。

99、TT、JJ、QQ、KK、AA

TTでは負けてますが確率は相当低いはず。

これらのハンドではポットの7割上でもコールしたのではないかと考えられます。

さらに言えば、初めにポケットペアでコールしていて、片方が♥のスーツならば8より低いカードでもコールする可能性はあります。

keu
プレミアハンドはなかなか降りられない…

♥のスート付きツーオーバーでのコール

「8♥3♥3♣T♥」

初めのフロップでのレイズに相手はなぜコールしたのか。

ここでは、相手がツーオーバーを持っていたからフロップレイズに対してコールしたのだと考えます。

その場合に「A♥」をもっていればターンでの1ポットくらいではおりません。

さらにいえば、「A♥」でなくてもオーバーペアの片方が♥であればおりない可能性も。

keu
フラッシュでの逆転を考えちゃうね!
あなたはほぼナッツという状態にあるので、ここでは相手がコールしてくれそうなハンドを考えていきます。
「相手がフロップでレイズをコールした。」
この事実に関して、相手のハンドがターンでの大きいベットにも付いてきてくれるだろうことを推測できます。

ポーカーのバリューベットで他のパターンを考える

自分のハンドがほぼナッツであるときには、相手のハンドを考えていきます。

「AA」の場合

例えば「AA」

あなたが「AA」を持っているときにフロップで「26A」のようなドライボードだったとします。

この場合、相手がAをもっていないと考えられるので、あなたが強く打てばすぐにフォールドしてしまう可能性が!

keu
Aヒットがないのに、なかなかドライボードではコールできないね

「AK」の場合

自分のハンドが「AK」だと、相手のハンドレンジに「AA」や「KK」といったプレミアハンドの可能性が低いと言えます。

そのことを考慮にいれつつも、AKがボードでワンペア以上になる確率は約50%。

フロップでプレミアハンドの時は、相手のハンドに注意しつつプレイしたくなります。

ポーカーのバリューベットでは相手のハンドを考えよう

ポーカーは不確定要素が多々あります。

どんなに上手な人でも、配られるハンドは同じなのです。

なので、これはほぼナッツだ、というときのバリューを増やすことが勝率をUPさせていきます。

相手にコールしてもらいたくて直観的にベットを低くするのではなくて、相手のハンドを考えましょう。

考えることで、あなたの直観が間違ってくることがあるのです。

keu
勝てるだろうときこそ、バリューを考えていくんだね!
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